こんにちは。


ご訪問くださり、ありがとうございます。

こちらのブログでは、腎不全や腹膜透析のかたに何らかのお役に立つと思われる情報を書くようにしておりますが、今日は近況報告を兼ねて、京都の醍醐寺の情報と、京都のお勧めホテル&レストラン情報になります。


※5/21の結願法要に参加してきましたので、全面加筆しています。


醍醐寺について】

醍醐寺は、京都の南にあるお寺です。

市営地下鉄東西線の醍醐駅から徒歩15分ぐらいです。


タクシーだと四条烏丸や京都駅から4000円以上かかりますし、道が細いので、どちらかというと地下鉄推奨です。


豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名なお寺で、春には桜がとても美しいです。


ことし3月末の仁王門です。

霊宝館の枝垂桜です。霊宝館には「この木なんの木、気になる木」の形の巨大で見事な枝垂桜が何本もあります。

醍醐寺は、西国三十三所霊場の11番札所で、観音霊場の札所としての御本尊は「准胝観音」様です。
三宝院の御本尊は弥勒菩薩様です。

もともと、准胝観音様は、きつい登山で片道1時間半を要する、標高450mの山の上の上醍醐准胝堂というお堂におられたのですが、お堂が落雷で全焼したため(御本尊は無事でした)、いまは麓の伽藍エリアにある「観音堂」におまつりされています。ですので、平地歩行のみでお参りできます。

この准胝観音様は秘仏ですが、毎年春に御開帳があり、ことしは

5月15日から5月21日
まで御開帳でした。


御開帳は、下記境内図の上のほうの「観音堂」で毎年春に行われます。
年によって時期が違うので、醍醐寺の公式サイトをご確認くださいね。



バス停前の総門からどんどんまっすぐ行って、下記地図の②エリアの上端のところにあります。15分ぐらい歩きます。
途中、西大門こと仁王門で拝観料1000円が必要なのですが、そのチケットがあれば、あとでバス停から入って左側の三宝院(下記地図の①)も拝観できます。
なお、透析中で1級障害者手帳をお持ちの方は、お連れ様一名様まで入場無料になります。

公式サイトの地図です。

御開帳の法要のときは、一般人でも早めにいけば観音堂で御本尊の向かって左側のお席に座らせていただけて、法要に参加できます。
中の椅子席は30から40人分なので、前の方に座りたいとか、確実に座りたいというかたは、法会の時間の1時間ぐらい前に観音堂に行ってくださいね。


法要に参加すると、お坊さんと一緒にお経をあげることができ、法要の最中に焼香をさせていただけるうえ、観音様の真ん前、1メートルぐらいのところでひとりずつ拝ませてくださり(↑の公式サイトの写真は、ひとりずつ拝んでいるところです)、最後に結縁御開帳、という紙のお守りを授与していただけます。


昨年、一般人がみんな無料でこのおふだのようなお守りをいただけたので驚きました。
なお、唱えるお経の本はすぐ横の売店でも売っている「観音経」という本です。
観音経フルバージョン、般若心経、准胝観音さまの真言その他真言いろいろ、開経偈など、法要で唱えるお経が全部載っています。

ただ、ロングバージョンのフルサイズ観音経を暗記しているツワモノさんたちがまわりじゅうにおられて仰天しました。
フルサイズは唱えると約20分のお経です…😱

年に一度だけの御開帳なので、よろしければ春の御開帳のとき、3回ある法会のどれかにぜひご参加くださいね。

なお、観音堂のさらに奥には美しい池があり、弁天堂があります。

観音堂から弁天堂に行く途中です。
赤いお堂が弁天堂です。

弁天堂です。

※弁天堂に向かって右側には滝があり、水がとても綺麗です。

弁天堂に渡る太鼓橋のたもとには寿庵という茶店があり、昼時には湯葉どんぶりや和菓子などを食べられます。湯葉どんぶりは薄味でとても美味しいです。





観音堂のお参りのあとは、共通チケットで総門横の三宝院にお参りされると、とても美しい庭園が拝観できます。
(こちらも赤い手帳で入場無料になります。)

共通チケットや赤い手帳だと庭からの拝観しかできないのですが、三宝院の入口でさらに特別拝観料500円を追加すると、靴を脱いでお寺に上がって、お座敷の襖絵を見たり、快慶作のとってもハンサム(美人?)な弥勒菩薩様も拝めるほか、1日に2回ある、観音経読誦会に参加できます。

