捉え後の世界(捉え暦):4ヵ月4日

原始体操開始から:4ヵ月24日

検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)

 

●上下統一

満1年6ヵ月で、「捉え」と「緩やかなS字背骨」との折り合いがだいぶついたようだ。両者が平和協定を結んでくれたみたい。

 

コメントで、「感覚的には深く膝を曲げているように」というアドヴァイスを受け実践してみた。おお~、この捉えの感覚!これが欲しかったものですよ!

 

で、どうしても狭い家ではなく試しに歩きに行きたくなってしまった。ただ、最近はお疲れちゃんで、土日共に完全休養をしていたので、歩くのを躊躇していた。

 

そういえば、鉄のフライパンが欲しいなと思ってて、ネットで探していたのだけど、鉄板に5千円もかけられないなと思い、手ごろなものを探していたところ、某家具チェーン店に900円代であるではないか!

 

最寄りを検索。歩いて2.4km。往復約5km。

 

普通であれば、こんな距離避けると思うが、北京原人生活を始めてから、歩くことがいかに身体を変えるかを身に染みて感じているので、もう今では「歩きたい」という欲求がかなりある。

 

しかも、新しい感覚を早く試したい!

 

で、さっそく出かける。

 

緩やかな背骨カーブにして、感覚的には深く膝を曲げる。その状態で歩く。

 

しばらくして、上下の引き合いがニュートラルになる場所があることに気づく。

 

この地点は、もちろんまだ慣れていないせいだが、かなり感覚的には深ーく膝を曲げていて、腰が落ちている感じがある。

 

例えるなら、誰かが下から腰を下に引っ張る感じである。ズボンを脱がされそうになってそれを阻止している感じでもあるかな。しかし、別に重いわけではない。捉えが強くなるので、むしろ安定と軽さがある。

 

それから、たまに窓に映る自分をみても、膝は感覚ほど、全然曲がっていないし、腰も落ちていない。さらに、背骨も緩やかにいい感じ。

 

フライパンを購入後、帰宅し、靴を脱ぐ。

 

来ました、足のフィン状態。ペラペラです。

 

普通、5kmもあるけば、足は重くなると思われがちだが、捉えていれば、そんなことはなくむしろペラペラに軽くなる。身体全体も緩む。逆を言えば、もし、重くなるようであれば、それは捉えていないということである。(もちろん持久力の面で、筋肉疲労はあるが、そうではない、身体内部の緩みというか軽さというかそういうものが生じる)

 

 

●「捉え歩き」の成長

過去に「歩き」のメカニズムについて書いたが、復習を兼ねて、「捉え歩き」のポイント見ていく。

 

★「捉え歩き」(現段階の理解)

・軸足の股関節が主導で、前に出る足は、軸足股関節に乗った結果、前に出る。

 

・左右の(重心)切り替えは、股関節。

 

・足裏で地面を感じるように、股関節で地面を捉えていると感じる。股関節で歩いている感覚がある。

 

・片足づつ地面につくわけだが、着地する度に股関節で捉えているという実感がある。踏みしめてるとは全く違うので注意が必要。

 

・前に出る脚の膝の内側は、軸足の膝の内側を擦るようにして、出る。これは中心軸を擦るように脚が前にでるので、最短距離+最小限の力での歩きが実現されていることになる。それから、膝はまっすぐ内またにもガニ股にもならないで、真っすぐスッと出る。

 

そして、この中心軸に沿うラインは、軸足がしっかりと地面を股関節で捉えていることで、自動的に実現されるもので、意識的にそのラインに沿わせるものではない(´初期’捉え歩きは別。後述する)。

 

・股関節で捉えてるので、いやでも、足裏は踵ー母指球のラインが形成され、内くるぶしあたりに重心が来て、力が地面に掃き出される。地面に力をアーシング!

 

・まとめると、

 

軸足股関節に乗る

→勝手にもう片方の足が前に出る

→出た足が今度は軸足になるので、この足の股関節に乗る

→勝手にもう片方の足が前に出る・・・

 

と、いった感じで左右ひたすら繰り返される。気づくと2.4㎞歩いている(笑)

 

地面を蹴るとか、踏ん張るとか、力を入れるとか、そういった表現が無いことに注意。

 

原理はいったって簡単、左右の股関節に交互に乗り続けるだけ。しか~し、これが難しいのです(笑)!

 

だから、ようやくここまでこれたのは、個人的には非常にうれしい!


 

★「初期捉え歩き」

北京原人姿勢で、膝はまぁまぁ深く曲がり、両膝の内側を擦るようにして、足裏の重心は踵―母指球から外れないように歩く。この繰り返しで、やがて進化して上記の「捉え歩き」ができるようになる。初期は「捉え」の感覚は皆無なので、とりあえず、「捉えの芽生え」まで身体を開発させる。ここからは、上記の「捉え歩き」で挙げている項目が徐々に実感できるようになる。

 

 

★何が成長したのか?

上記の「捉え歩き」の状態で、「背骨が緩やかなS字」を形成できていることである。そして、それらを認識・実感できている。

 

 

いつもどおり、常態化になるまで歩くこととします。

 

始まりはいつも北京原人から。