2018年10月 ブンクスおかわり 〜Kyu Warung〜 | オッサン日記

2018年10月 ブンクスおかわり 〜Kyu Warung〜

どうもブンクスが量的に物足りなかったらしいツレ。

たぶんね、久しぶりのワルン飯にときめいて、
胃袋が「もっとローカル飯をよこせ」ってなっちゃったんだろうね。
やっぱ土地土地のご飯ってああ来たな〜って「沁みる」んだよね。

ということは置いといて、まずは目先の問題、ツレの
「もうちょっと食べたい」
をどうにかせんといかんわけで、アタシはちょっと心当たりがあったんだよね。


アタシ 「え~っとですね、手っ取り早い解決策があります」

アタシ 「お隣の家、昔Kyu warung
(注) やってたじゃん」

(注: Kyu Warungとは2代目ニョマンダナの並びにあったワルンである。
 とあるWebマガジンがニョマンだなと勘違いして取材したという
めっちゃ恥ずかしい記事もあったな。限りなくダサいWebマガジンである(笑)

https://tripping.jp/asean/indonesia/bali/54695 )


お宿に入る小径の入り口に看板出てたんだよね。

で、さっき様子をうかがったら、明らかになんか店をやってたんだよね。

 

コックの看板がソレ。こういうのを見逃さない食い意地の張ってるアタシ

 


ツレ  「???」

アタシ 「まあいいから、いいから、行ってみようよ、隣だからさ」




ってね、看板に気がついていたのもあるけど、テラスでご飯を撮ってたときから気になってたんだよ。

ホテルの制服着た地元の子たちが何組も、田んぼのあぜ道をグループで歩いてきて
なんなん?、って思ってたところに、みんなブンクスを買って帰ってたんだよね。
宿の隣のワルンで買っていた、ということのよう。
というか、窓の外から様子を伺うとパッと見一般的なご家庭の中庭スペースのところに
いかにもワルンっぽいガラスケースを置いていたり、
ワルンにおいてありそうなコピの袋や、インスタント麺の袋とかもあるし
もしここでナシチャンプルが買えたら楽でいいじゃん?
……ていう、隣でなんとかならねえか?作戦


ダメ元で行くしかない、で、行ってみた。

 

アクセスはあぜ道から。まあ小径経由でも行けるんだけどさ

 


ちーっす、と、あぜ道側からアプローチすると、隣のおばちゃんがスタンバイ。
「ここKyu Warungだよね?」と確認すると「そうだ」と。
よしっ。心の中でガッツポーズ。
こりゃ楽ちん。

 


次。
店(?)にガラスケースはあるけど、その中にオカズはあるか?
あるか? ある? ありますか?(三段活用←適当)

 

時間が遅かったためか、非常に残り物感が強い作りおきオカズ(笑)

 


あったよ! 作りおきのオカズあったよ。
ただね。問題はそれがいくらかなんだよ。ガイジン価格でグイグイ来られたら
なんかさっきまで食べてたワルンに申し訳が立たんじゃないかっていう。
お値段高くないとといいなあ……。

 


というわけで、ひっじょーにわかりにくいんだけどさワルンだった。
たぶんあの時点でワルンだって気づいてたのアタシらぐらいだったんじゃね?
ってぐらい、一般家庭の中にあるやつだったわけよ。
「店」と思わしきトコには、そこんちのデカイベッドで、
なんかいい年のオッサンとかガキンチョが寝てるし、バリ島の普通のお宅感がすごい。

一応、テーブルもあって、ここで食べようと思えば食べられなくもなさそう。
ただしよそのお宅にお邪魔してる感がすごくて、居心地は保証できない(笑)

 


店にはメニューもあって、ナシチャンプルとかナシゴレンとかミーゴレンとか
「オーダーしたら、いちから作ってくれるもの」のメニューもあったんだけど、
作りおきのオカズでブンクスにしてくれりゃーいいよ、つって
ナシチャンプルのブンクス作ってもらった。

正直、ガラスケースの中野オカズはもうだいぶ少なくなってて、
あんまりガッツリいける具材は少ないけど、肉っぽいやつをバナナの葉で包み
蒸した料理「トゥム」もあった。
最低限のナシチャンプルはできそうだ、まあ、これでいいよ。

 

オーダー制料理のメニュー。クリックすると読めるぐらいには大きくなるよ

 


てわけでナシチャンプルをブンクスでくれつったら、メニューはRp25,000だったけど、
ブンクスの方はそれより安いRp15,000という安い価格。
ここで食うのとブンクスは中身が違うのか、違わないのか、よくわからーず。

まあいい。

こうして追加の昼飯は楽勝で手に入った。しめしめ。



アタシらの買ったブンクスのナシチャンプルがコレ。

まあ、御開帳する前はどこもこんな感じだよね。

 

いつものように油紙で三角錐にされております

 

 

いざご開帳!
皿に盛り付けたのがコレ。

 

もっとドイヒーな感じになるかと思ったけど、なんとかなるもんだね
 

 

ビールをやったあとということもあって、さっきに比べて盛り付けにやる気が見られない。
すまんな(笑)。

主な具は

  • アヤムべトゥトゥ(鶏肉のスパイス蒸し焼き)
  • トゥム(肉をスパイスで和えてバナナの葉で包み、蒸したもの)
  • アヤムシシッ(細かく裂いた鶏肉にサンバルを和えたやつ)
  • ナンカの煮物(ジャックフルーツを煮たやつ)
  • ミーゴレン(要するに焼きそば。この手のナシチャンプルの中に入った、
     「作り置きタイプ」はインスタント麺使用がデフォ)



という、基本的に茶色いオカズのオンパレードでございます。
うん、いわゆる「インドネシア料理ではなく、バリ料理」だった。
これは褒め言葉。


この間、部屋を出てから5分ぐらい、いや〜、お手軽だったわ。


てわけでね、お隣に「たまたまあったワルン」で買った、
おかわりのナシチャンプルうーん……先のラワール店が80点だとしたら50点ぐらいかな。
とくに、サンバルの辛さも中途半端だったし(外国人配慮だったのかねえ?)、
あと、野菜関係一切ナッシングだもんねえ、バランスわるーい。


まあ……これはこれでコンビニエンスな感じでちょっとよかった。
ウブドにいる感があるっていうか。



ちなみにこれ書いてる2020年現在、あのワルンないんだってよー!
なんだよもう。

となりにあって、ダラダラしたいときにチョー便利だと思ってたのに!



【旅のおこづかい帳】
■Kye Warung

Nasi bunks(Ayam betutu) …… 15,000Rp