 ↑
公式サイトの説明です。
こちらには「観音堂で」とありますが、現在は三宝院のお堂の入口を入ってすぐのエリアで行われています。
観音堂ではありませんので、ご注意くださいね。

5/20の朝10:30の読誦会は、お坊さんの他に誰もおられなかったので、わたし一人でお坊さんと一緒に観音経を唱えさせていただくことができました。
デュエット〜┏⁠(⁠^⁠0⁠^⁠)⁠┛

最初に、塗香という、手に塗ってお清めするお香をつけてくださいます。手を擦り合わせてひろげたあと、口からも吸い込んで清め、さらにその香りを体にもふわっと(エアーなでをして)広げます。
焼香もさせてくださいます。
有り難いです。

観音経はフルサイズのロングバージョンです✨
お経の本は貸してくださいます。
観音経だけではなく、真言もいろいろな種類をお坊さんと一緒に唱えられます。
→お坊さんからじかに真言宗の真言を授かれますよー!

しかも、和讃や御詠歌も、楽譜つきの歌詞カードを別に貸してくださって一緒に歌えます。
貴重な経験ができます😄
邦楽の楽譜って、線を上げ下げして音程を示すのですが、一緒に歌ってるとだんだんわかってきます。

途中、足がしびれてきて苦闘していたら、お坊さんがお経とお経の合間に
「あちらの椅子を使ってくださいね」と言ってくださいました。
修行が足りなくてスミマセンm(__)m

奥にスツール型の低い椅子が重ねてあるので、正座が苦手な方は最初にお願いして借りてくださいね。

30分くらいの勤行ですが、お坊さんと一緒にフルコースのお勤めをできるなんてとっても得難い機会なので、醍醐寺のこのご配慮は大変有り難いです。

三宝院の庭園は、上のお座敷から見ると本当にきれいで、涼しい風が吹いてきて、スッキリした広いお座敷や縁側に座っていると、いつまでも見ていられます。
今日は観光客もほとんどおられず、ガラガラで快適でした。

お庭には有名な藤戸石(この庭石を持つと天下人になる、という伝説の石)もあります。

この写真の右端奥の長方形のものが藤戸石です。

なお、普段は1000円で霊宝館も拝観可能なのですが、現在、霊宝館は展示替えで休館中なので、観音堂などの奥の伽藍と、三宝院のみの拝観となります。
その点にはご注意くださいね。

准胝観音様は、聖護院の右隣の積善院凖提堂にもおられて、醍醐寺の准胝観音さまともども、とても優しくてお強い仏様だと思います。
ぜひお参りなさってみてくださいね。

前に記事にした観音経と般若心経のブログをご覧になると、ご参考になるかと思います。



京都のホテル・レストラン情報
最近は、京都に新しいホテルがどんどん建てられて、タクシー運転手さんも名前を言われてもわからない、という時代になっております。

新しいところはピカピカで綺麗だと思いますが、地元民としておすすめできるホテルをひとつご紹介します。

ホテル日航プリンセス京都

です。


こちらの特徴は、

① 京都の地下水を使用しており、水が肌に優しい
② お部屋のお風呂が(シングルルームを除いて)和式のお風呂で、浴槽の外で洗える
③ スタッフがとても親切
④ 朝ごはんの和定食がなんともいえず美味しい

ことです。

場所も地下鉄四条駅からすぐなので、とても便利です。

このホテルの2階にある、
中国料理 翡翠苑
には、裏メニューのラーメンがあります。

光麺(こうめん) 

といい、ストレート細麺のラーメンを、コース料理のスープに使う「シャンタン」という上品な薄味の金色のスープに入れて、上からパラリとネギだけをかけた素ラーメンです。

とにかく、麺とスープが美味しいので、あっというまに食べられます。

もともと、コース料理の締めにお茶碗サイズの器で出てくるものなのですが、普通のドンブリサイズで、とお願いするとラージサイズも出してくださいます。
昔、まだ主人が保存期のころ、高校生の甥っ子が「京都でラーメンの食べ歩きがしたい」というので、たかばしのラーメン屋とか王将本店、天下一品本店などを連れ歩き、最後に光麺を食べさせたら

「これが一番おいしい」

と言った、というものです。
(そりゃあ、フカヒレスープと同じダシなんだから美味しいに決まってますよね)

(5/24追記)
 ※光麺の写真をとってきました。このブログの最後にあります。
 ↓



日航プリンセスの翡翠苑は、

塩分控えめで花椒をきかせた麻婆豆腐

などのウルトラCも作ってくださる神料理長がおられますので、ぜひご来店くださいね。

皆様が楽しく参拝やご旅行できますように。
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