オッサン日記 -2ページ目

2018年10月 SAMSARA SPA

通常よりランチのボリュームが多かったので(なんせお変わりしたぐらいだからさ)、
お腹を空かすためにツレはプールへ。
土方焼けが怖いアタシはお昼寝。ふう、極楽極楽。


そんな昼下がり、30分ほどでプールから戻ってきたツレといっしょに、
SPAで揉まれたいねっつーことで、行きつけの街SPAへ……行こうと思ったんだけど
このころウブドではバイクであっても路駐ができないので、SPAまで歩くしかなく、
(と言ってもJl.HANOMANなんだけど、なにぶんにも暑くて、歩く気がしないのだ)
それもかったりーなー、つって、周囲の散策も兼ねて、徒歩でぷらぷらしてたら
そのへんの街SPA嬢から営業かけられないかなーという
ノープラン戦法で街SPAの捜索をします。

まずは宿の小路からJl.MonkyForestへと出ないことには話が始まらん。

 

 

もともとアコモデーションづきのメインダイニングというかストランだったけど、
最初は無機質感がウブドにそぐわず敬遠され、

アースカラーの半オープンなレストランにかいそうしたものの時すでに遅し。
客も警戒してなかなか寄りつかず、結局スタバになるという数奇な運命をたどっている

 

 

全然関係ないけど、「シャレオツ映え女」どもの一部は

モンキーフォレスト通りのことを「モンフォレ通り」と
関西人がマクドナルドを「マクド」を略すぐらいイラッとする、つーか、
「くっそ頭悪そう」な略し方をするので、そういうヤツらと知り合いたくないアタシの
バカあぶり出しワード

として、「クアラ」同じぐらい重宝している単語である。
ありがたいわ(笑)。



そのJl.MonkyForestに出た右手の角にはLaughing Buddha Bar。
移り変わりの激しい前身の『The Waroeng』から10年以上ここに店を構えて、
人気店として不動の人気店と言ってもいい。
いまのウブドで流行りの「生バンド演奏」、どこもかしこもやっているんだが

それをかなり早い段階で取り入れ、

しかもここで演奏してる生バンドは演奏がかなりうまいのだよ。
他店でも生バンド演奏やってるところはゴマンとあるけど、
お世辞にもうまいと言えるバンドはかなり少ないので、この店の演奏クオリティは
安心して聞いていられる部類。
ま、ライブは聞く気まったくないけど。


路地を出たすぐ左手の店は、洋食っぽいものを出す店。
この場所、けっこう入れ替わりが早くて、毎度毎度それなりにオシャレな内装で
しっかりした印象も受ける店ばかりなんだけど、なぜか入れ替わりが激しい。
まあ頑張ってくれ。
ちなみに入ったことは一度もない。入る予定もない。


さらにシャレオツレストランができていたので、メニューチェックなどしながら
てくてく歩く。

 

どっから見ても「今晩ライブやるよーん」感がギュンギュン。
ゆっくり静かに飯が食いたいからウブドに来てるのに、やめてくれっつーのがホントの気持ち。
そういうのがよければ最初からクタにでも行くっつーの

 


で、その途中でいくつか路上でセラピストが客引きしてるSPAもあったんだけど
どーもいまいちピンとこなくて、そのままあんかさの路地まで来てしまった。
というか、ピンとこなかったらあんかさの路地に2件SPAがあるの知ってたんで
そこでいいんじゃね?、って半分決めていたフシもあるわけですが。


さて余談だけど。

ウブドでは路駐ができなくなったとかで、

あんかさの裏手にあった元田んぼの空き地を駐車場にしたと聞いたので

そこもどうなってんのかなって見学。
どうしたことでしょう〜?

コンクリートで「いかにもガレージ」な体でいくつも作っていて
荒れ果てた元田んぼの体がナッシング。

とか思ってたら、リヤカーでバナナ売ってる人も使ってた。
はははは、なんか博多の屋台みたいだね

 

本来駐車場なのだけど、バイクを含めた倉庫&作業場として使っている模様。

アリっちゃーアリだよな。
なお、取り締まりは車だけでなくバイクにも及ぶので、写真左奥にはバイク用の車庫もあり
それなりに活用されている様子

 

 

 

閑話休題。


駐車場見学はただの趣味なので、本来のSPA観察に行きます。
あんかさの正面にあるわらぶき屋根の店はやっていなかったから(潰れちゃったのかな)
あんかさ小路突き当りのSPAにターゲット変更、メニュー凝視。

あるじゃん〜

いいじゃん〜〜



そのメニューの名は


SHI・A・TSU
指圧メニューだって!!!!
いいじゃん!


