絵本作家の後ろの“だれか”さん | ほんとうのピコットさん

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子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!


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絵本作家の赤羽末吉さんといえば、

日本の昔話に素晴らしい挿絵を描いた方。

 

 

だいくとおにろく

松居直・赤羽末吉・福音館 本体900.

 

 

 

大陸で暮らしたご経験からの、

モンゴルのお話スーボの白い馬が代表作で、

中国民話の絵本の挿絵も迫力があります。

 

そんな赤羽さんに、こんな作品があることをご存知でしょうか?

 

おおきなおおきなおいも

赤羽末吉・市村久子

福音館 本体¥1,200.

 

 

そらで言えるくらいよく読んだ幼年童話ですが、

初めて手にした時には、

どこが赤羽さん?と思いました、(← なまいき!)

でも、民話系とは作風が違うけれど、

間違いなく赤羽さんです。(← ほんと、なまいき!)

 

おおきなおおきなおいも のタイトルの前には、

鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による

と書き添えられています。

 

市村さんの実践を知った赤羽さんが、それを絵本にされたのですね。

他の赤羽作品群と趣を異にしている理由は、

市村さんの存在によるのでしょう。

 

 

そう言えば、こちらの詩集にも協力者があるらしく・・・ 笑

 

 

 

のはらうた

工藤直子とのはらみんな

童話屋 本体1,500.

 

 

工藤直子さんは、収録された詩の作者である、

 かぜ みつる  へび いちのすけ 

 かまきり りゅうじ  こぶた はなこ

たちの代表者を名乗っておられます。

講演会でご本人の口から、「わたしは代表者なだけ」と話されたので、

おそらく間違いないでしょう。笑笑笑

工藤直子さん、聞こえる耳を持つ方なんですね。

羨ましい!

 

 

さて、以前に新刊出ますよとご紹介した、ヨシタケシンスケさんの作品がこちら。

 

 

みえるとかみえないとか

ヨシタケシンスケ・佐藤亜紗

アリス館 本体¥1,400.

 

 

 

宇宙に調査に出かけた青年(かな?)が、

ある星に行ったとき 後ろが見えない人であることで大いに同情されます。

そこは、後ろも見える三つ目の目を持つ人たちの星だったのです。

 

ということで始まるお話ですが、

お話はヨシタケさんのいつものスタイルで展開して行きます。

見えるとか見えないとかはどう違うんだろう・どんなふうに感じるんだろう・何が便利で何が不自由なんだろうと、

あれこれ比べて確かめて、

行きつ戻りつ最後のページに来ると、自分の中に答えがうまれている・・・という。

 

その内容は実際に絵本を手にしてご覧いただくとして、

今ここでご注目いただきたいのは、表紙に書かれた作者の紹介。

 

ヨシタケシンスケ 作

佐藤亜紗 そうだん

 

そうだん

 

・・・。

相談・・・って。

 

実は、佐藤さんは 目の見えない人は世界をどう見ているのか の作者で、

ヨシタケさんはこの著書に触発されて、

絵本 みえるとかみえないとか を作られたそうなんです。

佐藤さんご本人に相談しながら。

 

だから著者紹介にそうだんと書かれているのです。

そういう紹介の仕方って見たことないんですけど、

でも、共著でも監修でもない。

まさにそうだんなんですよね~。

 

<人と違う>というデリケートな問題を含む内容でありながら、

こういう背景があって生まれた作品であるからでしょうか、

ヨシタケマジックによるのでしょうか、

人と人の違いに大いに興味を持ちつつ、

優劣をつけることのない世界観が、スッキリと出来上がっています。

腑に落ちるというか、まさに ストン! という感じの読後感です。

 

こうして見ると、絵本作家たちの背景には、

表紙や奥付けに並んで名前が載るかどうかは別として、

その作品に影響を与えた人がいっぱいいるんだろうと思います。

そして、さらに、その作品から影響を受けるたくさんの読者もいますよね。

 

うちのお店の小さいお客さんたちには、すでに今から、

  ノーベル賞取ってインタビュー受ける時は、

  ピコットの絵本で育ちました!って絶対言ってね!女性

と言い含めていますが、

将来、誰か絵本を出すとき えいきょう 夢文庫ピコット と

表紙に記してくれないだろうか!

 

と、妄想に生きるピコット店主ですびっくり!!

 

 

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