毎日毎日ぼくらは鉄板のように熱されたアスファルトの上で灼熱の大学受験に焼かれてイヤになっちゃうよ〜ルンルン

 

『およげ!たいやきくん!』をご存知ない方には大変失礼しました、な、出だしでスミマセン。

 

探求活動でも、塾でも、勉強でも、急に「あれが必要!」「これもやっておいたほうがいい!」「ここに行かなくちゃ!」がとても多くて毎日、予定が変更になるバタバタの連続です。

 

そんな中、夏休みが始まりました。

1学期のまとめはこんな感じです。

・懸念事項だった評定平均は、何とかクリアしました。

・もう1校、他の学校も受けてみるかも、とオープンキャンパスに行ってます。

・併願するかもしれない大学の英検はクリアしてました。

・最後の運動会は涙涙の感動でした。

・東進の全国統一高校生テストは意外にOK

・一般に向けて公共・政治経済を始めたい(始めてはない、希望であーる)

さて、上の3点について少しばかり補足なぞを。

 

<評定平均>

娘の志望校のうち一校には評定足切りがあります。

高3最後の定期テストの前に、高1と高2まで出ている評定をベースにどのぐらいで着地するか計算したみたのですが、娘ができうる範囲でいうと「どんなに悪い点数をとってもクリアできそう。その代わり、どんなに良い点数を取っても大幅に上がることはなさそう」でした。

もともとかろうじてクリアな評定だったので下手したら下手するぞと親子ともども恐怖に怯えていたのですが、普段通りの成績をとって想像通りな点数で終わりました。

結論:高3最後の最後では上がりもせず、下りもせず。それが評定平均。

 

指定校推薦や評定の足切りがある総合型の子は皆んな頑張っていたと思います。

評定について面白かったのが娘は息抜きと実益(評定5ゲット)を兼ねて受験には関係ない芸術を選択していました。

先生に「Youは何しにこのクラスに?」と聞かれたので、ズバリ「評定で5が欲しいんですお願い」と言って先生に「この正直者!」と爆笑されたそうです。ちなみに中1から通年5をもらっていた授業でした。

もともと得意な科目だったのもありますが、芸術系の大学を受験するガチ勢の準備を手伝ったり、それでいて本気で取り組んで先生から「あなたの作品は受験関係ないから癒されるー。ここ先生がやってもいい?」と一緒に楽しんでみたり、良いことずくめだったそうです。

 

<併願>

一般選抜の偏差値と総合型の合否は相関性がないように思えます。

が、先生と相談して、あと1校、併願(という言い方でいいのかしら?)で受けることになりました。

やりたいことと条件で考えて、候補は今のところ2校。オープンキャンパスに行って決めるそうです。

今までは「ここに行きたい」からの決め打ちで明確な意図を持ってオープンキャンパスに行っていたので、受験するかどうか決めるためのオープンキャンパスは物心ついてからは初めてかも。

ちなみにやっと物心ついたのは高1の秋ですおばけ

 

<英検>

仕事上でお付き合いのあるバリキャリワーママの先輩ママふたりに言われたんです。

「あのね、picotさん。私大文系の受験は英語よ!しのごの言わず英語なの。わかるわよ。picotさんの(こじれにこじれた)性格上『なんで他の国に生まれたら当たり前に話せる言語が……』って思う気持ちはめっちゃわかるの。わたしもそう思っていたの。でもね本当に英語なの。絶対、英語なの。将来的には変わるかもしれないけど、娘ちゃんが受験する来年はまだ英語なのよ」と。

こじれっぷりが似ている同職のママふたりに同じことを言われ、息子さんが使われた大量の英検問題集まで宅急便でお送りいただき、とうとう覚悟を決めました。

「英検、それ美味しいの?」という、こじれきった態度を改め娘ともども真っ直ぐ英検に向かいあったのが、2026年度の大学受験が終わった3月。つまり高2の終わりも終わり。

わーん。学校からの強制ではなく自発的に申し込んでみました。

その時のスコアで英検足切りがある候補校の点数はクリアしていました。

ちなみにCEFRはリスニングが判定不可能な - が付き、スピーキングは満点肉薄でした。たぶん声が大きかったんでしょうねおばけくん

英検でもわかる、娘のアンバランスさよ。

これから一気に英検S-CBTラッシュがあるのですが、探求活動にまつわるご用事が多すぎて多すぎて多すぎすぎすぎて腰を据えて対策ができません。

 

さあ、暑くて熱い夏の始まりです晴れ

成長できれば、なにより!

