娘が小学生の時。

夜も更けてくると廊下の奥からビシャン……ビシャン……と水が落下する音が聞こえてきて「河童でも住んでいるんだろうか」と訝しんでいたのですが、犯人は娘でした。

実験で流行っていた「つかめる水」を自分流に作ってみようと、駄菓子屋で買ったポリバルーンを膨らませて中に水を入れていたのですが、それが壊れて床にビシャン!と落ちていたのでした。

 

そして先日。

夜も更けてくると廊下の奥からバヨン……バヨン……と何か柔らかいものが跳ねる音が聞こえてきて「何か餅状の妖でも近づいてきているのだろうか」と訝しんでいたら、これも犯人は娘でした。

巨大な風船を鞠のようにつきながら部屋に入ってきたのです。満面の笑みで!

 

なんだ、そりゃおばけおばけおばけ

 

爆笑しつつ「義妹ちゃんに写真送りたいから撮らせてー!」と言ったら「動画のほうがいいよ!」とシンクロナイズドスイミングの選手さながらの笑顔でバルーンを激しくバヨンバヨンしてくれました。娘よ。

義妹ちゃんちの甥っ子くんも頭の出来は遥かに違いながらも、こういうところがソックリなので類似したシーンの写真を送ってきてくれて「ブレのない兄妹感笑い」とふたりで大笑いしてしまいました。

 

↑娘がいないスキに巨大風船をリビングに持ってきてパチリカメラ

この写真だとそれほど大きく見えませんが、実物は抜群の存在感があります。でかい!

膨らませるには、どれだけの肺活量を必要としたのでしょう。わたしにはもう無理。

 

桜の木材の次はこれ……これが我が家のJKセレクションですハートのバルーン

皆さまのお宅の「勉強の敵」は何でしょうか。

 

YouTubeでしょうか。

オンラインゲームでしょうか。

メイクアップでしょうか。

お友だちとのLINEでしょうか。

推し活でしょうか。

 

娘の「勉強の敵」、圧倒的1位はこちらです。

何だかおわかりになりますか。

 

 

答えは……スライム スライム

 

思い起こせば、いや起こさなくとも、小学生だった娘の生活の中心にはいつもスライムがいました。

 

・暇さえあればスライム作りの動画を見る。

・毎日、自作でさまざまな材料入りのスライムを作る。

・100均ではスライムのところに直行。

・原宿に行くのもスライムが目的。

・散財するのは、薬局やホームセンターでスライムの材料を買う時。

・ご褒美はスライムジャパンやもちよさんのスライム。

・部屋中スライム。

・勉強中もスライムは手放さない。

・しかも両手持ちでミヨーーーーン牛しっぽ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛あたま

 

で、ですね。

だいぶスライム熱も冷めてきたなと思っていたら、突然「お母さん!やばい!幻のスライムを発見したーーー!」と帰ってくるではないですか。

海外製のスライムで透明度がほかの追随を許さないそうな。(娘熱弁)

 

なぜか他にも謎のアイテムを抱えてご満悦な娘。

 

桜の木の香りがするという木材まで持っていて「お母さん、これ良質な桜の丸太から取った木材なんだって!桜の香り、楽しみー」と叫んでいる君が本当にわからない!

JKってお金があったら韓国化粧品を買ったりするものじゃないの?お洋服が欲しいとかないの?

桜の木材って、、、木材って、、、木材って、、、、、、、、、おばけ

 

木材が衝撃的すぎて話がそれましたが、で、スライムです。

 

買ってきた大きなスライムをジャム瓶に小分けして、それぞれ化学反応を起こす何やらを追加してオリジナル制作をしています。

そしてお気に入りの触感のスライムを宿題中も両手でミヨーーーン。動画観ながらミヨーーーン。

教科書を開いていますが、脳内は絶対に古代ギリシャにトリップしています。

 