正直、海外の指圧ってば、日本のゴッドハンドには及ばないと思っているけど
それに近かったらめっちゃ嬉しいじゃん?
で、油まみれになるのも最近アレなので、油使わなかったらなおさらいいじゃん?

てことで突撃してみた。

こんちわ、ふたりいいっすか?

 

この店の存在はずううーーーーっと前から知っていたのに、全然縁がなかった。

晴れてお初ですぅ〜

 


てわけでね、

「そこそこガイジン観光客が来てもひるまないぐらい」の街スパに
突入してみたアタシらですが、

最近はアタシの中でこの手のスパの許容値が上がってるんで
そこそこの街スパならあらかたOKなんですわ。
そのなかでも、このぐらいの値段にしてはがんばっているなーっていうハコ。


スタッフたちはいかにも「ウブドの女の子たち」って感じだけど、

こういうところでは、超一流サービスを期待してないし、こういうのがちょうどいい。
いま求めてるのは
「お値段相応の清潔さと、できればそれ以上の気持ちよさ」
ってとこなんだよ。


「オハイソでシャレオツで映える〜〜」な、
わざわざ日本から予約する気合の入ったスパは
いまはお呼びじゃないのだよ
いまのアタシに必要なのは
「ふらっと入れるそのへんのやすい街スパ」
なのだ!(鼻息荒)

木造の作りっぽい室内は薄暗く、かと言って、鬱蒼としすぎず、
通りから奥まったところにあるので静かで、
(バリ島の安普請な建物はたいてい薄暗いけど、そういうんじゃない)
ここまでは「街スパ」としては100点。

 

開いたカーテンがぶら下がっているところが施術部屋(の入り口)

部屋によっては窓の外の空気感も感じられて、悪くない。

もっとも景観は望めないけどね

 


空いてたから、すぐ施術部屋に通されて、脱げ脱げ全部脱げ〜!、と
紙パンツ渡されて、オッケー、まかせとけつってね、
バシッといい脱ぎっぷりを披露したわけですが、
そういや街スパで紙パンツ渡されたの久しぶりだなぁとか思ったんだけど、
このあとここには何度か訪れることになったわけですが、
その紙パンツを渡されたのはこのときだけで、その後は一切渡され〜ず。
まあいいんだけどね、こちとら街スパで真っ裸なんて慣れてるからさ。


てわけで、期待の「SHIATSU」ですが。
恰幅の良いツレ(要するにデブ)にはやはり恰幅のよいスタッフがあてがわれ、
アタシにはそれなりのスタッフが施術してくれたんだけど、
結論から言うと、すんげーよかった!

アタシはオイルマッサージも決して嫌いではないのだけど、
ちかごろ、肌トラブルがあったので、オイルを使わないほうがありがたく
しかも的確に「ツボ」を攻めてくれる。
かといって、痛すぎる感もなく「これだよこれ」感がすごくて
相性がいいっていうのはこういうことなんだと思う。

そもそもツレはオイルまみれになるのが好きではなかったので
アタシもツレも期待してた以上の満足感。
もーう1時間があっという間よ?

なにここサイコー!!!!

 

大満足のマッサージタイムとなったのですが、それと同時に
「また来てもいい街スパ」
のカードがまたひとつ増えたのだった。
この当たりカードは大きいぜ!

 

 
※これを体験した3年後の2021年のいま、あんかさのある小路の店が
全部閉店してるとかで、ここもきっと閉店してるはずなので、
たぶん役に立たない情報だけど、
別に役に立つ情報を提供したいと思って書いてるわけではないので
そこんところよろしく。
 
 


【旅のおこづかい帳】
■SAMSARA SPA

SHIATU Massage (1h) …… 90,000Rp




 

2018年10月 ブンクスおかわり 〜Kyu Warung〜

どうもブンクスが量的に物足りなかったらしいツレ。

たぶんね、久しぶりのワルン飯にときめいて、
胃袋が「もっとローカル飯をよこせ」ってなっちゃったんだろうね。
やっぱ土地土地のご飯ってああ来たな〜って「沁みる」んだよね。

