ロードバイクを待ちながら -95ページ目

色々な自転車とキャンプスタイル (日本における「バイクパッキング」の受容と発展)


最近、すっかり自転車キャンプにはまってしまい、次はどこにキャンプに行こうか、ばかり考えてます。

その関係でFacebookなどで関連のグループとかに参加して色々見ていて、いろいろなスタイルがあるなあ、と思いました。

1. Bikepacking

最近、一部の自転車メディアなどで盛り上げようととしているのが "Bikepacking"です。これは、語源は多分、背中にキャンプ道具などを背負って徒歩であちこち行く"Backpacking"を自転車の"Bike"に置き換えたもののようです。



米国で始まった動きらしく、この写真のようにオフロードを走れるタイヤの太いマウンテンバイクのあちこちに特殊なバッグをとりつけて、何日も野山を旅する、というスタイルのようです。

2. ランドナー

一方、日本には昭和の昔から、サイクル・ツーリングという流れがあって、これは「ランドナー」と呼ばれる自転車でキャンプ旅をする、というものです。

 

 

ランドナーはロードバイクに似ていますが、前後輪に泥除けがついていることと、前後輪の両脇に「パニアバッグ」と呼ばれる振り分けバッグを固定するキャリアがつけられる、というのがロードバイクとは違います。(その他にもホイールサイズが650という少し小さいサイズ、とか、変速機がダブルレバー、とかの「伝統」もあります。)

 

なかなか風情のあるランドナーは、昭和の頃には長距離サイクリングといえばこれだったようですが、MTB、ロードバイク、クロスバイクなどに押されて、今は、新車で売っている自転車屋さんはあまり無いようです。素材が鉄(クロモリ)のパイプなので、「ビルダー」という手作り自転車の職人さんに作ってもらわないと新車は手に入らないのではないかと思います。

当然、現在、ランドナーに乗っているのはシニアの方が多いようです。これから自転車に乗ろう、という若者にはちょっと入り込みにくい世界でしょう。



3. ソロキャンプ

 

自転車を離れると、最近アニメ「ゆるキャン△」の影響か、一人でキャンプする「ソロキャンプ」というのが注目されているようです。キャンプ場に一人で行って、テント張って、料理したり、焚火したりする、というやつです。キャンプというのは家族連れで行くもの、という概念を破り、一人静かに焚火を見ながらウィスキーを傾ける、みたいな"BE PAL"なおじさん、お兄さんに人気があるらしいです。

 

 

キャンプ場への移動手段はほぼ車、時々オートバイ、という感じでしょうか。この写真のように、椅子、机、調理器具、水タンク、薪など、一人でも荷物多いです。大体、男にこういうのを好きなようにやらせると、道具にいろいろ凝りだすようです。

 

4. カタカナの「バイクパッキング」

 

 

そして去年ぐらいから本や雑誌で紹介されて、(少しだけ)盛り上がってる日本の「バイクパッキング」です。

 

これは 1.の米国の Bikepacking用のバッグ類をMTBではなくてロードバイクにつけてキャンプに行こう、というスタイルです。 

日本は林道などダート道は山奥に行けばあるのですが、長い距離を走るようなコースは少ないです。ですので、そもそもMTBで長距離サイクリングしよう、という人は少なくて、MTBは特定の競技コースか、山奥の短いトレイルしか活躍の場所がないようです。だから、日本のスポーツ自転車乗りの大多数は舗装道路用のロードバイク、クロスバイク、ランドナーなどに乗っているのです。

米国の Bikepackingのように、数日かけてダート道を走り、キャンプ場ではない、野原や山林でキャンプする、というのは日本ではなかなかできません。なので、日本の”バイクパッキング”は、一番一般的なロードバイクにBikepacking方式で荷物を取り付けて、キャンプ場に泊まりにいく、というのが自然な流れなんですね。

 

そうやって、キャンプ場につくと、そこの利用者で、一番、似たことをしているのが「ソロキャンプ」の人です。自転車乗りというのは性質上、あまり家族連れで行動せず、一人、あるいは数名の自転車乗り仲間でしか行動しないので、キャンプもそれぞれの機材を持ってきて、ソロキャンプする、ということになります。