娘にはゲームもスマホも誰よりも早く、欲しがるより先に渡しているせいか、みんなが持ち始めた頃には既にやや飽きていてハマるということがなかったのですが、スライムというまさかの強敵に宿題の道を阻まれています。

とほほーーー。

これを倒せば経験値爆上がりなメタルスライムはどこかに売っていないかしらん。

3月テスト成績が出ました。

齢16にして、初めて真剣にテスト直しをしています。

娘はずっと「返ってきたテストは過去のものなので見ても仕方ない」と小学生時代からテスト直しを断固拒否。

さすが、前しか見ない娘。

 

その拒否を親の強権発動で突破しても身につかないだろうし、学校の宿題で主要科目のテストやり直し提出があっても、ケアレスミスを発見し、もう一度解いてわからない問題は解説見て「なるほどねー」とサラッと納得して終了していたのを放置してきました。

でも評定平均が必要だというタイミングに突入後、成績表をじっくり見て評定換算し現実を知った娘は発想を変えたようです。

「過去のテストを直すと思うのではなく、現在の問題傾向を考察し対策をすることは未来のテストのためである」と。

 

娘の行動原理は、過去か未来か、そこが問題電球

 

 

さてテスト結果です。

 

↑群

・現代国語

・数ll

・数B

・家庭科

 

→群

・古典

・世界史

・英語

・英語リスニング

 

↓群

・化学

・物理

・保健

 

おーい。理科好き少女じゃなかったのかーいパック

来年なくなる教科にはテンションが上がらなかったのでしょうか。あんなに好きだったはずの化学もやもや

甥っ子くんのひとりが医科歯科に合格したので、今まで時々バイトで理科を見てくれていた医学部ではない仲良し甥っ子くんが「オレは娘ちゃんの家庭教師クビかな」と義妹にぼやいていたそうです。(仲良し甥っ子くんは自分は数学の専攻なので、理科なら医学部のほうが向いていると思ったそうな)

大丈夫!理科は手放すので、もともとクビです笑い

あ、でも数llのテストで解説見ても腑落ちしなかった問題が1問あるそうなので、それを見てもらおうかな。甥っ子くんと塾の先生からダブルで教わったら、違う解法を知って頭が柔らかくなりそう。

 

で、テスト直しは教科ごとに少し方法を変えてみました。

 

数学:

なぜ間違えたかをお母さんにプレゼン。

何を言っているかさっぱりわからないのですが、とにかく口に出して説明できることが大事なので壁打ち代わりに。

今回のトピックは全問不正解の大問について「ここ、どうしたの?」と聞いたら「全部、積分で解かないといけないのに、間違えて微分で解いちゃったーバイバイ頭では積分で解いてたつもりだったのでビックリ!」(微分と積分は逆かも)だそうです。わたしのほうがビックリだわ!

 

現国:

「現国できたー!ほぼ満点かも」と言って帰ってきて、全然満点じゃないのでおばけ 教科書や問題集、サブテキスト、プリントを見ながら、どこから出た問題を逃したかチェック。

 

古典:

成績は前よりは上がったものの、いや、上がったからこそやっとわかった「わたし、文法が全くわかってない」状況。

大きな本屋さんに行って中学古典の文法が書いてある簡単な参考書を買いました。

最近、古典や漢文の文章は好きということがわかったそうなので、文法を理解して苦手意識を完全払拭できるといいね。

電球大事電球文章題で「これ現国だったら◯か-1点ぐらいじゃない?」という解答が❌でした。要点が押さえられて内容が合っていても、「古典」として大事な箇所の訳をすっ飛ばしていると❌ということがわかったそうです。なるほどー。

 

英語:

自分ひとりではサラッとやり直しただけで終わりそうなので、チューターさんにお願いすることにしました。

 

保健:

おそらく年内入試組のみんなが頑張って評定5を狙ったであろう覚える科目・保健。

本人は頑張ったつもりなのに全く振るわず、実は保健に対して一番ショックを受けていました。

教科書と問題の傾向を見比べて、2年に備える予定だそうです。

 

