「ダイエットの知識の小テスト(第1回)の解答と解説」です。


コメント、メッセージ、メールに解答を提出してくれた方には、「おすすめの甘いものレポート」をお送りします。

メッセージに2回に分けて送ったりします。

うまく読めない場合などは、お知らせください。


問題形式の方が、はるかに頭に残りやすいので、まだやっていない人は、実際に問題に挑戦してから、解答を読むようにしてください。


「ダイエットの知識の小テスト(第1回)」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10534660326.html



解答


【問題1】 空腹感には、本物の空腹感とにせものの空腹感の2つがあります。
本物の空腹感は、体のどのあたりに感じるでしょうか?
次の1から4の中から最も適切なものを選びなさい。


1. おなかの真ん中から右側のあたり 
2. おなかの真ん中から左側のあたり
3.おなかの上側(胸のあたり)  
4. 肩・首・頭のあたり


【解答】2


本物の空腹感は、おへその左側や左上のあたり(左手の方)に感じられます。
その奥の方が空っぽで苦しいという感じになります。
そのあたりに感じる不快感と、体の上の方に感じるにせものの空腹感の不快感を見分けられるようになって欲しいと思っています。


うまく見分けられない理由が、今さらながらにわかってきました。


朝、目がさめたときに、おなかがすいたなあ、これは本物の空腹感だと思ったので、体の左側に苦しさを感じるかなと確かめたところ、よくわかりませんでした。他のところも苦しいように感じました。


肩などがこっていて、それが苦しく感じていました。
そこで、軽くストレッチをして、体のこりをほぐしたところ、その不快感が弱まってくれ、おなかの左側に空腹感の苦しさを感じることができました。


本物の空腹感とにせものの空腹感を同時に感じることもけっこうあって、それでわけがわからなくなるのだと思われます。


にせものの空腹感の不快感の方が強いので、余計にわからなくなるのだと思います。


両方を同時に感じているかもしれないということに気を付けながら、うまく見分けられるようになってください。


【参考】
「本物の空腹感とにせものの空腹感の見分け方2」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10490047106.html


【問題2】 にせものの空腹感が生じる原因は、たくさんあります。
たとえば、ア. イライラ感 イ. 怒り ウ. 悔しさ エ. 不安 オ. 弱い持続的なストレス カ. 体のコリ キ. 睡眠不足 ク. 騒がしい音 ケ. おいしそうなにおい コ. 化学調味料などの味の刺激 サ. 人が食べているのを見ること、などがあげられます。


これらの要素には、共通点があります。


まず、ケ. おいしそうなにおい コ. 化学調味料などの味の刺激 サ. 人が食べているのを見ることは、五感による刺激によって脳が興奮するという点で共通しています。


この3つ以外の要素(アからク)の共通点は、何でしょうか?
次の1から4の中から最も適切なものを選びなさい。


1. 満足感 
2. 不快感 
3. 安心感 
4. 恐怖感



【解答】2


さまざまな不快感によって、脳が興奮して、その不快感をよく似ている空腹感の不快感と感じてしまったりします。この不快感は、体の上の方、胸、肩、首、頭のあたりに感じて、胸が詰まって息苦しいとか、頭がカーッとしてしまうという感じの不快感であることが多いです。また、体がガチガチにこっていたり、寝不足でぼーっとしてだるいといった不快感であったりもします。


にせものの空腹感だと、原因が別にあるので、たくさん食べても、食べているその瞬間しか楽になりません。不快感の原因を探って、その原因となっている問題自体を小さくしていくことが大切です。


五感による刺激で脳が興奮するというものと、様々な不快感によるもの、どちらも「脳が興奮する」という点で共通しています。


だから、瞑想とか「いただきます」とか、興奮を静めるということが大切となるわけです。


【参考】
「特にとらえにくいにせものの空腹感について」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10475006401.html



【問題3】 本物の空腹感は、本能的な働きによるもので、これにはうまく従ったほうがよいのですが、この本物の空腹感を生じさせる本能は、ある極端な二面性を持っています。この極端な二面性をイメージしやすくするための組み合わせとして、最も適切なものを次の1から4の中から選びなさい。


1. 老人とその老人の孫 
2. 仕事に厳しい大工職人とかわいらしい子供
3. 現実的な大人と夢を見る子供 
4. 本能的なふるまいをする大人とまるで大人のような子供


【解答】2

指示にきちんと従っていると、とても機嫌がよいのですが、指示に従わないでいると、猛烈に暴れ出して、大変なことになってしまいます。


【参考】
「本物の空腹感(本能・食欲)の具体的なイメージ」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10481445098.html