ということは置いといて、まずは目先の問題、ツレの
「もうちょっと食べたい」
をどうにかせんといかんわけで、アタシはちょっと心当たりがあったんだよね。


アタシ 「え~っとですね、手っ取り早い解決策があります」

アタシ 「お隣の家、昔Kyu warung
(注) やってたじゃん」

(注: Kyu Warungとは2代目ニョマンダナの並びにあったワルンである。
 とあるWebマガジンがニョマンだなと勘違いして取材したという
めっちゃ恥ずかしい記事もあったな。限りなくダサいWebマガジンである(笑)

https://tripping.jp/asean/indonesia/bali/54695 )


お宿に入る小径の入り口に看板出てたんだよね。

で、さっき様子をうかがったら、明らかになんか店をやってたんだよね。

 

コックの看板がソレ。こういうのを見逃さない食い意地の張ってるアタシ

 


ツレ  「???」

アタシ 「まあいいから、いいから、行ってみようよ、隣だからさ」




ってね、看板に気がついていたのもあるけど、テラスでご飯を撮ってたときから気になってたんだよ。

ホテルの制服着た地元の子たちが何組も、田んぼのあぜ道をグループで歩いてきて
なんなん?、って思ってたところに、みんなブンクスを買って帰ってたんだよね。
宿の隣のワルンで買っていた、ということのよう。
というか、窓の外から様子を伺うとパッと見一般的なご家庭の中庭スペースのところに
いかにもワルンっぽいガラスケースを置いていたり、
ワルンにおいてありそうなコピの袋や、インスタント麺の袋とかもあるし
もしここでナシチャンプルが買えたら楽でいいじゃん?
……ていう、隣でなんとかならねえか?作戦


ダメ元で行くしかない、で、行ってみた。

 

アクセスはあぜ道から。まあ小径経由でも行けるんだけどさ

 


ちーっす、と、あぜ道側からアプローチすると、隣のおばちゃんがスタンバイ。
「ここKyu Warungだよね?」と確認すると「そうだ」と。
よしっ。心の中でガッツポーズ。
こりゃ楽ちん。

 


次。
店(?)にガラスケースはあるけど、その中にオカズはあるか?
あるか? ある? ありますか?(三段活用←適当)

 

時間が遅かったためか、非常に残り物感が強い作りおきオカズ(笑)

 


あったよ! 作りおきのオカズあったよ。
ただね。問題はそれがいくらかなんだよ。ガイジン価格でグイグイ来られたら
なんかさっきまで食べてたワルンに申し訳が立たんじゃないかっていう。
お値段高くないとといいなあ……。

 


というわけで、ひっじょーにわかりにくいんだけどさワルンだった。
たぶんあの時点でワルンだって気づいてたのアタシらぐらいだったんじゃね?
ってぐらい、一般家庭の中にあるやつだったわけよ。
「店」と思わしきトコには、そこんちのデカイベッドで、
なんかいい年のオッサンとかガキンチョが寝てるし、バリ島の普通のお宅感がすごい。

一応、テーブルもあって、ここで食べようと思えば食べられなくもなさそう。
ただしよそのお宅にお邪魔してる感がすごくて、居心地は保証できない(笑)

 


店にはメニューもあって、ナシチャンプルとかナシゴレンとかミーゴレンとか
「オーダーしたら、いちから作ってくれるもの」のメニューもあったんだけど、
作りおきのオカズでブンクスにしてくれりゃーいいよ、つって
ナシチャンプルのブンクス作ってもらった。

正直、ガラスケースの中野オカズはもうだいぶ少なくなってて、
あんまりガッツリいける具材は少ないけど、肉っぽいやつをバナナの葉で包み
蒸した料理「トゥム」もあった。
最低限のナシチャンプルはできそうだ、まあ、これでいいよ。

 

オーダー制料理のメニュー。クリックすると読めるぐらいには大きくなるよ

 


てわけでナシチャンプルをブンクスでくれつったら、メニューはRp25,000だったけど、
ブンクスの方はそれより安いRp15,000という安い価格。
ここで食うのとブンクスは中身が違うのか、違わないのか、よくわからーず。

まあいい。

こうして追加の昼飯は楽勝で手に入った。しめしめ。



アタシらの買ったブンクスのナシチャンプルがコレ。

まあ、御開帳する前はどこもこんな感じだよね。

 