 

ただ、自転車なので、運べる荷物の量は限られているし、2.のランドナーみたいにでかい収納バッグを前後左右合計4個(業界ではフォーサイドと呼ぶ)も付けられないので、荷物は超小型、超軽量の厳選したキャンプ用品を最小限度で運ぶ、ということになります。椅子、テーブルまで運ぶのは難しいし、ダッチオーブンなんか絶対無理。薪ストーブとかあり得ない、ということになります。

それはそれで、如何に荷物を軽くできるか、という別の工夫が色々できるので、膨大な物量の道具をミニバンで運んでくるファミリーキャンプの横で、小さいドームテント一つと自転車1台だけでキャンプする、というのも面白いのですが。

 

5. 日本一周系

 

最近、脱獄犯が偽装して、注目を浴びたのがこれです。大体、若者が、野宿、テント泊をしながら、何週間も自転車旅をする、というやつです。「日本一周中」というパネルや旗を付けて走るのがお約束のようです。

 

日本一周とかで使われる自転車はまちまちです。自転車が趣味でない人が思い立ってやる場合はママチャリにいろいろくくりつけて、というのもありそうですし、ロードバイクにキャリアをつけて、という人もいます。ただ、長期間の車体の耐久性とか、荷物満載でパンクしない、という面ではサスペンションのないMTBをベースにした車体が最適なのではないかと思います。

 

 

 

 

GIANTが最近まで、まさのその用途にピッタリの "Great Joruney"というモデルを売っていたのですが、残念ながら止めてしまったようです。この写真のような前後のパニアバッグとキャリア付きで10万円代というお買い得だったのですが。

日本一周の次は世界一周になるのですが、その世界はほぼMTBしか使えないようです。何か月も悪路を走ったりするので耐久性が必要なのと、MTBは世界中で使われているので、どんな国に行っても修理やパーツ交換が可能だからだそうです。


 

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日本のどこでも道路が舗装されていて、相当へんぴなところに行かないとキャンプ場以外でキャンプすることが難しい、という条件で考えると、多くの自転車乗りが持っているロードバイクに荷物を取り付けて、あちこちのキャンプ場を回る、という「バイクパッキング」がやり易く楽しいです。ロードバイクは車輪を外して袋にいれて鉄道であちこち行くという「輪行」も簡単なので、鉄道を組み合わせれば相当遠いところのキャンプ場でも週末だけで行くこともできるのです。

 

と、いうことで、しばらく「バイクパッキング」であちこちキャンプに行く、というのを続けたいと思います。

日本国内で見聞きした範囲だとやってる人の人数でいえば

「ソロキャンプ」 >> 「ランドナーでキャンプ」 > 「バイクパッキングでキャンプ」 > 「Bikepacking Camp」のように思います。

最近、初めて一人で自転車でキャンプ場に行くと、95%ぐらいはミニバンで来るファミリーキャンプが巨大なテントやタープを張っていて、少しだけオートバイや軽自動車で一人か二人で来てる人がいて、自転車で来た人は私だけ、という状況でした。


 

 

SGK33 卒業! そして大人のゆるキャン△!

今年は「西国三十三所巡り」と「バイクパッキング」を2大テーマにしてきたのですが、シーズン末にその総決算をすべく、二つを合体!

 

神戸の自宅を朝早くでて、JRの快速に3時間ぐらい乗り続けて大垣駅へ、さらに小一時間「樽見鉄道」というローカル私鉄に大垣から終点の樽見へ。
 

 

 

駅前で、キャンプ装備の自転車を組み立てます。ここで、地元のロードバイク乗りの方に「輪行の仕方見せてください」と言われて袋から出して組み立てるまで見ていただきました。毎週のようにやっているので、5分ぐらいで雑ながらに無駄のない動き!輪行は楽しいのでお勧めしました。

 

 

乗ったのはこんなカラフルな1両編成のワンマンカー。途中に「モレラ岐阜」というショッピングセンターの駅ができて、その記念ラッピングらしいです。目的地の華厳寺は途中の駅が近いのですが、それではさすがに自転車に乗る距離が短すぎるので、終点の山の中まで行ってみました。

 

 

このあたりは明治時代の大地震「濃尾地震」の震源地で、その時にできた高さ6メートルの断層が発掘され見学できるようになってました。地質マニアの方はぜひ!

