こんばんは。


ご訪問くださり、ありがとうございます。


よく、


先祖供養を怠ったり、ご先祖の中にまだ成仏できてない方がおられると、子孫に謎の体調不良や病気が出ることがある


というお話を聞くことがあります。


医学的にいえば、


遺伝子の特性が影響する疾患(IGA腎症とかリウマチなど)については、一族が同じ遺伝子をもっているので、みんな同じ病気にかかる


ということだとは思うのですが、聞いてしまうと気になります。


実母が昨年6月に亡くなったのですが、祖母と同じ特発性肺線維症という難病で、母が亡くなったのは祖母の祥月命日と全く同じ日でした💦

主人の家系は、男は腎不全、女はリウマチにかかる人がたくさんいます。


そんなわけで、気になってしまった以上は、いま、自分にやれることはやらなくては、と、祖父母や母とご先祖様の供養をしよう!と思っていたら、気にしているせいか、いろいろな情報が入ってきました。


とりあえず、京都の周辺で、このお盆の時期に、檀家でない一見さんでもご先祖や故人の供養を比較的格安にしてくださる有名なお寺がいくつかございましたので、ご紹介します。


台風7号はお盆に京都直撃の見込みとなりましたが、決まった檀那寺がなく、お供養にお困りのかたは、お立ち寄りになる機会がありましたら、お申込みなさってみてはいかがでしょうか。


1 醍醐寺三宝院


醍醐寺に関する過去のご紹介記事 


醍醐寺では、毎日午前10時半と午後2時から、三宝院の入口を入ってすぐのところで、観音経(フルバージョン)を僧侶と一緒にお唱えする「観音経読誦会」を開催されています。


そのとき、始まる前に

「卒塔婆回向をお願いします」

と受付の御朱印の係のかたに申し込むと、一霊位、または◯◯家先祖代々あたり1000円で卒塔婆を書いてくださり、それをお導師様の僧侶にお渡しして、観音様の前に卒塔婆をお供えし、僧侶が観音経の読経のあとに、故人の名前や◯◯家先祖代々、と読み上げて回向をしてくださいます。

(自分も一緒に参列して観音経を読経できますし、お焼香もさせていただけます。経本や椅子は、開始前にお願いすればお借りできます。)


回向は、申し込んでから1週間、継続してしてくださいますので、お盆の前に申し込めば、ちょうどお盆の終わりまで毎日回向していただけます。


2  積善院準提堂

積善院準提堂のご紹介記事 


一霊位または一家当たり500円で卒塔婆供養をしてくださいます。

法要は、8/16の午後7時から本堂で行われます。どなたでも参列可能だそうです。

ちょうど、大文字五山送り火の始まるすぐ前に法要が終わります。

法要の後、大文字のすぐ近くから五山送り火を見ることができます。


【8/16加筆】

8/16の夜7時からの回向の法要に参加してきました。

本堂内に椅子が10脚ほど並べられており、自由に座らせていただけました。

内陣と外陣の間のガラス戸が開放されており、なんと、いつもは秘仏の弁才天様のお厨子までが開かれています!


ご住職が、

「法要開始前は、自由に内陣に入って仏様に参拝してもらっていいですし、外陣からなら写真撮影もいいですよ。ネットで拡散してもらってもかまいません」

とおっしゃったので、弁才天様、准胝観音様、お不動様、役行者様のすぐ前まで行って、正座してじっくり拝ませていただくことができました。

感激です!

弁天様は、まるでお雛様のような整った美しい細面のお顔立ちで、お衣装も、お姫様のように華麗でした。

あまりに美しく素敵なので、ぺたりと真ん前に座って拝んでいたら、住職樣から、

「弁天様がお好きなのですか?」

と聞かれてしまい、

「観音様もお不動様も大好きです。ただ、弁天様は普段はお厨子がしまっているので、初めて拝めて、感激のあまり💦」

とお答えして、慌てて観音様の前に移動して拝ませていただきました💦


外陣との境界から撮った内陣のお写真です。右奥の弁天様のお厨子が開いているのが見えます。
弁天様や観音様のお写真は、↑の公式サイトをご覧くださいね。


法会には私達夫婦を含め、8人前後が参列しました。
(500円の卒塔婆をお願いしただけなのに、本堂のお席に座らせてくださいました。)