いつものように油紙で三角錐にされております

 

 

いざご開帳!
皿に盛り付けたのがコレ。

 

もっとドイヒーな感じになるかと思ったけど、なんとかなるもんだね
 

 

ビールをやったあとということもあって、さっきに比べて盛り付けにやる気が見られない。
すまんな(笑)。

主な具は

  • アヤムべトゥトゥ(鶏肉のスパイス蒸し焼き)
  • トゥム(肉をスパイスで和えてバナナの葉で包み、蒸したもの)
  • アヤムシシッ(細かく裂いた鶏肉にサンバルを和えたやつ)
  • ナンカの煮物(ジャックフルーツを煮たやつ)
  • ミーゴレン(要するに焼きそば。この手のナシチャンプルの中に入った、
     「作り置きタイプ」はインスタント麺使用がデフォ)



という、基本的に茶色いオカズのオンパレードでございます。
うん、いわゆる「インドネシア料理ではなく、バリ料理」だった。
これは褒め言葉。


この間、部屋を出てから5分ぐらい、いや〜、お手軽だったわ。


てわけでね、お隣に「たまたまあったワルン」で買った、
おかわりのナシチャンプルうーん……先のラワール店が80点だとしたら50点ぐらいかな。
とくに、サンバルの辛さも中途半端だったし(外国人配慮だったのかねえ?)、
あと、野菜関係一切ナッシングだもんねえ、バランスわるーい。


まあ……これはこれでコンビニエンスな感じでちょっとよかった。
ウブドにいる感があるっていうか。



ちなみにこれ書いてる2020年現在、あのワルンないんだってよー!
なんだよもう。

となりにあって、ダラダラしたいときにチョー便利だと思ってたのに!



【旅のおこづかい帳】
■Kye Warung

Nasi bunks(Ayam betutu) …… 15,000Rp

 

2018年10月 ラワールでワルン対決

ちょっとサボってたら半年以上時間が空いてた。すまんすまん。
コロナは全然関係ないです。
年度末のこ忙しい乗り越えて、
ちょっと久々にモチベーションが上がらなかっただけなんだよ。



***


さて、2日目の朝です。おっはよー!
遅ね遅起きのアタシら、目覚ましをかけなかった本日の起床は10時でした。


早朝からお隣のローカルのお宅が騒々しいなと思っていたのだが、
まあそんなことは気にもせず、爆睡していた結果です。
少々の鶏の鳴き声ぐらいじゃ、楽勝で寝てますからね、アタシら。

 


まあそんなわけで遅くなったのもあり、なんとなく胃もたれしていることもあり、
2日目の朝食はスキップです。
うん、ウブドでの通常運転だな(笑)。


シャワーを浴びてスッキリしたら、さっそく張り切ってランチの買い出しに出かける。


ちなみにこのブログのウブド滞在記では、

基本的にきったねーワルンのローカルメシのことばかり出てくるので
ウブドのオシャレで女子力が必要な人むけじゃないから、
そういうのはほかの人から情報を仕入れたほうがいいと思われます。



そんなわけでウブドに到着して早々のローカル飯だから、
ガツーンとしたバリ島料理がいいねつって、
この旅のローカル飯はラワールから始めることにしました。


これ、何度も書いてるけど、ナシゴレンだのミーゴレンだのサテだのってのは、
インドネシアテイストの、炒飯、焼きそば、焼鳥以上でも以下でもなく、
バリ島の郷土料理とは言えないし、地元料理でもないから
わざわざ「地元飯」としてチョイスして食べなくてもいいやつね。
おいしくないし日本からきた観光客がわざわざナシゴレンだのミーゴレンだのを食べるとしたら

「節約ご飯を食べる」みたいなシチュエーション以外ないわー。

せっかくバリ島くんだりまででかけたんだったら、炒飯や焼鳥じゃなくってさ、
バリ島ローカル飯食べたほうがいいでしょ、とアタシは強くおすすめしたい。
べちょべちょな仕上がりが多いナシゴレンより、日本の町中華で出てくる、
パラパラの炒飯のほうが普通にうまいし。

アタシらが食いたいのは、バリ島料理なんだよ!←できれば
ラワールやバビグリンやブトゥトゥ(鴨や鶏のスパイス蒸し焼き)みたいなやつが
バリ島のコッテコテな料理なわけよ。


