最後まで現役絵本作家だった加古さん | ほんとうのピコットさん

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子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
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http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!


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絵本好きなら知らない人はいないであろう、

加古里子さんの訃報が昨日流れて、

ブログにも、お仕事やお人柄を偲ぶ記事が次々とアップされています。

 

その足跡を辿ろうと発注ソフトを使って検索したところ、

500件以上がヒット。

復刊やセット等で重複する作品もあるものの、

その数から、

いかに絵本の仕事に精力的に取り組まれたかを思います。

 

 

以前、加古さんの講演会で、本の即売をさせていただいた時のこと。

もうその時には70代も半ばになっておいでだったと思うのですが、

会場に着くなり、子どもたちが工作をしているお部屋を見つけて、

 「先生、こちらでお茶を・・・」

という主催者の声も聞こえないかのように、

さっさと子供たちの中に混ざってしまわれました。

子どもといっしょが楽しいんだよ!

と、いいたげなそのご様子に、

加古さんのお人柄を垣間見せていただいたことでした。

 

80代後半になって、

からすのパンやさんだるまちゃんなどの続編を描かれたほか、

新しい作品も出され、

お仕事のある時は4時起きだったと聞きました。

加古さんの中には引退という言葉はなかったのでしょうね。

そんなふうに、最後まで絵本作家として現役で過ごされた加古さんが、

逝ってしまわれたことは残念ですが、

最後の最後まで絵本を作り続けられた人生、羨ましくも思えます。

 

 

かわ

加古里子  作
福音館書店  特装版:本体¥3,000.

 

 

1962年に描かれた絵本かわは、 

初版では、分水嶺から長い旅をした川の水は、河口に着くいた時にはすっかり汚れ

と表現されていた最後の部分を、2016年に特装版で出版された

絵巻じたてひろがるえほん かわ>では、

美しい川が海に流れ込む様子に書き換えられたということです。

 

川の流れが環境保護により徐々にきれいになっていく様子を長年見守り、

もう、美しい川に描いてもいいでしょう、と思われたのだそうです。

 

子どもたちの興味に寄り添う心と、科学者としての目と、

その両方から生まれた加古さんの作品群。

これからも読者に手渡していきたいと思います。

 

感謝を込めて。

 

 

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