お坊さんふたりで、たぶん阿弥陀さま関係のお経…をおあげになり、途中で木魚が始まったところで、参列者は内陣で焼香させていただくことができます。

その間に、ご住職が卒塔婆の施主名と霊位名を読み上げていかれます。
ことし初盆のかたの卒塔婆は、特別に祭壇の前に安置しておられるのだそうです。

うちも六霊位分の卒塔婆を読み上げしていただきました。
また、先日奉献した日本酒も、祭壇にお供えくださっていて、感激しました。

7:35頃法会が終わると、奥さまとお嬢様がお菓子と冷茶をお出しくださいました。檀家でもない単なる一信徒に、あまりの手厚いおもてなしに感動です。

ご住職はとてもご親切なかたで、そのあと「8時に送り火が始まるまで、好きなだけ内陣を拝んでくださっていいですよ」とおっしゃり、嬉々として弁天様や観音様を拝みに行ったら、つきそった上で、お寺の縁起などを教えてくださいました。


積善院準提堂は、もともと熊野神社の境内に、熊野神社の神宮寺として建てられていたそうです。

光格天皇が准胝観音様を拝みたい、と言われて創建されたので、4mもある、とても華麗な仏様ですよね、とのことでした。

明治の神仏分離と道路改修でバラバラにされてしまったのだそうです。


准胝観音様は信者を後ろから支えてくださる仏様ですよ、というお話や、お盆の起源についてのお話など、とても有難い法話をフレンドリーに聞かせてくださる、素敵な住職様でした。


今回のような法会は、春と秋のお彼岸と、お正月にもあるそうです。

ぜひまた行きたいな、と思いました。


大文字は、お隣の聖護院の山門あたりが見やすいですよ、と奥様に教えていただき、徒歩1分の山門のところへ行くと、めちゃくちゃ大きな大文字を見ることができました。

本当に目の前です。


積善院準提堂、本当に素晴しいお寺です。

(追記は以上です。)



3  比叡山延暦寺(東塔・阿弥陀堂)


延暦寺でも、東塔の阿弥陀堂でお盆期間は予約なしに一座回向(当日行ってから申し込む、1回ごとの御回向)をしていただけます。

 ↓


回向の費用は、
5,000円以上(各家各霊位、一霊につき)
とのことです。


霊能者のちょこ3さんが、ご先祖の回向を比叡山の阿弥陀堂でなさったときの様子が、こちらのブログに書かれています。

これは…お供養しなくては!と思える内容です。

 ↓

ちょこ3さんの先祖供養についてのブログ 


なお、延暦寺へのアクセス等につきましては、こちらの過去記事をご覧ください。
 ↓


阿弥陀堂は、東塔の中でも少し離れた高台にあります。

多少坂道を登りますので、お時間には余裕を持ってお参りください。


8/13追記

初日の8/13に、阿弥陀堂で先祖供養をしてきました。

お堂を入って右側に受付があるので、黄色い申込用紙に記載します。

法会の時間までかなりあるときは、右手奥の待合室(クーラー完備です!)で待たせてくださいます。

法会の時間の15分前くらいになったら、本堂のご本尊両側のカバーをかぶせた椅子席におすわりください。


途中、如来寿量品の読経がはじまると、ご本尊に向かって右側の前列から順番に、ご本尊の前でお焼香をします。


最後の方で

①施主の住所(◯◯市まで)、

②施主名、

③供養される霊位や先祖代々のかたの名前(個人名の場合は、没年、俗名、戒名の順に読み上げ)、

という形で読み上げしてお供養してくださいます。


お数珠はお持ちになられたほうがよいです。

また、靴下は履いていってくださいね。


最後の方で、南無阿弥陀仏、をお坊さんと一緒に10回唱えるのが2セットあります。


とても爽やかなお供養ですので、ぜひどうぞ。


(加筆はここまでです)



4  矢田寺


矢田寺は、三条寺町上ルにある、代受苦地蔵というお地蔵様がご本尊のお寺です。

地獄で苦しむ方のかわりに苦しみを引き取ってくださるという、有難いお地蔵様で、お盆の送り鐘で有名です。

アーケードの中にお寺があり、とても小さなお寺なのですが、中に鐘が吊るされていて、参拝者がつけるようになっています。

お盆の16日には、亡くなった方が無事に浄土へ帰れるように、この鐘をつくのが習わしです。


こちらも、お盆の卒塔婆供養をしてくださいます。

こちらも、一霊位500円です。

右側の受付で申し込むと卒塔婆を作ってくださり、16日に回向してくださいます。ただし、時間は未定、とおっしゃっていました。

(16日は送り鐘でめちゃくちゃ混雑するからのようです。)




皆様がお盆によいご先祖供養をできますように。

また、どなたにも台風の被害がないことをお祈りしております。