2013年大晦日。朝目覚めると、この日も曇り。
なんでこんなに晴れないのか。
暗いし、風が強く、寒い。
せめて明るければ、海中も少しは綺麗だろうに・・・
早朝からボヤキがこぼれる。
ブリーフィングのあと、ジンベイに会えるという、微かな期待を胸に、いざ、エントリー!!
【1本目】Sunisland Out
アリ環礁南部
水温:28.4℃
昨日と何も変わらない、何もいない海。
気配とかわかったもんじゃないけど、やはり生命の息吹を感じられない。
ひたすら中層を眺めながら、25分ほど過ぎた頃。
ジンベイさーん、どこですかー?
ジンベイさーん、ジンベイさーん、ジンベ・・・
カン・カン・・・、カン・カン・・・
誰かがタンクを叩いてる
誰?どこ?ジンベイ?
突然の耳を疑う音に、大慌てで360度キョロキョロする。
(水中では、どこから音が聞こえてくるのか分かりにくいのです☆)
誰?
キョロキョロ。
周りを見ると、何事もなかったかのように悠々と泳いでる。
え?空耳?
いや、確かに聞こえた。
キョロキョロ
どこかのチームがジンベイに会えたのか?
カン・カン・・・
また聞こえる!!!
キョロキョロ
みんな、聞こえないの?
音源は特定できないけど、チームの最後尾にいて、前の状況が見えてないので、
とりあえず前方にダッシュしてみた。
やっぱりみんな悠々と泳いでるけど、私一人、気が気でない。
再度キョロキョロしていると、透明度ギリギリ限界(約10m)下から、
同じチームのO江さんが、"おいでおいで"してくれてた。
えーー!?深くねぇーーー?
でも行かなきゃ、ログブックに『何も出ないダイビングだった
』という記録が残るわけで。昨日の超少量のお酒のせいで、耳が抜けにくくて少し躊躇したけど、思い切って潜行。
一気に10m以上も深度を下げると、暗い暗い!(笑)
一体、何がいるんですか!
レ・・・レ・・・レオパードシャーク
日本名ではトラフザメ。
あまり知られていませんが、私はナースシャークと並んで、レオパが大好きです
あのぽーっとした顔と、しっぽのぴろぴろ~って感じと、丸っこいフォルムが最高!
むきゅーーー☆かわいいーーー☆
暗いし、砂が舞ってたのでフラッシュもなしだけど、
とにかくレオパに会えてテンションあげあげ~
ダイビングコンピュータを見ると、モルディブの法律で定められている水深30mを、
ゆうに・・・いや、ちょっとだけ・・・言えないぐらい・・・(笑)超えている。
ここに長くはいられない。
滞在1分ほどだったけど、DECO寸前!!!急いで浮上。
寄り道したので、ロストしないか不安だったけど、みんな待っててくれた。
スミマセン。私だけいい思いしちゃいました
あとでレオパに会ったというと、羨ましがられた。そりゃそーか。
O江さん、ありがとーーーー
ダイビングを終えると、引き続きのジンベイサーチ。
シャワーもあびずに、戦闘態勢に。
いつでもかかってこいやーーー!!
またも2時間近く待っただろうか。
ガイドさんの顔にも、疲労と焦燥感が滲み出してきた頃、
他の船から、ジンベイが出たという情報が入ったらしい。
でも、そこまで20分かかるとのこと。
・・・・・・沈むやろ、ジンベイ。
誰も言わないが、みんなそう思ったはずだ。
だけど、Never Give Up!!
そう、俺たちは、ジンベイに会うまで、帰れないのさ!!
そこに向かう間、誰よりも準備万端で待った。

























