ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!


テーマ:

 

本屋というのは、

時として個人的な事情を打ち明けられる場所らしいです。

 

お祝いの気持ちを伝える本を探したいとか、

お子さんの学習面が心配だからとか、

元気になれる本が欲しいとか、

 

たまに、夫の愚痴とか・・・。(これに対応できる絵本はないですよ。)

 

気持ちに添う本が欲しいと思うとき、

そういう個人的なことが話題にあがるのですね。

 

基本的にお客様のプライベートについては書かないのですが、

今回は、日も過ぎたのでちょっと振り返ってみようと思うことがあります。

 

その日はどういう訳か、

身近な方を亡くしたお子さんのために何か絵本を、

というご相談を、一日のうちに2件お受けました。

 

こういうテーマは待ったなしなので、

いつ売れるかわからないけれど、

心当たりの絵本を何冊か常備しています。

 

ですが、思いがけない別れで心の痛みが強い時期には、

まだ命に関する絵本を手渡すのは早いかなと思っています。

その時期におすすめするなら、植物の絵本です。

植物の絵本には、生命力が溢れていますから。

 

たとえは、

 本 佐藤忠良さん木島始さんの  (福音館)

 本 仁科幸子さんの はなのがっこう (偕成社)

 

それから、こちらも、もゆったりと四季が流れて気持ちが安らぎます。

 本 どい かやさんの ハ-ニャの庭で (偕成社)

 

 

この三冊は、

普段でも、気持ちが疲れた時の疲労回復の特効薬です。

 

さて、この日相い次いだご相談は、

どちらも、おばあちゃんを亡くした子どもさんにと、

お母さんが来てくださったのでした。

 

直後の混乱の時期は過ぎ、

寄り添うお母さんと、亡くなった方のことを話題にできるようになったけど、

まだ、元気出してと励ますには早い時期のようです。

それで、それぞれの方におすすめしたのが、こちら。 ↓

今の気持ちを押し込めてしまわず、

それでも、大丈夫・・・と感じていただけるように。

 

 

 

 

 

ねこたちのてんごく

シンシア・ライラント 作  前沢明枝 訳

ひさかたチャイルド発行 本体¥1,300

 

 

 

 

このあと どうしちゃおう

ヨシタケシンスケ 作 ブロンズ新社 発行 本体¥1,400.

 

 

 

 

ねこたちのてんごく は、5歳の方用におすすめしました。

この絵本は、家族の元から旅立った猫が、

天国で、神様にいっぱい可愛がられ、天使にお世話され、

時々は家族のことなども思い出しながら、

何不自由なく暮らしているという話です。

 

仲よしだった猫が、新しい居場所で幸せに過ごしている様子が、

ただただ明るく描かれています。

キリスト教の宗教観が元になっているのかもしれませんが、

天国は幸せなところだよという、この明るさに救われます。

 

シンシア・ライラントにはもうひとつ 

天国に一番近い村 という印象深い作品が有り、

これは特に大人の方におすすめです。

 

このあと どうしちゃおう は、

売れに売れている人気の作家の作品でですから、

書店でご覧になった方も多いのではと思います。

 

りんごかもしれないの発売以来ヒットが続いていましたが、

どちらかといえば若い人向きという気がしていました。

それが、このあと どうしちゃおう を手にして、

これは大人から子どもにまで手渡せる本物の絵本だ!

と、翻意。汗

 

亡くなったおじいちゃんが残した死んだ後のことについてのノートを、

孫の男の子が読むという筋立てで、

このような内容でも、お話も絵も、よしたけさんの作風は極めてポップです。

にも関わらず、亡くなった人と残されたものは、

別れ別れになってしまうのではない、繋がっているのだと、

そう思わせる何かがあります。

 

こちらは、小学生のお子さん用におすすめし、

お母さんと一緒に読んでいただけることになりました。

 

実はこの絵本、例の“「騙されたと思って・・・→ ” の対象となり、!?2

お身内で何かあったわけでもないピコットのお客さんも、多数、

大絶賛で購入されています。(^^)

 

 

しばらく前に話題になった ママがお化けになっちゃった! は、

記録的ヒット作となったようですが、

ピコットではおすすめする気持ちになれず、閉架に保管という扱いでした。

(だから儲からないんだろ!と心の中のもうひとりは言いますが・・・)

 

何故おすすめできないのか、ずっとモヤモヤしていましたが、

今回ご紹介した2冊を読み返して気づいたのは、

作品の視点が、残された子どものために書かれているか、

子どもを残していった親の視点で書かれているかの違いではないかということです。

 

亡くなったお母さんが自分を心配していることを、

子どもが知るのは、辛いのではないだろうか・・・。

そのことが、

ピコットでは、小さい方におすすめできなかった理由だと思っています。

逆に言えば、それが大人に支持された訳なのでしょうけれど。

 

 

あれ・・・、

今回もまた、ひどく脱線しておりますね。

 

書き始めた時には、

お客様と心の通うお話をしてお買い物していただくのは、

本屋冥利幸クローバーっていうことを書こうとしていたので、

よそのお店で飛ぶように売れている絵本を、

ウチでは売ることができなかった泣 なんていうことではないんですけどね~。

 

脱線ついでに、もうひとつ。

大人の方にお別れがあったときは、こちらが読まれています。

  ↓

長田弘 詩ふたつ ・・・ →

 

 


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