大学に提出する書類製作、だんだん佳境に入ってきました。

 

塾で書類を製作する中で、「これはポイント高いね!」と全く意図していなかった方向から褒めてもらえたそうなので、ご紹介します。

 

それは、表題通り、部活と委員会。

 

先生から「学校の活動で、何か書けることある?」と聞かれて、「部活もまだ所属していて個人で(誰でももらえる賞に)入賞してますし、委員会も中学から(実は小学校から)ずっと同じものを続けていて校外での活動も含めて最前線でやっています!」と答えたら、「意外!あなたみたいな外部活動がメインな子って学校での行事に参加してない子が多いから、これはポイント高いわ」と言われたそうです。

 

そうなんです。何でもかんでも楽しそうだと思ったことは「やります!」と手を挙げて、気力で完遂するものの終わってから発熱して倒れる人、それが娘ちゃんおばけくん

それを看病する人、わたしおばけ

 

文化祭の時は毎年、部活・クラス展示・委員会と三足の草鞋を履いて校内を駆けずり回っていたし、運動会でも出番と同じぐらいお仕事があって、「大変そう目 終わったらまた熱出すんだろうなー」と心配していましたが、本人がやりたがっている以上、見守るしかありませせんでした。

 

去年の文化祭でも、3つのシフトを隙間なく組んでいたみたいで、廊下で歩きながらクラス展示のコスプレから委員会の法被に着替えている鬼滅隊みたいな娘を目撃しました。その後も後輩ちゃんたちに役目を割り振ったり、急遽頼まれてカッコイイ活動をしている様子を写真に残せておいて良かった!娘推しの面目躍如ですハートのバルーン

いつぞやの運動会では、委員会の集合と重なってでクラス写真に入れなかったと泣きべそかいていたけど(その後、委員会と部活メンバーで撮った写真が送られてきて喜んでいました)本当に好きでやっていることが何かの役に立って嬉しそう。

 

学校LOVEな娘が「楽しそう!」に釣られて好き&責任感だけで無欲に行っていた活動が、娘に「意味や目的を持つ行動だけが人生にとって重要なわけじゃない」と教えてくれてくれたようで何だか嬉しくなります。

どうにも受験を前にすると、親の取捨選択の目線がより実りがある活動よりになってしまうので、言うことを聞かない娘で良かったです。このまま後1ヶ月半、学校や塾のお仲間さんたちと支え合ってがんばれー。

 

娘ちゃん、大人の方々とメッセージをやり取りをする機会がとても多いです。

 

どの方ひとりとっても失礼があってはならないので、文言の最終チェックはわたしがしていましたが、だんだん相手の方との関係性をふまえ安定したメッセージを書けるようになってきたので、最近は少し適当ぎみ。

文章を細かくは読まずに、書くべき要素が抜けてないか、展開に無理がないかぐらいしかチェックいなかったのです。

 

今日もメッセージを読んで「これでいいよー」と返事をして数分後、「お母さん!本当に見ているのーーー!?おばけ」と大爆笑。

慌てて読み返してみたら、一行目から……

 

 

「●●さん、お久しぶりぶりです」

 

 

「ぶりぶりってーーー!」と、ふたりで大爆笑。

本当、ごめんごめん。

適当なことがバレてしまった。

娘の親友ママと「あの子たちのすごいところって、母の失敗を責めないところだよね。わたしたちは責めちゃうのに、謝るといいよ〜と気にもしてない様子で人間ができすぎている。いや、母たちがアホすぎて呆れられているのかもしれない」と言っていたのですが、今回も爆笑で終了。気をつけます。

