捉え後の世界(捉え暦):6ヵ月16日

原始体操開始から:7ヵ月6日

検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)

 

●重心移動と素振り

最初に断っておくが、自分は剣道も野球も未経験者(体育は除く)である。よって、本当かどうかは分からないが、気づいたことがあったのでメモする。

 

北京原人生活に入る前に買った仙骨操作法という本の中に【廻し打ち】という上から左右斜めに連続して振るものがあり、これを行うと仙骨が動き始め身体が整うというものである。具体的には振るときに、右側から振る場合は同時に右足を出すという同側の動きをする。

 

当時は迷走中だったので、とりあえず形からと思い木刀は無理だったので短い木刀(リンクにあるようなもの)を購入し素振りをしてみた。もちろん仙骨が動き始めたのは極最近の話で本が意図しているようにはできなかった。仙骨を締めるや踵を踏むやら云々。踏み込んだ脚にばかり負担がかかり、こりゃダメだと思いちょっとしてやめて木刀は押入れの中へ。

 

年末の片づけをしている時に、ふと木刀を発見!懐かしや~と思いながら振ってみた。

 

ん?待てよ、何だこれは?もしかして?

 

何に気づいたか。

 

それは1年8ヶ月13日【重心移動と股関節】で紹介した重心移動歩行の動きそのものが素振りの動きなのだ。

 

数回振ってみる。やっぱりそうだ。

 

解説する。

 

①木刀を上で構えて、右側に斜めに振り右足を同時出すのだが、その前に左足の股関節に重心を乗せる

 

②そうすると、右足が軽くなる右足が軽くなった時点で、振りと右足を出すことをする。この時に左股関節にあった重心を右股関節に移す

 

③左側も同様に行う。

 

④今度は斜めではなく、まっすぐ中心に振る。この場合も左右の足のどちらかを同時に出すわけだが、右足を出す場合は左股関節に重心を乗せて、右足が軽くなったと感じた時点で、振りと右足出しを同時に行い、同時に重心を右股関節に移動させる。左も同様に行う。

 

この一連の流れは【重心移動歩行】そのものなのだ。歩いていないだけ。

 

このように振ると、振りがブレないし、脚に余計な負担がかからなし、さらに腕で振っている感覚ゼロになる。軸足主導だとは知らなかった(合っていればの話だが)。

 

で、今度は野球の素振り

 

本当に詳しくないので用語がよくわからないのだが、右足がキャッチャー側で左足がピッチャー側の場合である。

 

打とうとする前に、まず右足の股関節に重心を乗せる。そうすると、左足が軽くなる。軽くなった時点で、今度は右股関節に乗っている重心を左股関節に乗せかえながら振る。

 

この一連の流れは【重心移動歩行】そのもの。少なくとも股関節から股関節への重心移動の原理は同じかなと思う。

 

軸足主導で踏み込み足にスムーズに重心を移動する。この重心の移動の力をバットに伝える。で、打つ。重心移動が股関節to股関節なので結果的に腰が入る。武道の素振りも同じかなと思う。

 

野球選手はここでいう左足を意図的に上げるのかと思っていたが、どうやらそうではなく右股関節に重心を預けた結果、左足が軽くなり開放され浮いているように見えるだけなのかもしれない。

 

右股関節に乗った上で左足を意図的に上げるはよさそうだが、股関節に乗らずにただ上げるのおそらく間違いであろう。

 

ただ野球の場合、左右どちらも捻りがかなり入るので相当股関節の捉えが深くないといけないんだろうな。

 

ちなみにピッチャーのフォームもこれと原理的には一緒かもしれないな。観る限りでは。

 

重心移動歩行】を練習して股関節to股関節の重心移動を身に付けることが、他のテクニックよりまず最初に重要かもしれない。だとしたら、おそるべし【重心移動歩行】!

 

嘘か本当か、ど素人の見解でした。

 

始まりはいつも北京原人から。