こんにちは。
プラネット整形外科 代表院長のシン・ドンウです。
切開リフトをご検討されている方は、病院によって案内される手術時間がそれぞれ異なることに気づかれたことがあるのではないでしょうか。
ある病院では「3時間で終わります」と案内される一方で、別の病院では「5~6時間かかります」と説明されることもあります。
そのため患者様としては、「時間が長いと危険なのか」「短い方が良い手術なのか」と迷われることも多いかと思います。
結論から申し上げますと、切開リフトには決まった手術時間というものはありません。
私自身も平均して約4時間ほどかかるとご案内しておりますが、患者様の状態や手術範囲、併用手術の有無によって、所要時間はいくらでも変わります。
そこで今回は、切開リフトでは実際にどの工程に時間がかかるのか、また、どのようなケースで手術時間が長くなるのかについてご説明いたします。
<プラネット プラスアップリフト 前後>
(左)手術前 /(右)プラスアップリフト 6ヶ月目
目次
1. 切開リフトの手術時間は、どの工程で長くなるのでしょうか?
2. 切開リフトの手術時間が長くなる代表的な4つのケース
1. 顔面リフトの手術時間は、どの工程で長くなるのでしょうか?
切開リフトで最も時間を要する工程は、大きく分けて剥離・止血・縫合の3つです。
まずは剥離です。
剥離とは、皮膚とその下にある組織を、それぞれの層に沿って丁寧に分離する工程のことです。
表皮・真皮・SMAS層を正確に見極めながら、一定の厚みを保って剥離しなければならないため、この工程だけでもかなりの時間を要します。

正確な層に沿って剥離することが重要です。
次に止血です。
支持靭帯(リガメント)など血管が通っている部分を剥離すると、出血が生じることがあります。
この出血を放置すると血腫という合併症につながる可能性があるため、医師は出血部位をその都度しっかり止血しながら手術を進めます。
この工程を何度も繰り返すため、自然と手術時間も長くなります。

血腫(※理解を深めるための参考画像です。)
最後に、最も時間をかけるのが縫合です。
縫合とは、切開した部位を元通りにつなぎ合わせる工程です。
組織を各層ごとに正確に合わせながら縫合することで、傷跡を最小限に抑えることができ、また、縫合ラインがどこに残るかによって仕上がりの完成度も大きく左右されます。
それだけ重要な工程であり、手術時間が長くなる主な要因の一つでもあります。
皮膚層、軟部組織、SMASをそれぞれ縫合
顔面リフトは、それぞれの工程を慎重に行う必要があるため、どうしても手術時間が長くなることがあります。
そのため、「手術時間が長いと回復も遅くなるのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
もちろん、手術時間と回復が全く無関係というわけではありません。
しかし、実際に腫れや出血の程度を左右するのは、**時間の長さではなく『剥離と止血の正確さ』**です。
正常な組織をできる限り温存しながら丁寧に手術が行われたのであれば、多少時間がかかったとしても、回復経過は良好である可能性が高いと言えます。
<プラネット 顔面リフト Before / After>

(左)手術前 (右)顔面リフト・二重あご筋肉縛り 術後6か月
2.切開リフトの手術時間が長くなる代表的な4つのケース
二重あごリフト、自分に合う施術とは?
ここまで、切開リフトで実際に時間がかかる工程についてご説明しました。
では具体的に、どのような場合に手術時間が長くなるのでしょうか。
代表的な4つのケースをご紹介します。
① 再手術の場合
初めて切開リフトを受ける方と、一度以上手術を受けたことがある方では、手術の難易度が大きく異なります。
再手術の場合は、以前の手術によってできた瘢痕組織や線維化により、本来の解剖学的構造が変化していることがあります。
そのため、変化した組織の中で神経や血管を一本一本確認しながら慎重に剥離を進めなければならず、初回手術よりも時間がかかるのは避けられません。
② 他の手術を同時に行う場合
切開リフト単独ではなく、他の手術を同時に行う場合は、当然ながら手術時間も長くなります。
代表的なものとしては、
二重あご筋肉縛り(広頚筋形成術)
脂肪移植
脂肪吸引
などがあります。
手術を一つ追加するごとに、その分の時間がそのまま加算されるとお考えいただくと分かりやすいでしょう。
③ 手術範囲が広い場合
たるみが現れる部位は患者様によって異なります。
フェイスラインだけがたるんでいる方もいれば、頬・フェイスライン・首まで全体的にたるんでいる方もいらっしゃいます。
後者の場合は、切開リフトに加えてネックリフトまで必要になることがあります。
このように手術範囲が広くなるほど、剥離しなければならない組織も増えるため、その分手術時間も長くなります。

ネックリフトが必要なケース(※理解を深めるための参考画像です。)
④ 止血に時間を要する場合
先ほどもお話ししたように、切開リフトでは出血部位をその都度確実に止血しながら進めることが非常に重要です。
手術中に血圧が変動したり、予想以上に出血が多かったりする場合には、止血が十分に行われているか何度も確認する必要があります。
こうした工程を繰り返すため、手術時間は自然と長くなります。
<プラネット整形外科 顔面リフト Before / After>

(左)手術前 (右)切開リフト・二重あご筋肉縛り 術後6か月
切開リフトの手術時間は、さまざまな要素によって左右されるため、患者様ごとに所要時間は異なります。
そのため、「何時間で終わる手術なのか」という時間だけを基準に判断するのではなく、一つひとつの工程を丁寧かつ確実に行っている医師かどうかという点に注目していただきたいと思います。
ご不明な点や、より詳しいカウンセリングをご希望の方は、どうぞお気軽にプラネット整形外科までお問い合わせください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、プラネット整形外科 代表院長 シン・ドンウでした。