 

 

樽見から鉄道沿いに戻っていく道は、川沿いのいい感じの道です。途中、何人か自転車の方とすれ違いました。奥の徳山ダムというところまで行くコースが人気のようです。私はキャンプ装備なのでとてもそんなヒルクライムには行けません。下りのみ!

 

 

今回の装備。トップチューブバッグがよれてます。ハンドルバーに中空の荷物キャリアを取り付けました。 PDW社のBundle Rollというものです。この時点では何も入ってません。用途はのちほど。

 

 

下り基調のコースを20キロほど走って、本日の目的地「谷汲山 華厳寺」到着! ここは平地のお寺で、長い、参道にお店が色々あってにぎわってます。さすが、SGK33のラスボスです。

 

 

無事、三十三番目の御朱印をいただきます。ここは「満願」の特別なお寺なので、御朱印も三種類いただけます。お金も三倍の900円!

 

満願で疲れ果てて寝てしまった人。

 

 

それを見てあきれている動物たち。

 

 

ここは紅葉の名所でもあるようですが、まだ半月ぐらい早かったようです。

 

 

門前の食堂で満願記念のシイタケ定食!


 

岐阜といえば欠かせないのがこちらです。くるみ味でおいしい!

 

 

非常に場違いな感じの記念写真。

 

2月に那智勝浦の一番札所から始めた自転車で巡る西国三十三所巡り、11回のサイクリングでついに卒業できました!結構山の上とかが多くて大変なのもありましたが、あまり行ったことない場所にも行けて楽しいです。

さて、この華厳寺から近いキャンプ場を探すと粕川オートキャンプ場という町立の無料のキャンプ場があったので行ってみます。

 

2時頃に行ったのですが、非常ににぎわっていて、もう50台ぐらいの車がテント張ってました。

 

 

こういう時に自転車のソロキャンプは非常に気楽です。駐車スペースもいらないし、テントも最小の大きさです。小さいスペースが空いていたので、さっそく設営。テント張るのはこれで4回目です。ソロで、イベント参加でもないのは初めてです。しかも、ここは管理事務所も何もなくて全部自力対応。

 

 

私以外の利用者はほぼ家族連れで、大型テントに大きなタープの豪華仕様です。大体、50組ぐらいいたと思いますが、見たところ自転車できた人は私だけ。一人、オートバイでソロキャンプの人が一人。あと、こいつら絶対「ゆるキャン△」のアニメ見てきただろ、という兄ちゃん2名がそれぞれ一人用テント持って軽自動車できた、というのが一組。日本人はみんなキャンプ好きなんですね。

 

さて、私はキャンプの楽しみは焚き火を見ながら飲んだくれることだと思っているので、焚き火の燃料の薪は絶対必要です。ですが、ここには売っていません。

 

 

ということで、テントを設営した後、2キロほど行ったところにあるホームセンター「バロー」に来ました。ここはスーパーもあって食材も買えて便利。「薪はありますか」と聞くと「あ、あるにはあるんですが」という不明瞭なお答えが。売り場に案内されると普通のヒノキの薪は売り切れで「楢」の薪しかない、ということです。私、キャンプ初心者でヒノキとナラの違いがよくわからないのですが「火持ちが良い」と書いてあります。どういうことなんでしょうか?

 

 

そして、ここで、ハンドルにつけたBundle Rollが出番です。薪の束というのは結構でかくて重いので、自転車で運ぶにはどうしたらいいかと思案して見つけたのがこれです。薪の束の半分をオレンジ色のドライバッグにいれてハンドルにぶら下げます。残りの半分はテントなどを出してからになったサドルバッグに縦にしていれました。これでなんとか運べます。ただし、変速機のレバーを押し込むと薪に当たるので、操作に工夫が必要です。あくまでも短距離でしか使えないですね。

 

 