【問題4】 本能は、うまく約束を守っていると、とてもおとなしいのですが、約束を破ってしまうと、ものすごく恐ろしくなってしまうという性質があります。
この性質に最もよく似ている、有名な映画のキャラクターは、次のうちのどれでしょうか?1から4の中から、最も適切なものを選びなさい。



1. E.T. 
2. バタリアン 
3. ゴーストバスターズのゴースト 
4. グレムリン



【解答】4


約束を守っていると、かわいくて頼りにもなるギズモでいてくれるのですが、約束を破ってしまうと、とても恐ろしいグレムリンに変わってしまいます。うまく約束を守れるようになりましょう。


本能・食欲の場合の守るべき約束は、例えば以下のようなものです。
1.『強い空腹感を無理に我慢し続けないこと。』
2.『空腹感を感じてから食べ始め、ちょうど満腹感を感じるところまで食べること。』
3.『満腹感を感じたら、素直に従って食べ終わること。』


傲慢にならずに、自然の摂理に従うということが大切です。


【参考】
「本能の正体とは?」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10483210433.html


【問題5】 一言で簡単にまとめると、本物の空腹感は、ア.(  )が求めるものであり、にせものの空腹感は、イ.(  )が求めるものである。


ア、イに入る組み合わせとして最も適切なものを、次の1から4の中から選びなさい。


1. ア. 心(脳) イ. 体
2. ア. 口    イ. 胃
3. ア. 体    イ. 心(脳)
4. ア. 目    イ. 口


【解答】3


体が食べ物を求めているときに食べたものは、体は責任をもってうまく処理してくれますが、そうでないときに食べたものは、こんなものは頼んだおぼえはないのに、と体が困ってしまいます。


【参考】
「食欲・空腹感についてのまとめ」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10485006563.html



【問題6】 意外なニセ(にせもの)の空腹感として、気をつけなければいけないものがあります。
それは、普段食べているときの姿勢が関係しています。
以下の食べ方のうち、最もニセの空腹感を生じさせやすいと思われるものを、1から4の中から選びなさい。


1. おなかを引っ込めて、背中を丸めた姿勢で食べる。  
2. 背中をピンと伸ばした姿勢で食べる。
3. 立ったまま食べる。   
4. あごを突き出して、やや上を向いて食べる。



【解答】1


無意識のうちにおなかを引っ込めた姿勢で食べている人が多いと思います。
この食べ方だと、どれだけたくさん食べても、満腹感は感じられにくく、にせものの空腹感が残り続けてしまいます。とても影響が大きいので、気を付けてください。


2,3,4は1よりもはるかに満腹感を感じやすいことがわかると思います。
1だけはやめてください。


【参考】
「意外なニセの空腹感」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10486653200.html



【問題7】スリム体質の人の共通点として、最も適切と思われるものは、どれでしょうか?次の1から4の中から選びなさい。


1. 健康な状態を保つために、頑張って食べる量を減らすように心がけていて、とても我慢強い性質である。

2. 食事は健康的なものだけを、決められた分だけ食べるようにしていて、とても計画的に食べている。

3. 頭であれこれコントロールしようとせずに、体の感覚に素直に従って食べている。

4. 好き嫌いをせずに、頭で自分の食事をしっかりとコントロールして、体調を万全に管理しようとして食べている。


【解答】3


頭でコントロールして食べても、やせることはもちろんできます。
ただ、ずっと頑張り続けなければいけないので、モチベーションを保ち続けられるかどうかというのが、大きな問題となってしまいます。
体の感覚にうまく頼ることができていれば、まったく努力などしなくても、自然にスリムな体型を維持し続けることができます。むしろ、それが本来、当然のことなのです。


しかし、食べ物がおいしすぎることや、感情や価値観の影響などによって、本来の感覚がうまく働いてくれなくなってしまっているのです。


【参考】
「どういうことに気をつけて食事をとっているの?」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10495173316.html


「スリム体質の人とそうでない人との違い」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10497905212.html



【問題8】 おなかがいっぱいという状態は1つではありません。満腹ポイントと限界ポイントという2つがあると考えられます。

次の満腹ポイントと限界ポイントに関する1から4の説明のうち、より適切と思われるものを2つ選びなさい。


1. 満腹ポイントは、まだ胃に余裕はあるが、ちょうどおなかいっぱいになるところであり、ここで食べ終わることを続けていると、自然にその人の適切な体型に近づいていく。すなわち、太っている人はやせていくことができるのである。


