ピンカドみぃ~つけた!

ピンカドみぃ~つけた!

一級建築士事務所「KADO」代表・笠松豊がつづる日々のこと。

ブログタイトルにある「ピンカド」について、ちょっとご説明します。




ピン角(ピンカド)とは――

建築用語で、


柱や梁などの部材の先端を面を取らずにシャープな角に仕上げること。




美しいピン角=職人がいい仕事をしている証拠




ピン角精神を忘れずに毎日仕事しています!




KADO 一級建築士事務所



こんにちは、KADO一級建築士事務所の鶴濱です。

 

先日、セミナーに参加しました。

世界で有名な家具ブランドや製品をご紹介いただきました。

 

値段は高額なものが多いのですが、

その価値に見合うだけのデザインへのこだわりと企業や職人の技術があります。

家具は

造り手の座り心地の良さへの追求や、品質への妥協のないこだわり。

その思いの集積が個々の家具の曲線美や心地よさ、美しさを生み出しており、

長く使い続けられる家具になっていきます。

無垢材から削りだすことで繊細な曲線が表現でき、

使い続けるほど味が出る質の良い椅子が作り出されます。

 

Ritzwellの家具

一脚は自宅に置いてみたいと思ってしまう家具でした。

こういった造り手のこだわりの詰まった家具は一生物にして大切に使っていきたくなります。

 

 

家具に限らず、

長年の技術から作り出された製品がありました。

綺麗、オシャレ、かっこいい、そんな言葉が出てくる商材。

 

金属コーティング剤のVerometal

Verometalはドイツ生まれの金属コーティング剤で、

塗装であるため、重量、板材のサイズに関係なく金属の質感を表現できます。

また、ジョイントができないところも魅力です。

空間のアクセントに使うとより洗練された高級感のある空間を演出できます。

 

 

 

 

随分とご無沙汰してしまった。

桜の季節だけに これを挙げよう

夜の中目黒

照明は控えている様子・・・

こんにちは

KADO一級建築士事務所の大橋です。

 

新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございました。

本年も弊社一同、皆様方のご発展に寄与できますよう、業務に精励して参ります。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。


-2020.1.6- KADO一級建築士事務所

 

 

 

 

こんにちは

KADO一級建築士事務所の大橋です。

 

少し設計事務所の仕事の事について書いてみようと思います。

 

「営業」という言葉。

建築学生時代、その時のイメージは、いわゆる訪問営業(企業や会社にアポなしで訪問して自社の製品を売り込む)みたいなもので、それに必要とされる度胸、メンタルやスキル、また常日頃数字に追われる日々で外を駆けずり回るみたいな良くドラマでみるものを想像しては、厳しい世界だな・・・なんて思ったりしていました。

 

実際に、アトリエ事務所に就職して、最初の年は、様々なメーカーさんの訪問営業の話を聞く事も新人の仕事でしたので、様々な営業の方々の話を聞きました。最初の頃は正直、対応がめんどくさい・・・なんて心情もありながらでした。

 

インターネットの普及した今では、本当に無数のバリエーションの営業法があるとも感じます。

ある本に、こんな事が書いてありました。

「営業」を別の言葉で表してみると、

営業とは「自身とお客さん(になるかもしれない人)が接する場を拡大していくこと」
モノを売るために直接的に説明したり、企業を訪問したりするのは、その一部であって営業の本質ではないのということです。

 

インターネットを使用する現在では、現実の場とは異なる手法で、お客さんになるかもしれない人との繋がりを拡大することができるということだと思います。

多くの人が、SNSの投稿を眺めるのに一日の多くの時間を割いている時代です。

そして、ほとんどの人が何かを探す際にネットで検索する時代です。自身の存在を、それらを上手く活用して、日常的に発信していくことは、確実に、自身とお客さん(になるかもしれない人)との接点を増やしていくのに効果があると思います。

 

誰が言っていたのかは忘れてしまいましたが、、、

「最高の営業マンとは、それが必要になった時に、その人の隣にいることができる人のこと」ということを言っていました。

 

それはつまり、設計者で例えると、建築物を建てたいとある人の頭に浮かんだ時に、その人の隣にいることができるか、若しくはその人の頭の中にまず思い浮かんで貰えるのか。という事だと思います。

リアルな場で隣にいる事はかなり難しいと思いますが、SNS上では、比較的それが可能なのではとも思ったりします。

社会は人と人との繋がりです。広く浅い関係の繋がりだけではなく、継続的に信頼関係を築きあげられる、大橋だからお願いしたい!と感じてもらえる人格になりたいと強く思う今日この頃でした。

 

 

まだまだ暑い日が続きます。。皆様お身体ご自愛くださいませ。

今日もみなさまの暮らしが豊かになりますように・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚

 

こんにちは、相田です。

今回は、中国南部や台湾に特徴的な建築様式「騎楼」について紹介したいと思います。

 

 

大きな通りに面した建物の1階部分の外壁をセットバックさせ、

通行や商売に利用できる半屋外空間を設け、2階以上の階がその上に

架かる様式が騎楼と呼ばれます。中国南部や、台湾の市街地に特徴的な

建築様式です。

古い町並みが残る中国南部、広東省開平市赤坎鎮です。

海外との通商の盛んな大都市、広州や香港から近い事もあってか、

ステンドグラスのような色ガラスの入った格子窓や、

アーチのあるベランダなど、ヨーロッパの建物の影響も感じさせます。

雨が多く降る中国南部では、この半屋外通路は、商業空間として

重宝するように思われます。

上は台北の迪化街の乾物屋さんです。このように様々な種類の商店が

騎楼の空間にずらーっと並び、そこを歩いているだけでとても楽しいです。

台北の迪化街。古い町並みが残る、台北で有名な商店街です。

 

また中国の外で、中国南部からの移民が多い土地にもこの

騎楼の商店街は見られます。

マレーシアのペナン島ジョージタウンの一角。

こちらもジョージタウンです。植物がわんさか置かれていて、

南国情緒たっぷりですが、1階に見える四葉のクローバー型の窓などは

いかにも中国的な意匠です。飲食店では、この空間にテーブルが出されることも

多く、大勢の人々が食事をとる風景は街の賑わいを演出します。

クアラルンプールのチャイナタウンの一角。

伝統的な騎楼様式ですが、シンプルな意匠と洗練された色使いで

かっこいいです。ホテルだそうです。

 

セミパブリックな半屋外空間を設け、商業空間や庭の替わりなど様々に

使いこなす騎楼の建物は、特徴的で賑わいのある街並みを作り出し、

とても面白いと思います。