ロードバイクを待ちながら -186ページ目

映画「サイドバイサイド」

これは映画がどのようにフィルムプロセスから現代のデジタルプロセスに移行してきたかを、キアヌ・リーブスがスコセッシ、ルーカス、ソダーバーグ、キャメロン、ロドリゲスなどの著名監督にインタビューしながら実際の作品を引用しながら解明していく、という映画マニアには夢のような映画でした。

「サイドバイサイド」 公式サイト

あまり知られていないのですが、この数年で映画のデジタル化は急速に進行しています。最近の東京の主な映画館はフィルムを使わないで動画ファイルからデジタルプロジェクターで映写されています。撮影も多くの映画がメモリーカードやHDDに記録されるカメラで撮影されて、その後の編集もすべてデジタルプロセスです。つまり、最初にカメラのCCDが光を捕まえてから、プロジェクタがスクリーンに光を投影するまで、すべてデータとして処理されます。

この映画は、その映画制作の各プロセスでどのようにフィルムからデジタルへの移行が起こったかを、映画監督、撮影監督、カメラメーカーのインタビューを軸に構成されています。

撮影、特殊効果、編集、カラー補正、配給、映写の各プロセスを順を追って説明しているので映画制作の勉強にもなります。私はこの映画で初めて「カラータイマー」という職業が何か理解しました。(ウルトラマンじゃないよ。) 映画を最終的なマスタープリントにする際にシーンごとの色調修正を現像プロセスの時間調整で行う仕事です。この仕事だけとってもフィルムプロセスでこれを行うのとデジタルで処理するのは大変な手間の差があります。

各監督や撮影監督が口をそろえていうのは「フィルムのときは実際になにがどう写っているかは次の日のラッシュプリントができるまで、撮影監督の頭の中にしかないミステリだったのが、デジタルにだって全員が即座にどう写っているかわかるようになった。」ということです。

これは映画制作のフローにとって大変な革命だったことがわかります。ある人はそれでもフィルムの方がいい、といい、ある人はもうフィルムには戻れない、といいます。

カメラメーカーとしてはソニー、Panavision, ARRI, REDなどのMarketing VPのインタビューまで入っています。

映画のデジタル革命が現在進行形でまだ継続中だということがよくわかりました。個人的にはフィルムプロセスの合成につかわれるオプティカルプリンターの現物が初めて見れてうれしかったです。

最近のデジタルシアターで完全デジタルプロセスになり、我々は初めて監督や撮影監督が見せたかった映像を本当にみることができるようになったのです。配給がフィルムのデュープだった時代は最後の段階で大きく映像を損なっていたのです。

今日はこの映画を渋谷のアップリンクというミニシアターのBDによるHDプロジェクターでみました。

映画マニアと4K映像関係者は必見の一本です。






2012年の読書 Best 3

今年も、自転車やらCityvilleに明け暮れてしまい、あまり本を読んでなかったです。40冊ぐらいしか読んでないのです。徐々にバカになっているのではないか心配です。

そんな少ない中から Best 3を。

SF部門から



「サイバラバード・デイズ」 イアン・マクドナルド

ことしから刊行が再開されたハヤカワSFシリーズの一冊。21世紀風のサイバーパンク短編集。SF魂は消えないのです。

新SFシリーズは全巻買ってしまいそうです。



映画部門から

「仁義なき日本沈没」 春日太一



タイトルが変ですが、まじめな戦後日本映画産業史の本です。この本を読んだあとで「特撮博物館」を見に行って多層的な映画史理解が深まりました。
(なんちゃって。)


翻訳ノンフィクション部門から


マスタースイッチ 「正しい独裁者」を模索するアメリカ

これは、アメリカの情報メディア産業を電話の発明から今の Googleに至るまでを、独占とその規制という振り子の動きがどう動いてきたかという産業史の本です。といってもあまり難しい本ではなく、「え、そうだったのか」みたいなエピソード満載です。特に、初期の電話とラジオ放送が密接な関係があった、ということとか今では意外なことが出てきます。