 

そんなわけでお夕飯のおかずは、久しぶりぶりに、ぶりの照り焼きです。

大根おろしを添えて美味しくいただきますお願い

高3になって娘が普通のお弁当を食べてくれるようになったという、天から降ってきたかのような僥倖に、お弁当箱スキーとしては毎日が楽しくてなりません。

寝る前にはお布団の中で、明日のお弁当を詰めるシーンを箱庭を埋めるかのごとくシミュレーションし、羊が一匹羊が二匹……の代わりに白い米が一粒、二粒と数えて入眠。さらには午後の授業なない日にまで間違って作ってしまう始末です。くっ。高3の時間割は不規則。

(そんな放浪のお弁当は夫が美味しくいただいてくれます)

 

さて、中学受験まっさかり小6の時に、コロナを理由に通塾を完全拒否した娘ちゃん。

テストの時だけ塾に通うという暴挙に出ていましたが、主訴は「塾でお弁当を食べるのがイヤ」でした。

当時のコロナ下、小学校の給食は、全員が前を向きスクリーンに映し出された映像を見ながら黙食するスタイル。でも、塾は違いました。

受験とコロナのストレスからか、中にはお弁当タイムに椅子の上に立って大騒ぎする男子グループがいたそうで、娘いわく「わたしからお母さんに感染してしまうかもしれない」と本気で心配していました。

 

そんなわけで、わたしが作りたくても作れなかった中学受験の塾弁、こちらが詰まっているのが『二月の勝者 11巻』になります。

 

やれ、島津家のお弁当はお祖母ちゃんが作ってくれているから茶色いだの。

ジュリは冷食のクリームコロッケが大好きだの。

匠んちのつけうどんは冬の塾弁の最終形態なのではないかだの。

理衣沙ママはお弁当を作りながら娘の帰りを待っているだの。

「いーなー。わたしも塾弁作りたいなー」と指をくわえて見ていることしかできませんでした。

 

中でも我らがまるみちゃんとママの一歩前進に、いわゆる卵焼きと唐揚げというThe お弁当キラキラが重要な役割を果たすのです。

ああ、美味しそう。

 

でも、わたしが一番好きなコマはお弁当を詰めているシーンではありません。

まるみママがお弁当箱を洗っている手元です。こういう女の子が使っていそうなプラスッチックのお弁当箱にも憧れます。シンとした中学受験前の冬の夜にプラスチックのお弁当箱を洗っているカチャ、カチャ、という音はさぞ寂しげに甘く響くことでしょう。(大学受験とかもう、暴れ馬を見守ることしかできないのでw)

 

「お弁当がたくさんピンクハート」と思いながら、11巻だけをkindleでじっくり読み込んでいて、新しい発見をしました。

原くんママのインテリアセンスが本人と乖離している!

さっぱりしていて合理的な考え方に見える原くんママのおうちが、もんのすごいカントリーなんです。家具はもちろんのこと、アールを多用したウォールシェルフまであって、積極的にカントリーテイストを取り入れているご様子。

そして他のご家庭に比べて、描き込みが面倒くさそうなほどにごちゃっとしています。床のスペースがない。

これは原くんママが最後の最後で言っていたことと逆のことを考えてしまうキャラクターへ変貌を遂げるための布石なのでしょうか。当時は原くんもママもノーマークだったので気づきませんでした。

 

そして、理衣沙ちゃんちのキッチン。

見えづらいかもしれませんが、水道から黒い液体が出てコップに入り溢れているように見えます。ホラー!