問題の薪に着火剤などで火をつけようとしたのですが、焦げるだけです。暗くなる前に料理したかったので、とりあえず、小さいお鍋で4回に分けて、玉ねぎ1個と豚肉少々を炒めて一皿目。次にパスタをゆでて、同時にレトルトのパスタソースを温めて、湯切りした鍋にソースをぶちまけて2皿目を缶ビール飲みながら作り食べました。

 

 

暗くなってきたので焚き火着火作業に戻ります。今度は料理用のバーナーで薪をあぶります。さすがに燃えてきました。3本ぐらいにこの方法で着火して、組み合わせておくと、丁度、風が強く吹き始めて、やっと焚き火らしく燃え始めます。

 

 

火の粉が風下に飛んでちょっと心配だったのですが、椅子も机も持っていない私はテントの列とちょっと離れた川沿いの階段に座って料理も焚火もしていたので、風下には誰もいなくて安心。さっき買ってきたジャックダニエルの小瓶を飲みながら焚き火をぼんやり眺めてすごしました。これがキャンプの一番のお楽しみです! 酔っぱらい、薪を全部投入したところで、テントに戻り、寝てしまいました。

 

 

 

さて、一夜明けて、明るくなってくると、テントに雨音が!予定外の小雨模様です。テントはダブルウォール式のドームテントで寒さも湿気もないのですが、そとは小雨。しかたないので、テントの前で頭だけ出して、ベーコン炒めたり、オイルサーディンを缶ごと煮たりして、朝食。雨がやまないかなあ、とテントの中でグズグズ。

 

 

ちょっと離れたところにおいてあった焚き火台は風でひっくり返って河原に落ちてたので拾ってきました。テントからはバーボンの空き瓶がはみ出してます。これが大人のゆるキャン△です!

 

 

小雨がやんだ隙に、テント撤収。荷物はこれで全部です。ポールは長いフレームバッグに。今回は衣類が冬用でかさばりました。キャンプ装備も増やしたくないのですが、すこしづつ増えます。前回は焚き火台、今回はペグハンマーに火ばさみ。どっちも役に立ちました。

天気がよかったら大垣城とか見物しようと思っていたのですが、ずっと小雨続きのようだったので、あきらめて最寄り駅の養老鉄道揖斐駅へ。

 

 

ここも最近、ローカル私鉄に増えている「サイクルトレイン」で自転車をそのまま持ちこめるのですが、どうせJRに乗るのだから関係ないので自転車はばらして袋に。

 

 

乗り換えの大垣駅前で飛騨牛の牛丼をいただいて旅にしめくくりに。いつもなら、駅前居酒屋で反省会なのですが、今日はまだ昼間なのでお酒なし。また、JRの快速を乗りついで神戸にまだ明るいうちに帰りました。

 

二日目の天気は残念でしたが、1日目の札所巡りとキャンプは思ったとおりに楽しめてよかったです。初めての完全ソロキャンプもうまくできてよかった。もう寒くなるので、春までキャンプはいかないと思いますが、来年もあちこち行ってみたいです。

11/3の走行コース(キャンプ場まで)は この Garmin Connect に。 走行距離 34キロ、獲得標高 216メートル、と大変ゆるいサイクリングでした。これでは「ゆるサイ〇」だ。


 

 

 

 

 


 

 

 

南紀潮岬 Bike Campの旅

 

この週末(10/20,21)は、紀伊半島の先端、串本町に自転車キャンプに行ってきました。

 

 

今年はBickpackingの流行(?)やアニメ「ゆるキャン」の影響で、自転車でキャンプ、というのを始めたのですが、今回が3回目です。 (いなべ と ゆめしま海道 が1,2回目) 今回は、イベント参加ではなく、自主ツアーです。自転車仲間のNさんが最近入手したブロンプトンで同行していただけました。

 

 

新大阪から3時間ちょっと特急「くろしお」に乗って串本駅到着。「くろしお」は白浜駅までは家族連れなどで満席でしたが、そこから先はガラガラです。

 

今回も以前と装備はほぼ同じで。クロモリ車に、超大型サドルバッグ、フレームバッグです。今回、焚火台が追加されたのですが、キャンプ用品はすべてサドルバッグ、テントのポールだけフレームバッグです。着替え、スマホバッテリーなど、身の回り品はドイターのリュックサックです。この時期は着替えが重いです。

