捉え後の世界(捉え暦):7ヵ月29日
原始体操開始から:8ヵ月19日
検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)
●肩・首・後頭部の折り合い
1年9ヵ月23日【新たに見つかった悪い癖】の矯正のおかげで、だいぶ肩が落ち着いてきた。やはり悪い癖のほうが「正しい」と体が覚えていたようで矯正姿勢をとると違和感や張りがかなり感じられた。それもだいぶ無くなってきた。
驚いたのは、読書中、車の運転中、食事中の咀嚼中も、軽く左肩が上がっていたのだ。いくら体操や普段から捉えていても肩が正しい位置に固定されなかったわけだ。だって捉えながらわざわざ肩を上げていたってこと。癖というのは恐ろしい。
後頭部深層筋の伸び、鳩尾深層筋の伸びに反応して、肩が外側下へ落ちるようになってきた。今までと違うのは、以前はただ肩の力が抜けただけ。今はしっかりと外に広がって落ちて所定の位置へ動く。
ここ数日だけで、確実に首が伸びた(外見)。後頭部―首―肩が十分に引き伸ばされて本来の位置に戻ってきたのだと思う。肩上げ癖との格闘がまだ多少なりとももちろんあるので肩はさほどの解放感はないが、首・後頭部はうにゅっと伸びた感があって解放感もある。
ただまだ後頭部―首―肩には開発途中によく感じる妙なねっとり感がある(伸びんるんだけど粘性がまだ強い感じ)。これはやがて薄まりスムーズになる。
●脇・肩・肘の連動運動
(図:PKGJ)
前提として、この姿勢をとってもとらなくても、肩甲骨が猫背にならずに外側斜め下方向に前鋸筋(脇)を利かせて動かせること。
正確にできると、脇・肋骨から肩甲骨が押されて開く感じになる。畳むときは脇・肋骨から肩甲骨から引っ張られるように体側に寄ってくる。
具体的には以下の赤い部分。あくまで感覚的な部分ではあるが。
(赤印:PKGJ)
赤い部分は完全に後ろではなく、もうすこし身体の側面・若干前面まで続いている。この部分周辺ということかな。
さらに、上記の図の姿勢はやめて、今度は腕を後ろに回してお尻のあたりで手を軽く組む。ここからよくある肩甲骨を中央に寄せる動きをするのだが、この時も上記の赤印の部分を起点に肩甲骨を寄せる。つまり、僧帽筋などの肩甲骨の上側・背骨側の筋肉を使わないで脇で肩甲骨を寄せる。うまくいくと脇の皮膚が肋骨に沿って後ろに巻き込まれるように動く。これまた左右の肋骨に押されるように、肩甲骨が寄る。
数回行うと、感覚的にだが肩甲骨と肋骨の間にすき間ができ浮くような感じになる。文字通り肩甲骨が剥がれた感じ。
分かることは、いかに普段から前鋸筋や広背筋主導で腕を使っていないかである。僧帽筋などの肩甲骨の背骨側・上側の筋肉が主導になっているので、そりゃ首も肩も凝るわけだ。
さらに面白いのは、肩を下げるという動作は、肩を文字通り上から押して下げるのではなく、脇あたりから引っ張り下げる動作だということである。
肩を下げておくには、脇が利いていないと下がらない。脇が利かないのは前鋸筋・広背筋が活性化しいないから。前鋸筋・広背筋が活性化しないのは、肋骨に癒着があるから。肋骨の癒着が取れないのは、骨盤と適度に引き離されていないから。
よく言われる脇を締めるとは、同時に肩が下がることを意味し、前鋸筋・広背筋が活性化するので、さらに同時に腕が胴体と繋がることを意味する。ただこの段階の大前提として、骨盤と肋骨は適切に離れていないといけない。
●中心軸の自覚
これまで中心軸が無いとできないはずの動作が色々できているので(例えば、胸・首の付け根を独立して動かす等)、身体内部には中心軸というのは存在していたはずである。
さらに言えば、背骨全体の感覚もかなりはっきりしているし、全身が統一されている感じもあるので中心軸がないとは言い難い。
もっと言えば、北京原人姿勢そのものが捉えと中心軸が無自覚ではあるが設定されている姿勢なので無いわけがない。
しかし、本当に最近までは中心軸というは曖昧であった。周辺的に、今これできるから中心軸が有る状態なんだろうな~、といった感じであった。軸そのものはよく分からなかった。
感覚の自覚というのは突然やってくる。捉えて立ち、下っ腹を軽く凹ますようにして下から鳩尾に圧力をかける。同時に後頭部―頸椎ー腰椎を通して頭の重みと肋骨自体の重みを鳩尾に上から圧力をかける。つまり、上下から鳩尾深層部に圧力をかける。外見の姿勢は反っても丸まってもいない。圧力をかけたからといって姿勢は崩れない。圧力が良い感じ凝縮されると一本上下に伸びる棒が出現する。鳩尾の奥底に棒みたいのがあってここに鳩尾の奥底を串刺す。
中心軸に乗る、といった方が感覚的には適切かな。
そうすると、今までにない脱力感(足のつま先まで)と安定性が出る。軽く体が地面が浮くような感じなるのだが、決して安定性が崩れるのではない。
もちろん内側のラインはより明確になり、捉え(股関節の感覚)もさらに明確になる。肩はまだ癖との闘いがまだ終結していないので、少し意識的に引っ張り下げる。
これは立位だが、座位でも作れるようになった。これは大きな成果である。特に感じるのは、股関節の感覚である。上半身の重みが股関節に集中して、食い込んでいるのがはっきりと分かる。
この姿勢で座ると、椅子の背には寄り掛かれず、少し前傾になる。前を大きく違うのは、無理に前傾にする必要がないこと。うーん、座り姿勢を作る必要がないと言った方が、正確かもしれん。つまり、中心軸に乗ると自然とそういう姿勢になる。
低めの中腰姿勢で試してみる。もちろん捉えていれば脚へ力みは減ることは体感していたが、中心軸に乗ると全然違う!
感覚的には低い姿勢なのに、股関節・膝・足首の力みが最大限抜けるのでユラユラする。かといって安定感がないというわけではない。なんというか、そのユラユラをコントロールできているという感じかな。
興味深いのは、中心軸は背骨がかなり関係しているはずなのだが、背骨の感覚とは少し違う、また別の次元の感覚なのである。
●肋骨の丸み
最近、胸郭そのものが丸みを帯びてきた。具体的には前だけでなく後ろにも膨らんできた。猫背という意味ではもちろんない。
以上、嘘か本当か内部からの報告でした。
始まりはいつも北京原人から。