来年はもうちょっとまじめに本を読みたいとおもいます。








年末走り納め@三浦半島

昨日(12/28)は今年のロードバイク走り納めに三浦半島一周へ。

金曜か土曜のどちらにしようかと会社の自転車仲間と相談したのですが、どちらの日も降水確率が50%以上だったので、止めようかともおもったのですが、ATさんが「どんな天気でも俺は行く!一人でも行く!」という決意を表明されたので、発起人の私は責任を感じて同行させていただきました。

朝10時に横浜で待ち合わせなので、私は目黒区の家を8時ごろに出て、国道15号で横浜へ。平日朝なので車や歩行者が多く、気を使います。
無事、9時50分ごろに待ち合わせ場所のコンビニ到着。決意の男ATさんは、張り切りすぎて30分前に愛車LOOKでついて待っていたそうです。

横浜から二人で、国道15号で横須賀まで。横須賀から国道134号で三崎まで。信号以外に休憩なしの2時間で50キロを一気に突っ走りました。前半1/3ぐらいは私が先頭、後半はパワーのあるATさんが先頭で曳いてもらい楽でした。

三浦海岸のあたりです。走りながらとったらなぜかパチンコ屋の看板が景色をじゃましてました。午前中はこんな曇り空であまり景色が楽しめなかったです。

城ケ島到着。 不穏な空です。



完全な真冬装備で上下3枚づつ着てたのでそんなにまだ寒くなかったです。 

この後、城ケ島の「しぶき亭」というお店でマグロかつ定食をいただきました。


このお店は駐車場にこのようにバイクラックがあり自転車方面で人気のようです。 この日は寒い冬の平日なので、自転車はATさんのLOOKと、私のDeddaともう一方のESCAPEの3台しかなかったですが、夏にはバイクラック3本分ぐらい埋まるそうです。

お店の紹介はこのブログをごらんください。また夏にでも来ようと思います。


城ヶ島へマグロを食べに - ひたすら走っておいしく食べる

さて、ここでちょっとゆっくりしているうちにOMさんが、三崎港にマグロを買いにくるという連絡があったので、待ち合わせをします。

COLNAGOを電車にのせて、OMさん登場。しばし、自転車をならべて歓談。

三崎港の市場は、年末なのですごい活気で、

こんな材木のようなおおきな冷凍マグロの塊とかを売ってました。今日は、私はバックパックもなにももってないので、見学だけです。(クール宅急便で送って欲しかったという声が帰宅後ありましたが....)

こういうイカグッズも売ってました。

市場を見て回り、マグロ肉まんを食べたりしているうちに天気が悪くなってきて雨になってしまいました。

決意の男ATさんは輪行袋とか持ってきてないので、大和まで自走で帰るしかありません。ということで、3人でとりあえず鎌倉まで行こう、ということになりました。

こんな感じでしっかり雨が降っているなか三崎から鎌倉までの27キロを1時間ちょっとで、冷たい・寒いとブツブツいいながらも休憩なしで走りました。

これでなんとか「三浦半島一周」という目標は達成したので、私とOMさんは鎌倉駅で電車に乗ることにします。ATさんは男らしく大和まで一人雨のなかを突っ走っていきました。だてにLOOKには乗っていません。

本日の走行距離は 105キロ。

ルートは

三浦半島一周(後半雨)

でした。

本当は

環七ー>三浦半島一周

のルートを行く予定だったのですが、天候が思わしくなかったので、道を急いで観音崎、浦賀港、久里浜港、劔埼などを通らず134号で三崎まで直行しました。次回はちゃんと天気のいい日に全部回りたいものです。

鎌倉で電車にのってiPhoneを見ると LINEで別の自転車関係者の宴会をいまから池袋でする、というお知らせが。服は湿り、靴下はびっしょりんだったのですが、ま、いいか、とそのまま自転車ごと池袋まで電車で直行。結局終電まで池袋で飲んでしまいました。

一番寒かったのはぬれた服で電車をまったり池袋で飲み屋の場所さがしたりしてる間でした。走っているあいだは体が温まるのでそんなに寒くはなかったです。

今年の自転車行事がこれで終了。本年の週末の走行距離は3374キロでした。