 

 

同行のNさんが事情により次の「くろしお」で来られるので、それまで、駅の近くの橋杭岩の道の駅でサンマ寿司でお昼ご飯。天気良いので海水浴場の休憩所で海をながめながらシーカヤックの話をきいたりしてのんびり過ごします。

 

 

Nさん、愛車ブロンプトンで登場!なんと、小型のキャリーケースにキャンプ道具を入れてリアキャリアに固定してあります。前にも巨大なバスケットが付いていて最大積載量は多そうです。

 

この日は、ここから、潮岬の東側にある「紀伊大島」という島に橋で渡って、そこの丘の上にあるオートキャンプ場で泊まる予定です。当初、周参見からここまでサイクリングしてからキャンプする案だったのですが、慣れないキャンプサイクリングなので、1日目は数キロしか走らずにキャンプすることに。(それで良かったにです!)

 

 

目的地の「リゾート大島」までの道は島に渡ってから結構、きつい坂道を数回登りおりした先にありました。途中に航空自衛隊のレーダー基地があって、そこまでの坂が結構きつくて、荷物満載の6段変速ブロンプトンのNさんはちょっと苦しそうでした。元の予定通り周参見からキャンプ装備で走ってきていたら、二人とも時間も体力も足らなかったかも。

 

 

まだ陽の高い時間にキャンプ場に到着。とりあえず、缶ビール一本をやって、海を高台から眺めながら休憩して、テント設営。右手前が私の小型一人用ドームテント。フライシートを外側につける2重構造です。左側のNさんのテントは三角形のシート一枚で、地面むき出しの上に「コット」という地面から浮かした寝台のようなものをおく構造です。空気が断熱になるので、この上に寝袋を置けば寒くないそうです。

 

 

ここは至れり尽くせりのキャンプ場で、「てぶらBBQ」というのを予約しておくと、肉と海産物、野菜などの食材、食器、調味料、BBQ台、炭火、着火剤、椅子、テーブルなど、持ってきてくれる、というにわかにオートキャンプ並みの環境が出現します。電気釜で炊いたご飯まで持ってきてくれます。すいません、酒飲み二人なので、開けもしなかったです。

 

後ろに写っている車はMiniのClubmanという荷物スペースが大きいタイプでお隣のサイトのカップルのものです。自転車が積めそうかどうか密かに偵察してしまいました。

 

二人で、BBQを焼き、食べながら、缶ビール、チューハイなどは飲み切ってしまったので、最後の手段、ウィスキーのミニボトルをそれぞれ飲みだして無事終了。ここは売店は5時で閉店してしまうので、水さえあれば飲み続けられるウィスキーはキャンプには必須だと改めて認識しました。

 

 

わかりにくいですが、月が海面を照らすのを見ながら焚火をしてウイスキーをいただく、という、お前いつから”Be Pal"族になったのか、という状況です。この焚火台はドッペルギャンガーの軽量型で、三本のポールの間に金属メッシュの三角形を張るタイプです。薪がちょっとはみ出るので、時々下に端っこが落ちるのには注意が要りますが、それ以外は使いやすくて、収納時も小型でよかったです。キャンプに焚火は欠かせないので愛用したいと思います。

 

 

さて、前夜は酔っぱらって早く寝てしまったので、朝日で目が覚めました。海から日が昇ってきてこの日もいい天気です。Nさんが折角もってきたバーナーを使わないのは勿体ない、ということで、オイルサーディンの缶を温めたり、パンを焼いたりコーヒーを入れたりしてくれました。私もバーナーあったのですが出番なし。

 

 

 

キャンプを撤収します。サドルバッグに入れる前の荷物です。左から、食器類、バーナーと鍋、網、グランドシート。シュラフ、エアマット、焚火台です。これとテントがバッグに入ってしまいます。 Nさんはキャンプ荷物一式をキャンプ場から宅急便で送ってしまい、身軽なブロンプトンになりました。

 

 

折角来たので紀伊大島の東端にある日本最古の石造り灯台を見学します。150年前にイギリス人が設計して150人の石工が働いて建設されたそうです。その後、明治23年にオスマントルコの海軍船がこの近くで遭難し、生存者がこの灯台に崖を登ってたどり着くという「エルトゥールル号事件」が起こった場所でもあります。(と、いう話を、灯台の管理人の話好きのオジサンに詳しく教えていただきました。) その縁で、ここには「トルコ記念館」というのがあったり、串本町全体に「トルコ推し」でした。

 

 

灯台の前にはトルコの英雄 ケマル・アタチュルクの銅像まで!