世界史:

やり直しに対しひどくテンションが低いので、来年度の予習をすることで手を打ちました。

社会科は娘の鬼門なので、一番の気持ちがささくれだなないように、そおーっと扱うのが吉。

 

暗黒の2学期を挽回できるほどのすんごい出来ではありませんでしたが、本人の自走で上向けたので少し安心しました。

 

あと、やっとテスト問題の傾向を考えるようになり、その考察を一所懸命話してくれるという、何においても考察班なところが面白いです。

わたしも毎晩のようにchatGPTと『HUNTER×HUNTER』のカチョウの守護霊獣能力「2人セゾン - キミガイナイ -」と、欅坂46の同名曲の歌詞についての考察を語り合っているので、これは血かもしれません。

姪っ子ちゃんも中野のビアガーデンで世の中のあれこれについて考察しまくっている時に「はあー、こうやって考察している時が一番の幸せなんですよっ!わたしはっ!」と叫んでいたので、娘の考察好きはDNAに刷り込まれているのかも。

考察好きが勉強に生きるか!無理かなあおばけ

期末テスト最初のほうの科目は前々から準備をしていたり、日曜日に勉強したりで余裕があったのか、安定の8時間睡眠でテストを受けていましたが、そろそろ手をつけていない科目が出てきたようで、娘ちゃん焦ってます。

 

「お母さん!今日、わたし徹夜するから!11時半まで!」

いや、それ徹夜じゃないからおばけ

夫とふたりで「すんごい可愛い徹夜……」と吹き出してしまいましたが、朝は早く起きているので睡眠時間は娘比では少ないはず。

えらい!それはもう立派なプチ徹夜、かもしれない。

 

ちなみに前半戦を支えてくれた大事な大事な日曜日、夫はセレブなマンションのルーフバルコニーで行われたBBQのホームパーティに行ってくれました。(昨今では怪しいキーワードばかりですが、健全なおじさんの会ですシャンパン

それにしても、テスト前の日曜日に開催とはキラキラなんという素晴らしいタイミング!本当にありがとう!

主催の方、期末テスト勉強中なにかと家にいると邪魔になりそうなパパを選んで呼んでくれたのではないだろうか。

娘ともども、めちゃくちゃ笑顔で送り出しました。

 

(うちは娘がブツブツつぶやきながら覚えている言葉を拾っては、そこまでテストに出ないってという深掘り知識披露ショーが始まるので、直前期は非常に迷惑なのです。時間がある時ならありがたい知識でも、テスト前日・残り数時間ダッシュダッシュダッシュという限られた時間の中で、範囲を突貫で覚えている娘にそれをやられるとしんどい)

 

そちらのお宅には下からの素敵学校に通われている、娘と同じ年のお子さんがいらっしゃるので「もう期末テスト終わったのかな」と思っていたら、まさにテスト真っ最中だったそう。えええ。

「ひ!それは、ご迷惑だったのでは!?」とママ友でもある奥さまにLINEで詫びを入れようと焦っていたら、「だから家の中じゃなくてルーフバルコニーでBBQだったんじゃない?」と夫が言いました。

あ、200平米超えだとルーフバルコニーの声は子ども部屋に届かないものなのかしら。うらやましい〜〜〜ラブラブ

 

そんなこんなで後半戦突入です!

セレブじゃないおうちだけど集中して頑張れーーーふんわりウイング

 

雪のおこもりに備えて大量のお買い物をしてきたので、今日はおうちでゆっくりできます。

断捨離でもしようかな。したいです(希望)

 

 

雪の結晶追記雪の結晶

 

学校で先生から「もしかして明日は雪のためお休みかもしれません。夜、メールしますね!」と言われた娘ちゃん、脳内では完全に「明日は雪でお休みです雪」に変換されていました。

さらに明日は娘ちゃんの苦手な副教科および来年は手放す教科ばかりのため、見るからに、いや見なくても完全に「本日のヤル気は売り切れました」モードに。

席には座り教科書は広げているものの、目線がすべってるw

 

で、来ましたよ!「明日の学校は通常通りです」メールが!