そんなわけで前日に借りたバイクに跨って、

出かけたのはバリ島料理のいつもの行きつけ
「ハナ肇(似)のおっちゃんのワルン」
こと
「Warung Lawar Pak Budi」
まあ直訳すると、Bundiおじさんのラワールワルン、ってことやね。



この店に来るのはいちどの滞在につき、1回ほどなんだけど、
いつ通っても、ジモティーあふれる店先にバイクを止めた途端に
店のオッチャンかオカンに秒で見つかってしまう。
店にとってそれほど常連というわけではないのだが、めちゃくちゃ愛想が良い。



そして通いだしてから7年ぐらい経つんだけど、値段は全く上がらない。
なんて良い店なんだ。
いつ行ってもジモティーだらけなのがうなずけるってもんよ。

 


ボウルの中には血入りのラワールがスタンバイ。
ラワールはすぐに悪くなるので、数人分ずつ都度都度作っている

 

 

お座敷もあるよ。以前よりきれいになった感じ。
ここで食べるとスープもでてくる



つぎはニュークニン、にバイクを向かわせる。
 

でさー、モンキーフォレスト脇の道を抜けていったんだけど、
観光客が来るモンキーフォレストの入口が大型駐車場側からと、
ニュークニン側からのほうに移ったようで
モンキーフォレストの横道を抜けた道路は乗り付つる観光客で大渋滞してた。
ここに車で乗り付けたら渋滞するに決まってるだろう、おまえらいろいろ考えろよ……。

 

 

ここ、お初のワルンです。

前回の滞在時に目をつけていたLAWARのワルンなんだけど、
もし見つからないor営業していなければ、別の選択肢を探ろう作戦。
てか、ローカルワルンはホント行ってみないと営業してるかわかんないんだよね。

 

で、やってた。
「Warun Lawar Song Beruk」

 

植物が鬱蒼と生えてるので、ぼーっとしてると見逃しがち

 

 

ほかのローカルワルンに比べて、ちょっとだけ「小汚いワルン感」は薄いかな。
店の壁が超グリーンなのも「小汚いワルン感」を払拭することに一役買っている。

 

まあ近づいていくと普通にローカルワルンなんだけどね

 


で、人気のほどはどうなのかというと、
さっきの「Warung Lawar Pak Budi」ほではないけど、ぽつぽつローカルたちが
バイクでやってきてるのは人気があることを示しているとは思うけど、
すげえ驚いたのは、有名ホテルカーでやってきた人がいたこと。
スタッフ用に買いに来たのか、客に頼まれたのかは不明だけど、
客にラワールを出すんだったら、かなり冒険だよなー。


そしていつものように「なんで観光客がこんなワルンに来てんの?」という
ローカル客からの強い視線も浴びながら、順番を待つ。じっと待つ。

 

ガラスケースの中には提供されるおかず類がコンニチワ。
あたしの番になったので、ラワールがメインのナシチャンプルをオーダーしたら
ガラスケースの中のおかずやお鍋の中をチェック……うん、これは、期待できるやつ。
ラワールに関しても、赤いもんね本格的でおいしいやつじゃん、やった!

腸詰めは自家製と思われる

 

煮物やらサンバルやら、豚の皮を揚げたものもビニール袋にスタンバってた
サンバルは「プダス?」って聞かれるのでくれーっていう

 


豚三枚肉(皮付きの五枚肉だったかも)のスパイス煮。
汁の部分はご飯にちょっとかけたりもする

 

 

店のマダムがちゃっちゃと円錐状に油紙を折ってお持ち帰り(ブンクス)を作ってくれる

 

 

どっちのブンクスも足の早いラワールが主体だからさぁ、
いそいで宿に戻ります。

やっぱり使うルートは、モンキーフォレスト脇の抜け道。
ここ通ってると、モンキーフォレストから出てきた猿を横目で愛でてやります。
ばっしゃばしゃ水浴びしてるのが見られたりして、お金払って猿を見物するより
こっちのほうが猿の動きが自然でかわいいんだよね。


お宿に戻って、ブンクス対決をやろうやろう!


