アルゼンチン選挙でミレイ氏予想外の「大勝」~【智慧を押し広げる】
社会福祉拡大路線に嫌気がさした国民が「小さな政府」に希望を託すおはようございます みなさんアルゼンチン中間選挙でミレイ氏率いる与党が予想外の「大勝」 ─社会福祉拡大路線に嫌気がさした国民が「小さな政府」に希望を託すhttps://the-liberty.com/article/22476/《ニュース》26日に実施されたアルゼンチンの中間選挙でミレイ大統領率いる与党「自由前進」が苦戦するという事前の予想を裏切り上下両院で合計約41%の得票率を獲得して大勝し最大野党「正義党(ペロン党)」の約32%を大きく上回りました《詳細》今回の中間選挙は大幅な議席改選(上院の半数下院の3分の1)を伴い政権発足から約2年の節目を迎えたミレイ政権の中間評価として位置づけられていました8月末に同氏の妹の汚職疑惑が浮上したことで50%を超えていた支持率が39%に急落し中間選挙の前哨戦である9月のブエノスアイレス州議会選挙では野党・ペロン党に敗北を喫したことで中間選挙での与党勝利が危ぶまれていました(関連記事:ミレイ大統領 頑張れ!10月の中間選挙で与党勝利が「微妙」と予想もアルゼンチンの「復活」には彼が必要)しかし多くの予想に反して上院で改選24議席中13議席下院で改選127議席中64議席を獲得し大きく躍進を果たしました(選挙前は上院72議席中7議席下院257議席中37議席だった)ミレイ氏は2023年12月に就任して以来長年の左翼政権により崩壊寸前だった国家を立て直すべく反対勢力の猛攻に遭いながらも「政府支出の大幅削減」と「大胆な規制緩和」を断行約2年間で連邦政府支出を約30%削減し政府職員の約15%に相当する約5万5000人の公務員を解雇省庁の数を18から8に削減することで「増税に頼らない財政黒字化」を達成しましたその結果前年同期比300%近くに達していたインフレ率は30%程度にまで改善し50%を超えていた貧困率は2025年上半期には31.6%へ低下2025年のGDP成長率は4.5%になることが予想されています中間選挙で大勝したミレイ氏は議会が可決した法案に拒否権を発動しその拒否権が覆されないために必要な議席数を確保したことで「小さな政府」路線をさらに加速させ2027年の大統領選挙での「再選」も期待されていますミレイ氏は今後20の税金を廃止し全体の税率を引き下げる税制の抜本改革や年金の支給額削減を含む改革に乗り出す予定です与党の勝利により株価・国債・通貨ともに大幅に上昇する「トリプル高」となりましたアルゼンチンの建築業界団体は選挙結果を受けミレイ氏が進めてきた「安定成長そして民主主義の尊重への道筋を確固たるものにしたいという社会の願いを反映している」と表明食品業界団体は「生産雇用輸出を強化する事業の安定性や競争力を強化する絶好の機会だ」と声明を発表するなど国内の経済界からも期待の声が高まっています与党の勝利にはトランプ米大統領がミレイ氏が中間選挙で勝った場合に限りアルゼンチンに最大400憶ドルの支援を提供すると発信していたことも追い風となりましたがアルゼンチン国民の多くが民間の自由を拡大する「小さな政府」路線を支持していることを表しています《どう見るか》年金や医療・教育等への補助金の削減など一時期国民に忍耐を強いることになる歳出の大幅削減政策が広範な支持を集めている理由はアルゼンチン国民が1世紀以上続いた左派政権時代に嫌気がさしていることにあります19世紀末から20世紀初頭には一人当たりGDPで世界5位になるなど世界で最も豊かな国であったアルゼンチンはその後100年以上続いた社会主義政策のもとで国が衰退し「先進国から途上国に転落した」国となりました長らく君臨した左翼政権は公教育の無償化や社会福祉の拡大それらを賄うための増税を行ったことで働くインセンティブ(動機づけ)を損ない国営化や価格統制など非効率な経済運営で景気は低迷急増した歳出を賄うため野放図に通貨を発行した結果通貨ペソは信用を失い2019年から2023年にかけてのインフレ率は累積で1020%に上り多くの国民が一日一食の食事にも事欠くほどにまで経済状況が悪化しました筋金入りの自由主義者であるミレイ氏はこれまでの社会主義路線と決別し歳出の大幅削減と減税規制緩和といった自由主義の改革を進めることで再び国を繁栄に導こうとしていますミレイ氏は今年9月に行った国連総会の演説で「財政拡大金融緩和そして個人に対する国家権力の拡大」という「プロセスが進行すると成長は停滞し成長が停滞すれば再分配を求める声はいっそう激しくなる」と指摘し自由主義を標榜している国々において「社会福祉」の名のもとに拡大している社会主義路線への警鐘を鳴らしていますまさにこれらがアルゼンチン経済を破壊したものだからですアルゼンチンがこれまで歩んできた道のりは教育の無償化や持続不可能な社会保障制度など「大きな政府」路線をばく進する日本にとっても非常に示唆に富むものです国を発展させるためには安い税金や規制緩和政府支出の削減といった「小さな政府」によって民間の力を最大限引き出すことが何よりも重要なのですザ・リバティweb社会主義政策が100年も続いたら先進国だったアルゼンチンが発展途上国になってしまった今の日本がアルゼンチンの二の舞になろうとしています成長が止まってはや30年世界の先進国からどんどん遅れを取って世界第二位だった経済大国だった日本は今はドイツに抜かれ3位となりもうすぐインドにも抜かれて第4位に落ちて行っています日本に出稼ぎに来ていたと南アジアの外国人たちはもはや出稼ぎの魅力が無くなっていると言っています既成と福祉と国民にはバラマキ給付金日本政府の借金は1兆3千億円に膨らみこの先膨らむ一方です好い加減に今までの政策を180度転換する時でう与党も野党も関係なく完全な社会主義国家になっていますトランプ政権も「小さな政府」を目指しています高市首相もトランプ政権に学び日本の政府を「小さな政府」にするべきです今日の光の言霊は【智慧を押し広げる】です日本に智慧を押し広げなければ不毛な国となり果ててしまいます真の国民に対する慈悲なる愛の思いがなければ簡単には日本は浮上できません高市さんには明治維新の志士「誠」文字が浮かんできています江戸から明治へ日本の国を開かんと命を懸けた志士の姿が重なるのです頑張って欲しいです新リーダーとなった高市早苗総理大臣にその気概はあるのか期待したいところです【智慧を押し広げる】智慧を押し広げることは同時に慈悲であり多くの人々の苦しみや悲しみを取り除く行為ですそれはまた愛の実践でもあります慈悲にして愛愛にして行動の原理が伝道ですこれが大事なのですHS『大悟の法』 P.265