 

 

灯台の前で日土友好に思いを巡らせてるところ。

 

さて、ここからはまた、紀伊大島の坂を越えて、本州側に戻り、潮岬を一周します。

 

 

潮岬の本州最南端の近くある観光タワー。ここで「WAKAYAMA800」という和歌山県のサイクリングキャンペーンのQRコードスタンプをスマホでゲット!他に、トルコ記念館と周参見の道の駅で3点獲得。

 

 

ちょっと腹減ったので、本州最南端のミカンソフトをいただきます。この後は、海岸線沿いに紀伊半島西側を北上して周参見を目指しました。なぜか途中で糖分不足かなにかで、猛烈な眠気が。いつもはそれに備えてカフェインジェルを持ってるのですが、キャンプ装備で忘れてました。途中で、エナジードリンクを飲んで、5分ほど居眠りしてなんとか回復。この潮岬でもっと身のあるものを食べるべきだったのかも。

 

 

そんなこんなで、ノロノロと重い荷物を積んで、海岸線のアップダウンを50キロほど走って「道の駅 すさみ」に到着。本当はNさんのおすすめで道の駅の隣の食堂で昼食の予定だったのですが、運悪くお休み。道の駅のレストランで「いのぶた焼肉丼」をいただきました。

 

 

周参見には「イノブタ」の牧場があって「イノブータン王国」として盛り上げているらしく、ここにもこんなものが。

 

 

また、この日は、この「ライドオン SUSAMI」という自転車ロングライドのイベントが開催中で、私たちが道の駅のあたりの海岸線を走っていたころに、丁度、参加者がどんどん走ってくるタイミングでした。荷物満載の私は、普段でも遅いのに、さらにノロノロなので、どんどん追い抜かれました。沿道にはところどころで地元の人が旗を振って応援してくれました。「あの人、なんであんなに荷物多いのかね」という声も聞こえましたが。

 

 

道の駅の一角がイベントのエイドステーションになってました。ここから、10キロほど先の周参見の駅の前の海水浴場がイベントのゴールです。私たちもここで、サイクリング終了。

 

 

ゴール地点の公園で、「とてとCamp」という自転車のキャンプの展示・飲食イベントをやってました。やっぱり、自転車キャンプはブームなのでしょうか?ここで、私たちは地ビールとたこ焼きで浜辺で反省しつつ帰りの特急くろしおを待ちました。

 

 

こういうバイクパッキング機材の展示もありました。今回は荷物は背中のバックパックと自転車のサドルバッグに入れていたのですが、バックパックが重いと、ややお尻が痛くなることがわかったので、今度はフロントバッグもつけて背中の荷物を軽くしたいなあ、などとビールを飲みながら展示を眺めてました。

 

ということで、最高のお天気のなか、紀伊半島の先端部で、二日間、楽しい自転車キャンプ旅でした。ご同行いただいたNさん、ありがとうございました。今回はいたれりつくせりのオートキャンプ場で二人連れだったのですが、次回はさらにハードルを上げて、トイレ以外何もないような無人キャンプ場でのソロキャンに挑戦したいと思いますが、そろそろ寒くなってきたのでどうしようかなあ。

 

一日目の走行距離は たったの 17.5キロ、獲得標高は174メートル コースは このGarmin Connect に。

 

二日目は59キロ、683メートルの こんなコース でした。 一応これで、キャンプ装備の重量で、ゆるい坂道交じりの60キロならゴールに3時ごろに到着できるペースで走れる、ということがわかったので、今後のキャンプ旅の計画の参考にしたいと思います。荷物なしでも、寄り道、観光ありの自転車旅は、一日の距離としてはこれぐらいが丁度良いというのが私の感覚ですね。