今回は
水色のビニールがハナ肇のワルンこと、「Warung Lawar Pak Budi」
黒のビニールがニュークニンの「Warung Song Beruk」

 

開けてみないとどっちがどっちだかわからんという

 


です。ではいざオープン

 

オープン直前。まだどっちかわからん(笑)

 


……いや〜、今回は盛り付けに難儀したね。
ラワールって、肉や野菜を剃りおろしたココナツなどと各種スパイスであえてあるので
蝋紙で包んである状態から盛り付けようとすると、もろっと崩れるわけで、
もうね、もろもろ地獄に陥るから、ちょっと開きかけたらこれよ。

 

 

こうなると本気で大変なんだよ……

 


軽く絶望しながら、できるだけ美しく盛り付けようとがんばる(笑)。
まあ、難易度が高いからさ〜、

“インスタ映え〜〜”
なんてレベルはとてもじゃないが、それでもがんばったよ、パトラッシュ。

がんばりっぷりは認めてください、こんな感じだよ。

 

 


でも言い訳ぐらい言わせてよ。


なんかさー、ローカルのナシチャンプルをブログにアップする人はぼちぼちいるけど
なんでみんなあんなにクソみたいなぐっちゃりした見た目で平気なんだろね?
別にアタシらは「映える〜」星人ではないけど、
もうちょっとなんとかできるんじゃっていつもモヤモヤしてるんだぜ。

 

ま、でも、とりあえず

かんぱーい☆ ごちーん!
ぷはー、いつもと同じようにうめー。

 


てわけでね、今回はリピートしてるワルンと、ご新規のワルンとのラワール対決。
さあ行ってみよう、ドンドンパフパフ。


まずはいつものハナ肇似の

「Warung Lawar Pak Budi」のナシチャンプルのアップ

 

がんばってできるだけきれいに盛ってみたよ

 


あれ?、具はいつものとおりだけど、ラワールの部分がいつもと違って白い!
これ、今回は豚の血を入れてないと見た。
店のボールの中には赤いラワールがあったから、ガイジンのアタシらむけに

わざわざ作ってくれたのね(泣)。
ありがとう、でも、豚の血が入ったほうがコクがあっておいしいのにな(自己責任です)
残念。

とはいえ、そのラワールはいつもどおりビターな味付けで、白胡椒やココナツの風味、
そしてほんのりピリ辛で、ビールも合うし、ご飯がいくらでもいけちゃうんだよね。
ウルタン(自家製豚の腸詰め)や三枚肉の甘辛煮とカレー煮という
安定・定番のラワール主体のナシチャンプル。
もううまいのなんのって!
いつもウブドに行くと真っ先に行く店の一つで馴染みのある味に
しみじみウブドに来た〜〜と、実感できます。
 

 


次。
ご新規のワルン、ニュークニンの「Warung Song Beruk」がこちら

 

やったぜラワールが赤い!

 


油紙の包を開けてみると、ほかのおかずはまあ予想通りとして、
ラワール部分は真っ赤。要する豚の生血が入ってるわけで、これは絶対おいしいやつ。
いやっほー!


そんなこんだで食べ始めるわけですが、今日はラワール主体のナシチャンプル対決。
「Warung Lawar Pak Budi」のラワールはいつもは豚の生血入りでコクがあって
まあまあ赤いんだけど、今日は豚の血ナシのラワールだから、
どうしてもニュークニンのワルンと比べちゃうとそのぶん見劣るな。

 

そんなニュークニンのワルンのほうは血入りで赤いので、コクはあるんだけど
そこまで赤くないので(赤いやつはもっと赤いのよ)、血っぽい味はナッシング。
あまりおかずが多くないナシチャンプルで、ウルタンも加工したというよりは
肉をごろっと詰めた系で、若干の肉汁がほしい私としては「惜しい!」
って感じだった。


とはいいつつ、ビールと合っておいしかったけどさ。


ラワール対決としては、互角かな。
ただし、アタシらとしては、ハナ肇の店は外せないわ。
正直、ウルタンや肉の煮物などのおかず類は毎度変わらないので
目新しさはないんだけど、まあそういう店だからまあいいのだ。
どちらの店もローカルでいっぱいだから、市民権を得てるんでしょうし。


ふー。ごちそーさまー!


が……ここでツレから衝撃の一言。

「なんか物足りない。もうちょっと食べたいな」

えー……どうすんだよ。いまからまた買いに行くのは面倒だよ。


(つづく)


【旅のおこづかい帳】
 

■Warung Lawar Pak Budi 
ナシラワール(ブンクス) …… 15,000Rp


■Warung Song Beruk
ナシラワール(ブンクス) …… 15,000Rp