こんばんは。
ご訪問くださり、ありがとうございます。
今日は、病気平癒そのほかに有難いごりやくがある、京都の
積善院準提堂
(しゃくぜんいんじゅんていどう)
に関する話題です。
【積善院準提堂について】
積善院準提堂公式サイト
積善院準提堂は、積善院という不動明王様をおまつりした山伏さんのためのお寺と、准胝観音様をおまつりした準提堂が合体したお寺で、聖護院の東隣にあります。
ご本尊も、准胝観音様と不動明王様が並んで安置されています。
京大病院から徒歩圏内で、以前にご紹介した西尾八ツ橋の里の東側にあります。
※下の地図で、緑のフラッグが西尾八ツ橋の里で、赤い印が積善院準提堂です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230718/12/piyopenta/e3/d8/p/o0854108015313811410.png?caw=800)
京都駅からですと、京大病院行きの直通バス、hoopという便利なものが八条口から出ていますので、それに乗るか、または京都市営地下鉄の烏丸線で丸太町まで行ってから、市バスで熊野神社前まで行くことになります。
【仏様について】
公式サイトの仏様の解説
こちらのお寺には、
・准胝観世音菩薩様
・不動明王様
・出世姫宮権現大弁財天女尊様
・役行者様(神変大菩薩様)
がお祀りされています。
本堂の中央に、准胝観音様と、不動明王様が前後に並んで安置され、横に弁財天様のお厨子があります。
役行者様は本堂の左側におまつりされておられ、本堂左側の別のお堂にも祀られておられます。
この准胝観音様と弁財天様は、公式サイトの解説をごらんになるとわかるのですが、病気平癒の霊験があらたかだとのことで、お寺で授与していただける縁起書には、普通なら
当病平癒(いまかかっている病気を治す)
と書くところを、
闘病平癒(病と戦って治す)
と記載されています。
主人の胆石による胆囊切除の入院の際、こちらに何度もお参りして手術の成功と術後の早期回復をお願いしたのですが、本当に霊験あらたかでした。
また、こちらの准胝観音様は、光格天皇の発願で造立されたとのことなのですが、高さ3m以上ある大きな仏様で、金色に輝き、本当に美しく優しいお顔立ちをされています。
あくまでも私個人の感想ですが、とてもお力が強い上に、お優しい雰囲気を強く感じます。
困ったことがあるとき、こちらでおすがりすると、迅速にお助けくださると思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230718/12/piyopenta/c5/7f/p/o0720108015313815328.png?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230718/12/piyopenta/8b/2d/p/o0778043815313815335.png?caw=800)
※2枚とも公式サイトのお写真です。
積善院準提堂は、「自由参拝」という有難い方針でおられますので、どなたでも靴を脱いで畳敷きの本堂に上がって、ご本尊の正面で畳に座ってゆっくりとお参りすることができます。
(重要文化財指定の仏様もおられるため、ご本尊との間にガラス戸はあります。)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230720/12/piyopenta/fc/05/p/o1080093315314622492.png?caw=800)
※公式サイトのお写真です。提灯の下がっているところが本堂です。
本堂内に丸椅子がふたつ置いてありますので、長時間の読経で正座が辛い場合は椅子をお借りすることもできます。
後でご説明する2/23のお祭りのとき以外は、ほとんど人がおられませんので、この素晴らしい仏様を独占した状態でゆっくりとお参りできるのがなんともいえず有難いです。
准胝観音様は、公式サイトのご説明によりますと、
仏道修行を志す者を導き、あらゆる難から人々を救い、人の心の汚れ(煩悩)を清淨にして悟りの世界に導く
とされ、凖提観音の修法を行う者は、
清濁、出家・在家、飲酒肉食、既婚・未婚を問わず、仏道を達成する
と言われているそうです。
なお、西国三十三所の醍醐寺の観音堂の観音様も准胝観音様です。
積善院ご本尊の不動明王様はこちらのお姿で、准胝観音様の前にお立ちになっておられます。
↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230718/12/piyopenta/e1/0a/p/o0720108015313816836.png?caw=800)
※公式サイトのお写真です。