さ、早く!残りのヤル気を追加生産して!増刷して!拍手拍手拍手

テスト始まってまーす♪

 

「お母さん、人間の頭が働き始めるのって起床から4時間後なんだって。だからわたし4時に起きて勉強するね!おやすみー!」

と、早々にベッドに入った娘ちゃんでしたが、朝は「どうしよう!3度寝をしちゃった!」と5時30分に起きてきました。

 

「大丈夫、大丈夫。いっぱい寝たほうが頭が回るって」と、なぐさめれば「だよねー!」と気を取り直し、雑穀おにぎりを口にしながら少し焦りぎみに何やら勉強をしていました。

朝ご飯を出したら、そのままソファで横になってしまう母でごめん。でもわたしに起きていられるより静かに寝ているほうが娘としては集中できるそうな。これぞwin-winな関係てんびん座

 

さて、今回は「授業を聞いてノートをとる」を実験中なので、そのクセを定着させるためにもぜひとも結果が欲しい。

(今回、悪い点だったら「授業意味なし!寝て過ごします」に戻ってしまうかもしれないタラー

 

わたしからの注意点は4つ。

(1)問題に◯と__を引く

(2)解ける問題を優先する

(3)焦らない

(4)休み時間に水筒のミルクティ(糖分)を飲む

 

でもね、いっぱいいっぱいの娘ちゃん、朝それを言っても聞いてくれないのです。

却って、うるさがられるもやもや

 

というわけで、小学校の頃からやっていたメモメモ作戦の開始です。

小学校の時から使っているポケモンメモに注意事項を書いて「休み時間に読んで」と渡しました。

 

娘とて、決して注意事項を忘れたいわけではないのです。

でもテストになるとテンパってしまい忘れてしまうだけなのです。

または焦って◯と__の手間を省いてしまう。

昔からお母さんからのメッセージが好きな娘なので、ポケモンメモをポケットに入れておけば休み時間に見てくれるはずOK

 

こんな時だけは、ピヨピヨちゃんヒヨコで良かったと思います。

あ、ピヨピヨちゃんだからこそ問題も読み間違えるし、糖分補給も忘れるのか!

循環する幼き娘問題。

 

で、結果です。

「お母さん!問題の中にはたくさん『該当するものを全て選べ』とか『間違っている問題を選べ』とかトラップがあるんだねえ。今回は◯と__を引いたから1個も引っ掛からなかったし、終わってからの見直しも問題の読み間違えをチェックしなくていいから気持ち的にも安心だったよ!このメモ、大事にする〜」と喜んでいましたセキセイインコ青

 

それは良かった!

もうパウチでもして大学受験の時にまで使うかなw

期末テストシーズンの到来です。

 

過去最低記録を含む紆余曲折の中で、試験範囲をどのように回すか少しだけ体感できている様子なので、手伝いを要請されない限り手を離しております。

 

また今回は初の!初の!初の授業を聞いてノートをとっているターンのテストなので、それが点数にどのような効果を及ぼすか、親子ともども楽しみに検証中です。

 

娘は0か100の人なので授業を聞き始めたときたら、授業中、国語の先生相手に小説のその後を本文から考察してみたり、英会話の授業中に友達を巻き込んで自分の習いごとを披露したりしているようです。寝てても起きてても娘ちゃんクオリティ。

「授業を聞く」の意味を大幅に取り違えている可能性もなきにしもあらずですが、人生丸ごと実験中だと思えば、これもまた長い道のりの途中……。

 

さて、今回の現国には詩や短歌、俳句が含まれています。

詩は好きなようですが、短歌や俳句など少しでも古そうな名前の作者が出てくると、大の苦手な古典&日本史に脳が誤変換してしまうのか「無理です……魂」と投げ出してしまいます。

