切開リフト後、鏡を見ながら不安を感じる方は本当に多くいらっしゃいます。
「顔が引っ張られすぎているように見える…」
「口元が不自然だけど大丈夫?」
「耳の周りの感覚がおかしい…」
このようなお話はカウンセリングでも非常によく伺います。そのため、術後に現れる変化を「副作用ではないか」と心配されるお気持ちは十分理解できます。
しかし実際に診察してみると、その多くは回復過程で自然に現れる正常な反応であることが少なくありません。
もちろん、すべての症状を「回復中だから大丈夫」と片付けてよいわけではありません。早急な対応が必要な本当の副作用も確かに存在します。
そこで今回は、患者様が最も混同しやすい「正常な回復過程」と「実際に注意が必要な副作用」の違いについてご説明します。
切開リフトの副作用が心配な方や、術後に現れるさまざまな症状について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。^^
<プラネットフェイスリフト術前後>

(左)手術前 (右)フェイスリフト+顔の脂肪吸引+脂肪移植(ほうれい線・口元)2か月後
目次
1.心配しなくても大丈夫です。正常な回復過程です
2.この症状が現れたら、すぐに病院へお越しください
1. 心配しなくても大丈夫です。正常な回復過程です
切開リフトは、皮膚とSMAS筋膜層を上方向へ引き上げ固定する手術です。
皮膚表面だけを扱う施術とは異なり、顔の内部構造そのものを移動させる手術であるため、回復過程ではさまざまな変化が現れることがあります。
しかし患者様にとっては初めて経験する症状であるため、「もしかしてフェイスリフトの副作用では?」と不安になることも少なくありません。
ここでは、患者様が特に不安に感じやすい代表的な3つの症状についてお話しします。
顔のつっぱり感
最もよく見られるのが、顔のつっぱり感です。
笑ったときに違和感があったり、大きく口を開けた際に硬さを感じたり、耳の周囲が引っ張られるような感覚を覚えることがあります。
これは組織が新しい位置に適応する過程で起こる反応であり、腫れが引いて組織が安定するにつれて、徐々に自然になっていくことがほとんどです。
最初は表情を作ること自体が不自然に感じられることもありますが、この時期を過ぎるとかなり楽になる方が多いため、過度に心配する必要はありません。
*イメージ例写真*
感覚の低下
感覚の鈍さも、術後によく経験される症状の一つです。
耳周辺やフェイスラインに触れた際、感覚が鈍く感じたり、皮膚の感覚が普段と異なるように感じることがあります。
これは手術の過程で皮膚の下にある細かな知覚神経が一時的に刺激を受けるためです。
感覚が完全になくなるわけではなく、一時的に鈍くなる状態であるため、過度な心配は必要ありません。
ほとんどの場合、数週間から数か月かけて徐々に回復していきます。
また回復速度には個人差がありますので、焦らず経過を見守ることが大切です。
*イメージ例写真*
左右差
最後は左右差です。
術後早期に左右の腫れ方の違いを見て驚かれる方もいらっしゃいます。
もともと人の顔は完全な左右対称ではなく、左右それぞれの組織の状態や腫れが引くスピードにも差があります。
そのため、術後に片側だけがより腫れて見えることは十分に起こり得ることです。
したがって、初期の一時的な左右差だけで、すぐに問題があると判断することはできません。
*イメージ例写真*
フェイスリフト直後に見られる一時的な左右差
2. この症状が現れたら、すぐに病院へお越しください
先ほどご説明した症状の多くは、時間とともに自然に改善していきます。
しかし、次のような症状が現れた場合は、一般的な回復過程とは言い難いため、速やかに医師の診察を受けることをおすすめします。
血腫
まず注意すべきなのが血腫です。
血腫とは、皮膚の下に出血がたまり、内部の圧力が高まった状態を指します。
フェイスリフト後には比較的重要な合併症の一つです。
術後に片側だけが硬く大きく腫れたり、皮膚の色が暗く変色したり、痛みが急激に強くなる場合には、単なる腫れではなく血腫の可能性があります。
放置すると組織の回復に悪影響を及ぼすことがあるため、このような症状が現れた場合には自己判断せず、速やかに病院を受診することが望ましいでしょう。
*イメージ例写真*
血腫によって片側の頬が硬く腫れている状態
顔面神経損傷
次に確認すべきなのが顔面神経の問題です。
顔面神経は表情筋の動きを司る神経であり、この部分に問題が生じると表情の左右差が現れることがあります。
術後直後に一時的に表情がぎこちなく見えることは珍しくありません。
しかし、回復期間がかなり経過した後も、口角が片側だけ上がらない、笑ったときに著しい左右差が続く場合には、顔面神経損傷の有無を確認する必要があります。
*イメージ例写真*
顔面神経損傷により片側の表情筋の動きが低下した状態
皮膚壊死
最後に注意深く観察すべきなのが皮膚壊死です。
皮膚壊死とは、手術部位の血流が十分に行き渡らず、皮膚組織が障害を受けた状態を指します。
手術部位の皮膚が黒っぽく赤黒く変色したり、かさぶたのように皮膚が傷んでいく感じがしたり、浸出液が続いて傷の治りが極端に遅い場合には、皮膚壊死の可能性があります。
「そのうち良くなるだろう」と自己判断せず、できるだけ早い段階で医師の診察を受けることが大切です。
<プラネット ミニプラスリフティング術前後>
(左)手術前 (右)ミニプラスリフティング+脂肪移植(ほうれい線・口元)4か月後
今回は、フェイスリフト後に見られる正常な回復過程と、実際に注意が必要な副作用についてご説明しました。
術後に現れる不快な症状がすべて副作用というわけではありません。しかし逆に、「大丈夫だろう」と思っていた症状が、実際には副作用のサインである可能性もあります。
そのため、どの症状が正常で、どの症状に注意すべきなのかを事前に知っておくことが重要です。
回復過程で不安なことがある場合は、インターネット上の口コミだけで悩まず、担当医と直接相談されることをおすすめします。
今回の記事が、フェイスリフトの副作用について不安を抱えている方々のお役に立てれば幸いです。
ご不明な点がございましたら、コメントまたはプラネットまでお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
プラネット整形外科 代表院長 シン・ドンウでした。

















