加古里子さん最後の作品 | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

 

加古さんの訃報を受けたとき、この↓ブログ

・・・→<最後まで現役絵本作家だった加古さん>

を書いたのですが、

やはり、原稿のまま残して行かれたお仕事もあったようです。

 

そこで今回は、

だるまちゃんからすのパンやさんの読者へ、

加古さんからの伝言で~す!

 

まず、だるまちゃんシリーズについては、

だるまちゃんとうらしまちゃん

のテキストとラフが残されていて、

福音館の雑誌 母の友10月号に掲載されるそうです。

ご注目ください。

 

それに先立ち、福音館のフリーペーパーあのねの特別号 

かこさん、ありがとう! がでました。

お店で配布していますからご請求ください。

ピコットにお越しになれない方も、

きっとお近くの書店で入手できますよ。

 

 

 

あのね 特別号

かこさん、ありがとう!

2018年8月福音館発行

 

 

 

こんな↑記事も載っています。

中川梨衣子さん・福岡伸一さんの追悼文、

加古さんの年譜、作品のエピソードなど掲載されています。

見逃せませんよ~。

 

 

 

そして、小峰書店から絵本で出るのが、

みずとはなんじゃ?

水の星である地球の子どもたちにと、書き残してくださったんでしょう。

タイトルを見ただけでもワクワクします。

こちらは鈴木まもるさんの絵により、10月発売予定です。

初回限定冊子付きとのことですから、ご予約をおすすめします。

 

 

 

 

 

 

ところで、残念なお知らせもあるんです。

ピコットではずっと切らさずおすすめしてきた、加古さんのこの科学絵本が、

なんと、このタイミングで品切れ・・・。

 

 

 

ぼくのいまいるところ

かこさとし/太田大輔/童心社

 

 

小さい人が、おかあさん。こどもここはどこ?と聞くとしたら、

その子が知りたいのは、所番地のことではありません。

決して、天白区原1丁目1616番地だよなんて、

聞きたいわけではないのです。

 

あなたが今いるのは、

大宇宙の中の、銀河系の中の太陽系にある、

地球地球のね・・・

 

ということこそが、子どもたちの知りたいことであると、

加古里子さんはご存知で、この絵本で、

地球今いるところ>をわかりやすく説明してくださっています。

 

 

おいおい、

このまま品切れは困るんですけど・・・と、

子どもの本屋は思っています。

かこさんだって、そう言われると思います。

おい、おい・・・ 

 

 

こういう質の高い作品を読み継いでいくのは、

私たちの役目。

だからわたしも、版元の童心社さんには、

これからも品切れは承知の上で、注文を入れてアピールしていこうと思います。

読者の皆さんも、

どんどん版元に圧力を掛けましょう。 出版社に励ましのメッセージを送ってくださいね。

 

 

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