ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

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絵本とおもちゃの情報を、“どっさり!”ご紹介しています。


待ちかねていた新刊絵本をご紹介します。


2015年に雑誌「こどものとも年少版」
として出版され、、

その後品切れになっていた作品です。
それが、上製本で出版の運びとなったのです。

 

 


りはみている


大竹英洋文・写真

福音館/本体¥900.


※ 大竹さんは今春、第40回土門拳賞を受賞

北米の原生林の奥深くから
森の生き物たちが、
じっと読者を見つめています。

気配を消してカメラを向ける写真家。
シャッターを押した瞬間に、
こちらへ視線を向けてくる動物たち。
その瞬間の緊張感に満ちた表情から、
生きているってこういうことなんだ
と感じることのできる写真絵本です。




わたしたちの身近にいる生き物は、
一緒に暮らす犬や猫たちも
動物園の動物も
こんなに張り詰めた表情を見せません。

わたしたち人間の祖先も

遥か昔は
こんな暮らしをしていたのでしょうけど、
いわゆる文明の中での暮らしが長くなって、
もうこの絵本の動物たちのように、
鋭く感じることはできなくなっていますね。


・・・・・・


でも、それは遠い記憶として、
自分のどこか奥にまだあるのかな
と思ったりもします。

たとえば、生姜を洗ったり切ったりする時、
自分の体の細胞が一斉に
喜ぶのを感ることがあるのですが、

わたしの中の
遠い昔のご先祖様の記憶が、
それそれ、生姜だよ
今、体に生姜が要るんだよ~
と、合図をしてくるのかと。


いえいえ、分かっていますよ。
生姜の香りに反応するくらいでは
厳しい自然を生き抜いてなど行けないと
重々わかっています。

だけど、

写真ではありますが、
本当の意味で生きている動物を見ると

(に、見られると)
人だらけの街で暮らす

この頼りない自分の中にも、

命を守る本能のようなものが微かにでも、
有りはしないか、と、
期待したりするわけです。

実態は、

コンビニ頼みの生活を送る、
軟弱な街の本屋なんですけどね。

 

 

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