Japan Cup 2013 ロードレースは雨だった。
今日は天気予報は雨なので、覚悟を決めて、レインウェアなどを用意して新幹線で宇都宮へ。最近、自転車イベントに行くと雨、というのが3回連続です。とほほ。
駅前から専用シャトルバスに乗って会場についたのは9時半ごろです。NIPPOのブースの前で選手の記念撮影。左から二人目がこのレースで引退する福島晋一(42歳)選手です。兄貴、ご苦労様です。
弟のこうじさんがなぜかコース上を歩きながらロードレース入門講座をしていました。
お菓子を配る Girl's Keirinの皆さん。
スタート前に激坂の林道の方へ移動します。
自転車イベントにはかかせない「痛車」です。
今回はなんと30台ぐらい集結してました。年々増えているようです。もう「痛車通り」と言っていいでしょう。私はこの痛車軍団の上の石垣に座ってしばらく観戦していたのですが、この痛車軍団は非常に注目されていて、各チームのチームカーがわざわざ徐行したり、海外プレスに写真とられたりして大人気でした。
プレスに写真を撮られる痛車オーナーの皆さん。
山岳賞ジャージーを着用した犬も。
2台のMAVIC Carに先導されていよいよレースが通過。前を走ってもサポートにはならないと思うので完全に宣伝ですね。そもそも、メカトラで遅れて追いつけるようなレースではないと思うのですが。
序盤はこのChanpion Systemの選手が単独で逃げ。
それを追う10人ぐらいの日本選手の追走集団。その後ろに海外選手らを含むプロトン、といういつも通りの前半です。
レース中だというのに痛車をよくみるためにチームカーを減速させるチーム右京の片山右京監督(の右手)。
3周目ぐらいまで、ここで見ていたのですが、ちょっと小腹が減ったので、「ブリッツェン・バーガー」を食べに行って、こんどは林道の頂上へ。段々、雨が激しくなってきたので、このあとあまり写真がありません。
林道の頂上付近です。例年ですと、この場所は人が何重にも重なってぎっしりで、後からいってもレースはあまり見えないのですが、今日は天気がひどいので、好きなところで観戦できます。坂道に川のように雨が流れています。選手も大変です。サガンとかリッチ―・ポートとか宮沢崇史とかリタイアした選手も多いようです。
ぶれまくってますが、林道頂上を通過するプロトン。たしかバッソが写っているはず。
この頂上は山岳賞も設定されていて、9週目の山岳賞で、山頂直前で逃げていたChampion Systemの選手を福島晋一選手が捉えるシーンを見ることができました。かっこいい!
レースは終盤、いつものように海外選手の集団に日本人選手がつかまり、結局マイケル・ロジャース(サクソティンコフ)が優勝。2位はジャック・バウアー(!)(ガーミン・シャープ)、3位は日本でも人気のダミアン・クネゴ(ランプレ・メリダ)。
日本人最上位は愛三の西谷選手が9位。日本大好きらしいキャノンデールのイヴァン・バッソは前半集団を引いたりして頑張りすぎて14位。
最後の2週ぐらいは、コースやゴールを見ていても展開が判らないので、中継と解説がつく大型スクリーンで見てました。
ゴールしてすぐ帰りのバスにならんだのですが、すでに遅く、雨のなか1時間ばかりまつことに。もうちょっと効率的にバスに乗れるといいのに。
5時間ぐらい雨のなか立っていたので体が冷えてしまったので、宇都宮駅でゆっくりギョーザとビールを2軒はしごして、からだを温めて宇都宮線グリーン車でのんびり帰りました。
いままで観たジャパンカップで一番メンバーも充実していたし、レースも楽しめたとおもいます。寒かったけど。新城、別府がでていなかったのがちょっと残念。
来週は「ツール・ド・フランス記念埼玉クリテリウム」です!
松姫リターンズ
昨夜、某自転車関係団体の宴会で盛り上がってしまい、今日は早起きできず。
ということで、山に行くまでを電車に乗って省略。

青梅駅のホームの待合室。駅前の商店街とおなじくレトロ風で古い映画のポスター(「駅馬車」)が。
さらに青梅線の終点奥多摩駅まで。ここまで電車で来たのは初めて。目黒から2時間半ぐらいかかりました。自転車で来るのと大差ないかも。
もう12時だったので、奥多摩駅の2階の「Earth Garden Marche」というお店で塩麹豚丼をいただきます。水菜サラダつきでおいしかったです。
ここからトンネルを何個も通り抜けながら奥多摩湖(小河内ダム)まで登ります。
奥多摩湖の水位は戻ってます。夏にはかなり下がってました。
ここから、奥多摩湖沿いに山梨方面に向かいます。途中で風張峠に向かう橋を渡りますが、そっちにはいかずに、直進して小菅村へ。
村を抜けると本格的な峠道に。大体7%ぐらいの道を10キロほど登ります。ここまで20キロぐらいしか走ってないので、足がまだフレッシュなので楽に登れます。遅いのは同じですが。
松姫峠到着。8月にここに来た時は山梨側(大月)から登ってきました。今日は反対から。今日の方が涼しい分楽だったかも。
この道は大変静かです。時々オートバイや車が通るぐらいです。途中なぜか同じヤマトの配送車に何回も追い抜かれたました。自転車は登りで2人、峠で高校生の自転車部みたいな人4人にあっただけです。
前回はもやで見えなかった富士山が今日は見えました。
ここから山梨側に気持ちよく下ります。
もう4時近いので影が長いです。
前回大月に来た時に見過ごした「猿橋」に最後に寄ってみます。
独特の構造で、日本三大奇橋のひとつだそうです。(他の二つはどこ?)