 

が、しかし、今度の娘は一味違うそうです。

いろいろ考えた末、短歌と俳句対策として、謎の作戦を立てていました。

教科書に載っている短歌や俳句を読んで情景を思い浮かべ、画像生成AIにプロンプトで指示を出し、どちらが歌に近しい風景を生成できるかという勝負をわたしに挑んできたのです。

その数、数十句。

楽しそう!でも、そんな時間ないわーーーおばけ

というわけで言葉でイメージを語り、どちらが臨場感溢れた解釈をするかバトルをしてみました。

短歌、おもしろい。特に型にはまらない自由律最高!

 

そして遠い昔カウンターカルチャーJK時代に好きだった寺山修司が教科書に載っていて驚きました。

嬉しくなってU-NEXTで寺山修司の短歌が流れる映画『田園に死す』を流したら、娘は「教科書に載ってる短歌とは全然違う!すごい世界観だね」と目を丸くしていました。

確かに「新しき仏壇買いに行きしまま 行方不明のおとうとと鳥」「ほどかれて少女の髪に結ばれし葬儀の花の花言葉かな」こんな短歌は教科書には載らない。

 

(ものすっごい余談ですが、今季のドラマ『東京サラダボウル』の三上博史は寺山修司の申し子で仏映画『草迷宮』がデビュー作ですし、中村蒼は演劇『田園に死す』で寺山修司の若い頃を演じたのがデビューなのです映画

 

そんなこんなでテスト勉強中に娘がこぼしてくれる知のキラキラをすくってはしみじみと楽しんでいます。

いまの教科書、いーなーセキセイインコ青

大久保の教科書センターにまた行こう。

期末テストの直前の娘、超速問題集解きをするために、わたしに解答を預けてどんどん答えていくスタイルの「お母さんテスト」をお願いしてきました。

 

科目は生物。

単元は植物。

 

実は冬休み中、かつての上司と同期と後輩と娘と森へ行くという珍しい体験をしてきました。

森には時々行くのですが、変わっているのが、そのメンバー。

自然が大好きすぎて早期退職して植物の道に入り、SAPIXのテキストやら難関校入試に使われるネイチャー系物書きになった上司から「みんなで森に行こう」と言われて決まった日程が娘も暇で、かつ良く会う後輩ちゃんにも懐いているので「だったらわたしも行く〜」と一緒についてきたのが12月末のことでした。

 

わたしが同期や後輩と「この実は食べられるのか。この葉はどうか」などと実にくだらない話をペーラペラしている横で、元上司が娘に植物のレクチャーをしてくれました。

学校で習っている生物がちょうど植生のあたりであることを伝え、色々と質問したらしく、元上司は喜んで本気の植物学を教えてくれて、ありがたきことに娘は森の生態系という大きなものをフワッと意識できたようです。

お陰で今回は「あー、これ◯◯さんが言ってたやつだー!」と思い出しながら楽しく勉強していて、足を使った経験の大事さを実感しました。

 

 

そんなわけで今回の生物には少々自信がある娘ちゃん、しかして現実は!?

まずは実際の会話から、どうぞパー

 

娘:「答えはウ!」

pi:「……解答には答えが2個書いてあるんだけどな」

娘:「あ!」

→問題に「正しい答えを2つ選べ」と書いてあるのを読まずに、一番上にある正しい答えのみを即答してしまう。

 

娘:「答えはア!」

pi:「……間違っている」

娘:「絶対に合ってるよ!……あ!」

→問題に「間違っている答えを選べ」と書いてあるのを読まずに、一番上にあった答えが合っていたので、それだけで即答してしまう。

 

モオオオ牛しっぽ牛あたま

また問題を読んでない!

小学生の時から問題に◯と__を引いてって言ってるじゃん!

