湘南オープンウォータースイミング2013。珠洲トライアスロンと悩みに悩んだ、今年のメインレース。
湘南に出ると決めた6月頃からは、膝や腰に痛みが出るバイク&ランの練習は完全にやめた。
徐々に故障も治り、練習量も増やし、
その上、毎週のように海で練習し、正直これ以上ないほど万全の状態で迎えた。
前日、仕事を終えてから新幹線で鎌倉に向かう。
が、こんな時に限って、京浜東北線(?)人身事故で30分遅れ・・・
夜11時頃、ゴールに程近いホテルでStay。

朝7時頃に、スタート地点の
【逗子海岸】に到着。
スタート2時間前、早すぎる?と思ったけれど、すでに沢山の選手で溢れてる!
10kmのレースだというのに、300人以上もの選手。
のんびりクラゲ除けを塗っていると、マンサクさん発見!
話しかけると、クラゲ番長様やNoh様など、ブログで拝見していた強者が犇めいていた。
アップする気はなかったが、水の冷たさ確認!と思って、少し泳いでみたところ、ピリピリ☆
・・・まじかよ。クラゲに怯え、一瞬であがりました。

開会式、逗子市長がやたらイケメンでテンションあがった!
いい感じに曇ってるにも関わらず、ゴールの江の島、さらにはその先の富士山までくっきり!
8月に
江の島&富士山のゴールデンコンビが見えるのはレアなんだとか。(ってイケメン市長が言ってた)
しかも、そこに虹までかかった☆
神の祝福としか思えない。
今日はいい1日になりそうだ。