中央線猿橋駅から電車に乗って帰りました。
今日は、思ったより気温がまだ高く、日なただと長袖ジャージはちょっと暑かったです。でも、夕方や下り坂は涼しかったので長袖で良かったです。紅葉はまだ全然ありません。まだ暑いですからね。
今日の走行距離はサクッと57キロ。
コースは
http://yahoo.jp/P1D5av (ルートラボ)
「シークレット・レース ツール・ド・フランスのしられざる内幕」 タイラーハミルトン D.コイル

この本は、ツール・ド・フランスなどで活躍し、オリンピックの金メダルもとった自転車選手タイラー・ハミルトンのデビューから引退までを語った内容をダニエル・コイルが書き起こしたものです。、さらにダニエル・コイルが独自に取材した他の関係者の証言などが挿入されています。
ハミルトンはランス・アームストロングのチーム「USポスタル」に最初から所属していて、ランスのツール7連勝の前半で、チームメイトとしてランスをサポートしていたのですが、その間、チーム全体で組織的にドーピングをしていた詳細が書かれています。
最初はEPOという赤血球増強剤、後半では自己血輸血(レース前に自分の血を保管しておき、レース直前や休息日に輸血してもどす。)という方法も加わります。そのやりかた、ランス、監督、専門の医者、奥さんなどの役割やドーピング検査のすり抜けかたなどが詳しく語られています。
後半ではハミルトンはランスと決別はするのですが、それぞれドーピングが続けていきます。最後には、ハミルトンのドーピングは発覚し、ランスのドーピングがUSADA(アメリカのドーピング取り締まり機関)によって追求されます。
そしてこの本が2012年にアメリカで発行されるのとほぼ同時にランスの全タイトル剥奪と永久資格停止という発表がされる、というロードレース界最大のドーピングスキャンダルになりました。
事件の概要は知っていたので、重苦しい本かと思ったのですが、予想に反して読みだすとやめられないある種のエンターティメントとしても読める本でした。
ドーピングという大きな問題を扱う本であると同時に、タイラー・ハミルトンというアメリカの若者がランス・アームストロングという強烈な人物に出会い、ヨーロッパ中心のレースでアメリカのチームとして勝利をあげながら訣別し、挫折する、という青春の物語としても共感を呼びます。
この本に書かれていることが本当だとすれば、この時期のツール・ド・フランスはドーピングなしで勝つことは誰にもできず、その意味では全員同じ条件で、表のレースとは別に、如何にして自分の赤血球濃度を規制ぎりぎりで最適に保ちかつ薬剤を検出させないか、という裏のレースを同時にしていたことになります。これが「シークレット・レース」という題の意味なのでしょう。
自転車レースは自転車という機械を人間というエンジンが回す競技なので、自転車についているセンサーで速度、出力、心拍、回転数などが詳細に記録されます。さらに人間の方も、血液、体重、体脂肪などが毎日ドクターにより計測され、食べ物と薬品で管理されます。あたかも、選手の肉体がレースカーのエンジンであるかのようにメカニックの代わりにドクターが「整備」するのです。
ランス・アームストロングのドーピング発覚はロードレース界に大きな影響を与えていて、今年は多くのチームがスポンサーを失いました。レースを主催する企業ASOやUCI(国際自転車連盟)そのものがランスのドーピングの隠ぺいに関わっていた可能性もあり、業界全体としてもまだ事態を収拾したとは到底言えない状況です。
この本にも現在まだ選手や監督として現役の選手の名前も多く出てきますし、過去の著名選手のドーピングについても書かれています。現状でもとてもクリーンとはいえないことが推測されます。
読み物としては青春と挫折の物語でもあり、スパイ小説のようなスリルあり、ランス・アームストロングという強烈な個性の人物像もあり、楽しめますが、ランスの7連勝の時代にツール観戦に熱中していた人が読むとかなりショックだとおもいます。私はそのころは自転車には無関心でしたが。
もう少し時間がたって、いろいろ型がついたころに、映画化されるのではないかと思います。




















