こんにちは。
プラネット整形外科 代表院長 シン・ドンウです。
診察室にいると、さまざまな患者様のお話を伺う機会があります。
その中でも、特に長く心に残る方々がいらっしゃいます。
それは、費用を理由に別の選択をされたものの、長い時間が経ってからようやくプラネットへ来院された方々です。
実際、多くの方が切開リフトの費用を節約しようとした結果、かえってより大きな費用を支払うことになり、その後ようやくフェイスリフトを決意されます。
そこで今回は、患者様の実際のお話をもとに、リフトアップ治療を選ぶ際に注意すべきポイントについてお伝えしたいと思います。
診察室で実際によく目にするケースですので、最後までお読みいただければ、ご自身に合ったリフトアップ方法を選ぶ際の参考になると思います。
<プラネット 切開リフト ビフォーアフター>


目次
1.リフトアップ施術を繰り返すことで起こること
2.費用だけで選んだ手術が残したもの
1. リフトアップ施術を繰り返すことで起こること
まず最初にご紹介するのは、50代の患者様のお話です。
この方の一番のお悩みは、ほうれい線と**下顔面のたるみ(マリオネットライン・ブルドッグラインなど)**でした。
最初にリフトアップ治療を検討された際は、手術費用が負担に感じられたため、糸リフトを選択されました。
施術直後はある程度効果を実感されたそうです。
しかし数か月も経たないうちに再びたるみ始め、その後3~4年にわたり同じ施術を繰り返したものの、満足できる変化は得られず、最終的にフェイスリフトを決意されました。

ここからが本当の問題です。
実際に手術を行ってみると、繰り返された施術によって皮膚の下の組織やSMAS(筋膜層)が癒着しており、本来の解剖学的な層が不明瞭になっていました。
分かりやすく例えるなら、のりで貼り付いてしまった紙を想像してみてください。
本来なら1枚ずつ簡単に剥がせる紙も、一度貼り付いてしまうと剥がすのが非常に難しくなります。

組織も同じです。
施術を繰り返すほど組織同士が癒着し、剥離操作が難しくなります。
そのため、出血や神経損傷を防ぐためには、より慎重な操作が必要になります。
結果として手術時間が長くなるだけでなく、回復期間にも影響を及ぼす可能性があります。
もちろん、すべてのリフトアップ施術が手術を難しくするわけではありません。
しかし、現在の状態に対して十分な効果が期待できない施術を何度も繰り返すことは、結果的により大きな手術と、より高い費用につながる可能性があるということをお伝えしたいと思います。
<プラネット フェイスリフト ビフォーアフター>


2. 費用だけで選んだ手術が残したもの
次にご紹介するのは、再手術の患者様です。
60代後半の患者様で、一番のお悩みはほうれい線と中顔面のたるみでした。
複数の病院でカウンセリングを受けた結果、費用を抑えられるという理由からミニリフトを勧められ、手術を受けられました。
術後、全体的にはリフトアップされた印象はあったものの、最も気になっていたほうれい線は期待したほど改善されなかったそうです。
その結果、ミニリフトを受けてから2年も経たないうちに、再びフェイスリフト手術を希望され、当院へ来院されました。

<イメージ写真>
左手術前 /右手術後
ミニリフト後、期待したほどの変化が得られなかったケース
※理解を深めるために作成したイメージ画像です。
診察の結果、満足できなかった理由は明確でした。
患者様が最も改善したかったほうれい線を改善するためには、顔の内側にある中顔面まで十分に剥離する必要があります。
しかし、ミニリフトは耳の周囲を小さく切開して行う手術のため、剥離できる範囲は切開部周辺に限られます。
耳の前や頬は引き上げることができますが、それより内側に位置するほうれい線やディープチークまで十分にアプローチすることは困難です。
つまり、この患者様にとってミニリフト自体が適応ではなかったのです。

もちろん、ミニリフトが悪い手術という意味ではありません。
たるみの範囲が狭く、皮膚の弾力がまだ残っている初期段階であれば、十分に良い選択肢になります。
しかし、この患者様のようにたるみの範囲も程度も大きい場合には、それに見合った十分な剥離と矯正が必要になります。
このように、費用が安いという理由だけでご自身の状態に合わない手術を選んでしまうと、最終的には再手術を検討することになりかねません。
<プラネット 切開リフト ビフォーアフター>


(左)手術前 (右)フェイスリフト・前頬脂肪吸引・マリオネットライン脂肪吸引 1か月後
本日は、2名の患者様のケースを通して、切開リフトの費用よりも大切な基準についてお話ししました。
もちろん、費用は病院を選ぶ上で重要な要素です。
しかし、それ以上に大切なのは、
現在のお肌の状態
たるみの程度
ご自身が期待するリフトアップ効果
効果の持続期間
です。
そのため、費用だけを比較するのではなく、まずはご自身のお顔に必要な治療範囲がどこまでなのかを正確に診断してもらうことをおすすめいたします。
ご不明な点がございましたら、コメントまたはプラネット整形外科までお気軽にお問い合わせください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。^^
プラネット整形外科 代表院長 シン・ドンウでした。