スタート前、みんなで握手して、元気をいっぱい貰って、いざ出陣!
前から2~3列目でスタート。
初めてかもしれないぐらい、激しいバトル。
横と手がぶつかるのはともかく、飛びながらスタートするやつに乗られたり、殴られたり、蹴られたり。
イライラが募った100m付近で、不意に、上から頭鷲掴みにされて、キャップ&ゴーグルを取られた。
咄嗟に、キャップの中に入れていた、命の"VESPA"を死守。
壮絶なバトルの中、必死でキャップかぶりなおして、ゴーグルも装着。
無駄なパワーを使いたくないし、基本的に平和主義の私だが、
悪意ある卑怯な襲撃に対しては、報復戦は必ず行う。
相手の熱意を粉砕するまで。
これがぱいん姫の流儀。相手への返礼。
飛び掛かって上に乗ったあと、エルボかまして、踏みつけて、さようなら。
周回コースを終えるころには、ぐちゃぐちゃしながらも、ほぼ集団が固まった。
近くで一緒にスタートした、マンサク様御一行のほとんどの方と、同じ集団にいたようだ。
とにかく、ペースが遅い。体感で1分26秒/100m(笑)
でも、これを抜け出して追いかけて、10km持つのかは甚だ疑わしい。
Facebookで宣言した、作戦を思い出す。
【ラスト1kmまでは勝負に出ない】
そう、前回は、最初からオーバーペースで行って、7km地点で潰れたのだ。
同じ過ちは犯すまい。
我慢できるところまで、この集団にお世話になろう。
・・・攻めずに集団泳なんて、私も歳だな・・・と自嘲めいた事を考えつつ。
4km地点。初めて残り距離表示を確認できた。『あと6km』
まだ3kmぐらいかなと思ってたので、ちょっと気が楽に。
集団の1番後ろにつけていたので、ギリギリでついてる人と余裕な人がいるのが、見て取れる。
私はというと、すでに悲惨な状態で、両足の指が攣っている。
指をグーパーしながら泳いでいたが、そのせいで両ふくらはぎ攣った!
両足攣ってから、痛くて痛くて、この集団から落ちようか、諦めようかと、何度となく思った。
でも残り6kmを一人で泳ぐ精神的苦痛より、痛みと戦うほうがイイ。
飲んで30分で、メキメキ効果が出てくるVESPA。
4km地点で飲むと決めていたので、ここで補給。濃くて舌がしびれる。
これで私の補給食は終わり。これで攣り止まらなかったら、最後までこのままだ。
5kmにエイド船を確認。
ありがたいことに、2人だけ直進し、他は集団でエイドに向かった!
コースから逸れて、1人でエイドに向かう=千切れる。
だから、全員でエイドに向かったのは、本気でありがたかった。
エイドに前方で突っ込み、水を1杯だけグビ飲みし、補給組を置き去りにしてスタート。
直進した2人を追いかける。
余裕のあった人だけが追いついてきて、8人いた集団が5人に減った。
私のVESPAは威力を発揮しはじめていて、足の攣りは治まっていた。
後ろの3人をさらに突き放すかのように、5人に減ってから少しペースアップ。
あと半分!頑張れ!私。
この辺りからうねりが出始め、波が高くなった(とみんなが言っていた)が、全然気付かなかった。
1人が抜け出す。あとの4人が追いかけるが、じりじり離される。
あとでブログを読むと、Noh様だったそうだ。
そして、集団は4人へ。
前3人が横並びで、私は後ろ1人だったので、めちゃ楽ちんポジションだった。
後ろで背泳ぎをしながら、カヤックの方にコースを聞くと、『もっと沖側!』
1人抜け駆けしてやろうと、沖に出たが、前の1人が気付き、集団は2人ずつに分裂。
ここで共に沖を泳いだのがクラゲ番長さん。
しかし、番長さんはここでペースアップ。
泳力では負けているが、私のほうがまっすぐ泳げてたようで、結局追いついた。
6km地点。『あと4km』のヨットのところで、分裂した4人が再度集結。
1番出会いたくなかった樹海、【ぽにょの森】(命名:マンサク様)に突っ込む。
1ストロークで平均5クラゲが手に当たる。
ぽにょぽにょぽにょぽにょ・・・と、音が聞こえそうなぐらい。
水の中はクラゲ大集結。
数十mだっただろうが、えらい長く感じた。
ミズクラゲだったから、被害は特になかったけど、悪寒が走ったのは言うまでもない。
ぽにょの森を抜けて、『あと3km』ヨットが近づいてくると、
沖が好きな人と、岸が好きな人に分かれてしまって、だんだん独泳時間が増えてきた。
千切れるほど、千切られるほど、スピードに差はないけど、ゴールが近づいてきて、
己の信じる道を進みだした・・・というべきか。
ここらへんでも、遠くにエイド船が見えたが、もう寄っていられない。
股関節が痛い。ハッキリ言えば、4km地点から痛いが、ブレのキックをして、だましだまし進んだ。
もう、辛抱たまらん痛みだけど、ストレッチしながら泳げば、まだ行ける。
あと、2kmになったら、少しスパートをかけないと・・・!!
この集団の1番前でゴールしたい!
念じて泳いでいたが、残念ながら、後退してしまったのは、自分だった。
最後のオレンジの樽ブイが見えた。
明らかに周りにいた人のペースが上がった。
けど、ダメだ・・・まだゴールが見えないのに、上げられない。
いつの間にか後ろに2人、ピッタリつかれていた。
樽ブイを曲がると、ゴールの青&白のテントが見える。
ここが目指すゴール地点
【片瀬東浜】ちょっとした達成感、押し寄せる疲労感と、目の前を泳いでいるライバル達。
ゴールへの花道で、どこまで順位を上げれるのか・・・最後の勝負だ!
後ろから、2人に足を何度も触られた。
イラっとしたが、『絶対抜かさせない!』とハイパーペースアップ。ちぎれていった。
疲れてからスピードを上げる練習、伊達にやってねーんだよ!!!
ありえない程の高波が後ろから迫る。
この手の波に強い。サーフィンの要領で、迫ってくる波に乗って進む。
その度に面白いほど、何人も抜けた。
これで最後だ!と、波に乗ろうとしたとき、波が高すぎて、体がエビ反りになって、1回転半した。
しかも、すでに浅かったせいで、顔面から海底に叩きつけられて、
ゴーグルは片目だけめり込んで、片目は外れた。
キャップは完全に後ろに飛んでった。
唇は速攻で腫れ上がってきたし、痛いし、とんだ災難だ(笑)
ここで立ち上がって歩きだしたが、顔まっくろにして歩く私をかわいそうに思ったのか、
後ろの人は、『先にどうぞ』と言って、抜こうとはしなかった。
紳士だ!!スポーツマンだ!!

オチまでついたこのレース、長い長い10kmを泳ぎ切り、ようやくゴールを迎え、嬉しかった。
最後まで自分の泳ぎができたと思う。
諦めたかったけど、やめたかったけど、なんとか粘った。
自分にできる、最高の泳ぎ、最高のレース展開、最高の粘りだった。

リザルトが残ってないので確かではないけれど、4年前は女子総合9位だったと思う。
だから、今回の目標は女子で8位・・・あわよくば6位、と思っていた。
ふたを開けてみると、総合3位だった!!
南知多の優勝よりも、南伊豆の2位よりも、
価値ある3位。
タイムも、2時間半は絶対に切れないと思っていたのに、2時間29分という好記録。
1位は、次の五輪に1番近いと言われてる若者、2位はこのレースの上位入賞常連さん。
2位と3位の間のタイム差は、確かに果てしなく遠いタイム。
一生追いつかないだろう。
でも、毎年少しずつでも縮めていけたら・・・と、遠い未来の夢をみて、
今回の湘南OWS記を締めくくりたいと思う。
ご一緒させていただいた皆さん、大会運営に携わっていただいた皆さん、
今年も、楽しいレースを、ありがとうございました!!!
また、どこかの海で宜しくお願いします。
P.S どうでもいいけど、レース後食べた『アジのたたき定食』が死ぬほど旨かった・・・。