奥のシンクで水道から水が出している状態で、手前のカップにティーバッグが入っていて外に出ているタグと一体化して見えちゃうのかな。でも理衣沙ママは菜箸を持ってお弁当を詰めているし、そんな時に水は出しっぱなしにはしない。

めちゃくちゃ気になります目

 

そんなんで、うちのお弁当。

最初の1週間は切り身だったりほぐしたり焼いた鮭ばかりでしたが、今ではたいてい何でもいけます🍱

 

昨日の娘お弁当。

ごくごく普通のお弁当に見えますが、ここまで来るのに14年かかりましたおばけ

 

高3になった娘さん。

ほとんどが選択授業になったため、お弁当5人チームがなかなか揃わず、2人だけのランチというシーンに遭遇したそう。

そこで初めてマジマジとお友達のお弁当を眺めてみた目と。

「そしたらね!焼いた鮭と海苔ご飯が美味しそうだったの!わたしも同じお弁当を食べてみたいラブラブ

 

なんと!なんと!なんと!唐突にこんな日が来るなんて。

そう、娘は常温のお弁当が食べられなかったのです。

 

翌日はおそるおそる甘塩鮭(一晩みりんとお酒を塗っておく)に卵焼き、ほうれん草の胡麻和え、にんじんのきんぴらを副菜として添えて海苔弁にしました。

すると「お母さん、最高に美味しかった!曲げわっぱも褒められたー!」と帰ってくるではないですか。もう感涙タラー

(正確には曲げわっぱではなく竹製です)

 

生まれた時から食に興味がなく、身長も体重も中身も牛歩でゆっくりゆっくり成長してきた娘。

身長は中1から14cm伸びてくれましたし、ご飯も少食ながら好き嫌いがなくなりましたが、お弁当だけは別でした。

保温ジャーかサンドイッチオンリー。

そして、突然の普通のお弁当をご所望〜キラキラ

 

漆のお弁当箱コレクターとして、お弁当とは箱庭である論者として、メタボリズムの旗手が著した『幕の内弁当の美学』の愛読者として、本当に本当にほんっとううううに娘にいわゆる普通のお弁当が作りたかった。

茗荷の甘酢漬けや紫キャベツなど、これを入れればオシャレお弁当のできあがり星な飛び道具は使えないですし、常温の生野菜は相変わらず苦手なのでプチトマトも入れられず、彩りの地味なお弁当にはなりますが、それでも嬉しくてお布団のなかでお弁当箱のなかのレイアウトを想像しながら眠りに落ちています。

 

昨日の試み「さめた鶏の竜田揚げは食べられるか?」は見事クリアしたので、今日も鮭半分に担保をかけてソーセージいってみました。はじっこにちんまり。いってらっしゃい。

 

さて、ここからは考察タイム。

なぜ、娘は突然、お弁当を受け入れたのでしょうか。

 

実はずっと娘も他の子たちと同じように常温のお弁当を食べられないことが気になっていたとは思います。

今回、ホルムズ海峡が封鎖されるにあたり、「今後、中東から石油が入らなくなることで毎日の生活にどんな支障をきたすかわからない。今回のことに限らず、災害や戦争やパンデミックなど自分の力ではどうしようもない大きな力でエネルギーや日常品の規制が行われた場合、冷めたお弁当を食べられないのは非常に不利」とニュースを見ながら伝えました。

 

冷めたお弁当には冷めたお弁当なりの、出来立てご飯とは違う別の美味しさがあって(それは崎陽軒のしゅうまいが冷めている方が美味しいように)、その美味しさを知っているかいないで、いざ望まない状況下で冷めたお弁当を口にした時の美味しさの発見方法が違うと思ったのです。

 

もちろん娘はそれを聞いたからといって「そうだね!じゃあ明日からは普通のお弁当でお願い流れ星」とは言いません。

何週間かたって、娘のタイミングで、母から言われたからではなく、自分の「友だちの鮭が美味しそうだった!」というポジティブな感情により「普通のお弁当を自分で食べてみたいと思った」という行程を経て新しい体験を受け入れたのだと感じました。

 

聞いていないようで、実は心に効いている。

行動変化は親に従うのではなく、自分の体験によるタイミングで。

 

それが親子なのかな、と、そんなことをお弁当を通じて教わりました。

考察おしまい。