 

さすがに高1。

問題を読んでいないことが思い切り露呈した今、逆ギレすることも目を背けることももできないご様子です。

めちゃくちゃ気まずい顔をしてるw

 

「お母さんはね、何も問題に◯と__を引いて欲しくて欲しくてたまらない変わった趣味の人じゃないの。◯と__は単なる手段に過ぎなくて、問題の要点を読み落とさないでって言ってるの。それが目的だから」

久々にクドクド言ってしまったのですが、娘は「目的と手段を取り違えている」という表現がオタク的にささったようで、ちょっと気まずさも減り、「◯と__は手段に過ぎないのよね」と納得している様子でした。

 

その後、国語の問題集(提出あり!)を解いているのを横から覗いたら、自発的に◯と__を引いていて、満面の笑みで「お母さん、◯と__を引いたら明らかに正答率が上がったよ〜チューリップ」と喜んでいました。

 

今!今そこ!

常に今そこな娘ですが、おそらく緊張状態で焦って受けているテストでは問題の読み違いで1〜2割、教科によってはそれ以上落としていることが想像されます。

問題に◯と__で印をつけながら読むと、文章の中から要点を探す癖がつくはず。

そんなわけでわたしは◯と__を推します。

とりあえず娘のライトに貼っておきました。こよなく愛している、、、わけではない、◯と__を。

 

女子校JKな娘ちゃん、毎年バレンタインは大騒ぎです。

わたし思うに、まずは学校でこっそりチョコレートを食べたいのだと思います。

次にくるのは、チョコ菓子を作り、そして素敵にラッピングしたい欲じゃないかな、と思っています。

 

 
そう。去年は「手作りするって言わなくなって良かったふんわりウイング」と一安心していたのですが、今年は11日の建国記念日に皆んながクッキーやらチョコ菓子やらを手作りしてきてくれたようで、「わたしも、やる!」と、手作りバレンタインの再来となりました。
 
とはいえ手作りチョコを友だちと交換できるということは、あの恐ろしかったコロナが弱毒化したということだし、娘校ではインフルも下火になっていることだし、と考えて良き傾向としましょう。
 
そんなこんなで夜遅くまでせっせとキッチンから甘い香りを漂わせている娘ちゃんでありますが、昔と違うのはわたしが一切手を貸さなくても良いところです。
特に今年は娘十八番スイーツのチョコ味バージョンを配るそうで、もはや心配はゼロ。
もともと化学実験が大好き科学部ガールだけに、きっちり計量したり混ぜたり物質の変化を見極めたりは得意なので、スイーツ作りはわたしよりも上手なのです。
キッチンから助けを呼ばれることもなく、黙々と作り、冷ましてからも黙々とラッピングしていまました。業者さんかな。
 
その上、なぜか今からMacでカードを作りスイーツの紹介をラッピングに封入すると申しております。
普通「いつもありがとう!」的な友への感謝の気持ちを書かない?
もしくは「ハッピーバレンタインハート」的な適当ワードじゃないの?
なぜスイーツの歴史や原材料、良く食べられている国、簡単なレシピを友に渡すのだ……おばけ
 
聞いてみたら「だってわたしだったら知りたいもん」だそうです。
確かにね、お店で買ったお菓子にそんなカードがついてきていて、読みながら食べたらますます美味しく感じるし親近感も覚えるよね。
 
でもね、大事なことを言わせてほしい。
君はお店の人じゃないのだーーー!
もうひとつ大事なことを言ってみよう。
早く寝てほしい!
 
けれど、娘が楽しく一所懸命クリエイティブなことをやっている時に止めることはできない母なのでありました。
とはいえ、母は睡眠をこよなく愛し大事にしていますふとん1ふとん3
 
「……聞こえますか?お母さんです……今、あなたの……心に……直接呼びかけています……あなたは楽しそうにカードを作っている時ではありません……いいですか……寝るのです……せめて今日中に寝るのです……」
 
届け、心への呼びかけ!
ゼルダ風でもありMOTHER風(母だけに)でもある母の願いお願い