こんにちは。プラネット整形外科 代表院長 シン・ドンウです。
最近、糸リフトに関するコラムを掲載した後、多くのご質問をいただきました。
その中でも特に多かったのが、「私は糸リフトだけで十分でしょうか?」「フェイスリフトを受けた方がいいでしょうか?」というご質問でした。
つまり、皆さまが一番知りたいのは、「自分にはどちらの方法が合っているのか」ということではないでしょうか。
まずお伝えしたいのは、この質問には実は決まった答えがないということです。
同じ年齢で、同じようなお悩みをお持ちであっても、皮膚の状態やたるみの原因によって適した治療法はまったく異なります。
そこで今回は単純な比較ではなく、実際の患者様の症例をもとに、
「どのような方にどの治療法が適していたのか」をご紹介したいと思います。
現在、糸リフトと切開リフトのどちらを受けるべきか迷われている方は、ぜひ最後までご覧ください。
<プラネット 切開リフト Before / After>
(左)手術前
(右)切開リフト・脂肪注入(ほうれい線・口元)3か月後
目次
1.糸リフトだけで十分だったケース
2.切開リフトの方が適していたケース
3.糸リフト後に切開リフトを受ける際に知っておいていただきたいこと
1. 糸リフトだけで十分だったケース
フェイスリフトと糸リフト、どのような方にどちらが適しているのでしょうか。
私はすべての方に切開リフトをおすすめしているわけではありません。
現在のお顔の状態によっては、「糸リフトだけで十分です」とお伝えすることも少なくありません。
少し前にご来院された30代前半の患者様も、そのようなケースでした。
頬に多少のたるみはありましたが、全体的に皮膚にハリがあり、ほうれい線やフェイスラインのたるみもそれほど強くない状態でした。
このような場合は、あえて皮膚を切開するフェイスリフトまで行わなくても、糸リフトだけで十分に満足いただける変化が期待できます。

糸リフトは、たるんだ組織を糸で引き上げて固定する施術です。
*比較的若い年代の方
*まだ皮膚の弾力が残っている方
*たるみ自体がそれほど強くない方
であれば、十分なリフトアップ効果が期待できます。
そのため私は、現在のお顔の状態から見てフェイスリフトまでは必要ないと判断した場合には、無理に手術をおすすめすることはありません。
大切なのは、「とにかく大きな手術を受けること」ではなく、ご自身のお顔の状態に合った治療法を選ぶことだからです。
2. 切開リフトの方が適していたケース
一方で、糸リフトだけでは限界が明らかだった患者様もいらっしゃいました。
その患者様は、過去5年間で3回以上糸リフトを受けていました。
最初は満足されていたものの、次第に効果の持続期間が短くなり、時間が経つとフェイスラインが再び下がってしまうことを繰り返していました。
口元や深部頬脂肪(バッカルファット)の部分も、施術直後はある程度改善されるものの、しばらくするとまた元に戻るように感じていたそうです。
患者様ご本人も、「結局また元に戻ってしまう感じなんです」とおっしゃっており、初めてカウンセリングに来られた際、とても疲れたご様子だったことが印象に残っています。

実際、この患者様は皮膚のたるみがかなり進行しており、皮膚も薄くなり、脂肪量も減少していました。
さらに、皮膚とSMAS層そのもののたるみが深く進行していたため、糸で引き上げて固定するだけでは根本的な改善は難しい状態でした。
糸リフトは、余った皮膚を切除したり、組織そのものを取り除く施術ではありません。
たるんだ組織をある程度引き上げることはできますが、たるみが大きく進行している場合は、持続力に限界を感じる方が多くいらっしゃいます。

一方、フェイスリフトは余分な皮膚を直接切除し、SMAS層まで引き上げる手術であるため、より構造的で根本的な改善が可能です。
*フェイスラインや下顔面のたるみが強い方
*皮膚が大きく伸び、余剰皮膚が多い方
*深部頬脂肪(バッカルファット)や口元のたるみが目立つ方
*より確実で長期間のリフトアップ効果を希望される方
このような方であれば、満足度の高い結果が期待できます。
この患者様についても、繰り返し糸リフトを行うよりフェイスリフトの方が適していると判断し、その方向でご説明したところ、患者様も手術を決断されました。

3. 糸リフト後に切開リフトを受ける際に知っておいていただきたいこと
ただし、一つ知っておいていただきたいことがあります。
この患者様のように、糸リフトを何度も受けた後にフェイスリフトへ移行する場合、通常のフェイスリフトよりも手術の難易度が高くなることがあります。
すでに挿入されている糸の周囲には癒着が起きていることが多く、特にコグ(突起)、組織を傷つけずに取り除くこと自体が非常に難しいためです。
また、糸を除去する過程で筋膜が薄くなったり損傷を受けたりすると、手術結果にも直接影響を及ぼす可能性があります。

(実際に手術で取り除いたリフティング用の糸です。)
そのため、切開リフトを受けるクリニックを選ぶ際には、このような複雑な症例にも対応できる十分な経験があるかどうかも確認されることをおすすめします。
幸い、この患者様の手術は問題なく終了し、仕上がりにも大変ご満足いただけました。
何度も施術を受けても改善せず、精神的にも疲れていた患者様でしたが、「鏡を見るたびに気分が良いです」とおっしゃってくださり、私自身もとてもやりがいを感じた症例でした。^^
<プラネット 切開リフト Before / After>


(左)手術前
(右)切開リフト・脂肪注入(ほうれい線・口元)6か月後
今回は、糸リフトが適している方、切開リフトが適している方、そして糸リフト後に切開リフトへ移行する際の注意点についてお話ししました。
「糸リフトが良い」「フェイスリフトの方が良い」と単純に分けられる問題ではありません。
現在どの程度皮膚の弾力が残っているのか、たるみがどの層まで進行しているのか、どのくらいの持続期間を希望されるのかによって、適した方法は大きく異なります。
そのため、流行や口コミだけで判断するのではなく、フェイスリフトを専門とするクリニックで現在の状態を正確に診断してもらい、ご自身に合った方法を選択されることをおすすめします。
ご不明な点がございましたら、コメントまたはプラネット整形外科までお気軽にお問い合わせください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、プラネット整形外科 代表院長 シン・ドンウでした。