山で修行される山伏さんをお守りされる不動明王様で、とてもお力がお強い感じです。
【五大力さんについて】
毎年2/23には、山伏さんが大勢集まって、五大力さんの法要というお祭りが開かれます。
境内で焚き火がされ、ほら貝を吹き鳴らしたり、参拝者が蝋燭をお供えすると大声で唱えごとをしてくださったりします。
この日に授与される「五大力さんの御札」は、玄関に貼ると泥棒よけになる、と言われています。
積善院準提堂では、五大力さんのおふだは一年を通じて授与してくださいます。
※准胝観音様を祀っている醍醐寺でも、2/23には五大力さんのお祭りがあります。
【おみくじについて】
積善院準提堂のおみくじは、神秘のおみくじ、元三大師百籤です。
お尋ねしたいことをしっかり考えたうえで、道をお示しください、と思ってひくと、いつもズバリとど真ん中のお答えをいただけます。
とても有難いおみくじです。
本堂の右側に寺務所があるのですが、そこのカウンターの上に四角い筒が置いてあります。
筒を振って、番号をお寺の方にお伝えすると、おみくじを出してくださいます。
お寺の方がおられないときは、カウンターのインターホンを押してください。奥から出ていらっしゃいます。
これほど素晴らしい仏様が、特別拝観とかではなく、常時拝めて、しかもまわりに誰もいないところでひとりでお参りできる、というのは稀有なことですので、ぜひお参りになってみてくださいね。
以前からときどきお参りしていたほか、今回、主人の胆囊切除手術の入院に関連して頻繁にお参りしていました。
退院の翌日に夫とお礼参りに行き、日本酒の奉献をしたら、お寺の奥様がガラス戸を開けてご本尊の目の前まで入れてくださいました。
椅子も置かせていただいて、准胝観音様とお不動様の目の前で観音経をあげさせていただくことができました。
(醍醐寺の観音経の教本のフルバージョンでお勤めさせていただきました。)
憧れのご本尊を至近距離でガラス戸なしに拝めたことに感激して、こちらのお寺に素晴らしい仏様がおられることをブログに書いてもいいですか、とお尋ねしたら、奥様がご快諾くださいましたので、このような記事にしております。
皆様も、仏様のお助けで病状やそのほかのいろいろなことがよくなりますように。
いつもイイネやコメントをまことにありがとうございます。
とても励みになっております。
【7/24追記 お盆の先祖供養】
積善院凖提堂では、五山送り火のある8/16に、卒塔婆でご先祖供養をしてくださいます。
夜7時から法要があり、卒塔婆(1枚500円)を申し込むと、法要のときにご供養してくださいます。
〇〇家先祖代々、でも、戒名や俗名でもよいようです。
夜8時頃までは、本堂で参拝可能で、提灯も全部つけていますよ、とおっしゃっていましたので、ご先祖や亡くなった方のお供養をしたいかたは、ぜひお参りください。
なお、積善院凖提堂は、大文字のすぐそばにあります。
京大病院の駐車場横の広場(誰でも入れます)は、大文字がとても綺麗に見える、絶好のビュースポットです。
7時から積善院凖提堂でご先祖をお供養して、それから送り火で浄土にお送りする、というのも、とてもよいお盆かなと思います。
※大文字は夜8時に点火です。
今日早速、私と主人の父方と母方の先祖代々の卒塔婆と、昨年亡くなった母の卒塔婆を納めてきました。
あとひと月ありませんので、ご希望の方はお早めにどうぞ。
(追記は以上です。)
【付記…神様への御礼】
主人の平癒祈願で、今回、伏見稲荷大社の稲荷山にもお参りしておりました。
主人の傷の痛みが早期にとれ、経過も非常によくしていただいたので、お礼に狛狐様の前掛けをお作りして奉納させていただくことにしました。
以前からあこがれていたカラフルまり姫様のデザインされた仕様で、ノムラテーラーという四条通の布地屋さんで錦を買ってきて、頑張って夜なべして作りました。
途中、30年選手のミシンがあぼーんするなどの事故もありましたが、ヨドバシエクスプレスのおかげで一夜で到着した新型ミシンが活躍してくれました。
↓
完成した前掛けです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230720/18/piyopenta/3c/bd/j/o0810108015314751765.jpg?caw=800)
あらかじめ、いつもお世話になっている、薬力社前の茶店、薬力亭の奥様にお電話して奉納についてお尋ねしたところ、自由に奉納してもいいですよ、とのことでしたので、先日、お参りして奉納させていただきました。
お着せするのは奥様がしてくださいました。
神様や眷属様がお喜びくださるといいな、と思います。
作り方をわかりやすく公開してくださったまり姫様、本当にありがとうございましたm(__)m