高3になって娘が普通のお弁当を食べてくれるようになったという、天から降ってきたかのような僥倖に、お弁当箱スキーとしては毎日が楽しくてなりません。
寝る前にはお布団の中で、明日のお弁当を詰めるシーンを箱庭を埋めるかのごとくシミュレーションし、羊が一匹羊が二匹……の代わりに白い米が一粒、二粒と数えて入眠。さらには午後の授業なない日にまで間違って作ってしまう始末です。くっ。高3の時間割は不規則。
(そんな放浪のお弁当は夫が美味しくいただいてくれます)
さて、中学受験まっさかり小6の時に、コロナを理由に通塾を完全拒否した娘ちゃん。
テストの時だけ塾に通うという暴挙に出ていましたが、主訴は「塾でお弁当を食べるのがイヤ」でした。
当時のコロナ下、小学校の給食は、全員が前を向きスクリーンに映し出された映像を見ながら黙食するスタイル。でも、塾は違いました。
受験とコロナのストレスからか、中にはお弁当タイムに椅子の上に立って大騒ぎする男子グループがいたそうで、娘いわく「わたしからお母さんに感染してしまうかもしれない」と本気で心配していました。
そんなわけで、わたしが作りたくても作れなかった中学受験の塾弁、こちらが詰まっているのが『二月の勝者 11巻』になります。
やれ、島津家のお弁当はお祖母ちゃんが作ってくれているから茶色いだの。
ジュリは冷食のクリームコロッケが大好きだの。
匠んちのつけうどんは冬の塾弁の最終形態なのではないかだの。
理衣沙ママはお弁当を作りながら娘の帰りを待っているだの。
「いーなー。わたしも塾弁作りたいなー」と指をくわえて見ていることしかできませんでした。
中でも我らがまるみちゃんとママの一歩前進に、いわゆる卵焼きと唐揚げというThe お弁当
が重要な役割を果たすのです。
ああ、美味しそう。
でも、わたしが一番好きなコマはお弁当を詰めているシーンではありません。
まるみママがお弁当箱を洗っている手元です。こういう女の子が使っていそうなプラスッチックのお弁当箱にも憧れます。シンとした中学受験前の冬の夜にプラスチックのお弁当箱を洗っているカチャ、カチャ、という音はさぞ寂しげに甘く響くことでしょう。(大学受験とかもう、暴れ馬を見守ることしかできないのでw)
「お弁当がたくさん
」と思いながら、11巻だけをkindleでじっくり読み込んでいて、新しい発見をしました。
原くんママのインテリアセンスが本人と乖離している!
さっぱりしていて合理的な考え方に見える原くんママのおうちが、もんのすごいカントリーなんです。家具はもちろんのこと、アールを多用したウォールシェルフまであって、積極的にカントリーテイストを取り入れているご様子。
そして他のご家庭に比べて、描き込みが面倒くさそうなほどにごちゃっとしています。床のスペースがない。
これは原くんママが最後の最後で言っていたことと逆のことを考えてしまうキャラクターへ変貌を遂げるための布石なのでしょうか。当時は原くんもママもノーマークだったので気づきませんでした。
そして、理衣沙ちゃんちのキッチン。
見えづらいかもしれませんが、水道から黒い液体が出てコップに入り溢れているように見えます。ホラー!
奥のシンクで水道から水が出している状態で、手前のカップにティーバッグが入っていて外に出ているタグと一体化して見えちゃうのかな。でも理衣沙ママは菜箸を持ってお弁当を詰めているし、そんな時に水は出しっぱなしにはしない。
めちゃくちゃ気になります![]()
そんなんで、うちのお弁当。
最初の1週間は切り身だったりほぐしたり焼いた鮭ばかりでしたが、今ではたいてい何でもいけます🍱