2. 満腹ポイントは、まだかなり胃に余裕があるので、そこで食べ終わるのは、少し早すぎると言える。そこからもう少し食べ進めたところあたりが、腹八分目にあたるので、そのあたりで食べ終わるのが望ましい。


3. 限界ポイントとは、苦しくてそれ以上食べられない、まさにおなかがいっぱいというポイントである。この「もう食べられない」という感覚こそが、食事の醍醐味であり、ダイエットをしたい人は、しっかりと満足感を感じるべきなので、この感覚になるところまで食べるべきである。


4. 限界ポイントは、胃がいっぱいで、「それ以上食べるな」という体からの強い警告信号である。限界ポイントまで食べることを習慣としていると、少しずつ胃が大きくなるように感じて、食べる量が増えていくことになってしまう。


【解答】1と4


水筒やポットをイメージしてみてください。水筒やポットには、満タンという線があります。その線も満タンなのですが、実際はここまで入れてもこぼれないという限界のところもありますよね。


満タンの線を無視して、こぼれる限界のぎりぎりのところまで入れることのほうが多いかもしれません。


満タンの線が満腹ポイントで、こぼれる限界のところが限界ポイントとイメージするとわかりやすいと思います。


「こぼれなければいい」と指示を無視して、限界のところまで入れるのではなく、「ここまでにしてください」という体の指示に素直に従いましょうということです。


【参考】
「満腹感について 満腹ポイントと限界ポイント」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10504943430.html



【問題9】 次の満腹感に関する1から4の文章のうち、より適切と思われるものを2つ選びなさい。


1. 満腹感は、直線的に上昇してくるので、半分食べ終えた時点で、満腹感も半分くらいに高まってくれるはずである。


2.満腹感は、y=xの2乗のグラフの右半分(Uの字の右半分)のように、最初はあまり上がらず、後半に一気に上昇してくるので、信頼して待つことが大切である。


3. 先に嫌いなものをすべて食べ終わると、好きなものだけが残り、たとえ満腹感を感じていても、「せっかく頑張って嫌いなものを食べて、これからがごほうびなのだから」、と気持ち的に食べ終わりにくくなってしまう。


4. 満腹感よりも、食品のカロリー量の方が、的確で頼りになるので、体の感覚よりもカロリー量に従って食べる方が、長期的にうまくいく可能性が高いと言える。


【解答】2と3


満腹感は、最初はなかなか高まってきてくれないので、頼りにならないのではないかと感じてしまいがちです。後半から最後にかけては一気に高まってきてくれるので、信頼して待つことが大切です。満腹感の信号を信頼できていれば、無理に意志の力でコントロールしようとする必要はなくなります。


最後に好きなものだけを残す食べ方をすると、おなかいっぱいになってきているにもかかわらず、むしろそこからスピードアップするような食べ方になってしまいます。この食べ方は魅力があるのですが、ダイエットを意識している人は、控えた方がよいでしょう。好きなものを早めに食べる食べ方だと、満腹感に合わせて食べ終わりやすくなります。


カロリー量はとても参考になるのですが、頼りすぎると、カロリーという数字に支配されるようになっていってしまいます。カロリー量に頼らなければ、怖くて食べられなくなってしまったという相談が多くて、とてもつらい気持ちになってしまいます。自分の体の感覚を信頼できるようになって欲しいと思っています。


【参考】
「満腹感はどういう感じでやってくるのか?」
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10508319668.html



【問題10】 生き物は、何十億年も生き抜く中で、死と直結するために、とても恐れてきたことがあります。
それらのなかで、特に人間が強く恐れていると考えられる2つのこと(これらの恐怖にさらされると、自然と食欲が高まってしまいやすいもの)は、どれでしょうか?次の1から4の中から最も適切なものを選びなさい。


1. 餓えと暑さ  
2. 暑さと寒さ 
3. 餓えと寒さ 
4. 暑さと天変地異


【解答】3


もちろん、「渇き」(水分不足)も恐れていますが、それほど食欲とは結びつきにくい恐れと言えます。
暑さは、むしろ食欲を減退させやすい性質があります。


餓えと寒さを非常に恐れているので、甘いものと温かいものをとって、本能的な恐怖を和らげてあげ、体と心の緊張をほぐしてあげるようにしましょう。



次回は、問題にしにくかったので、小テストでは取り上げなかったけれど、大切であることを復習したいと思っています。




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