「まんぷく」第50回~進撃の萬平に初めて反撃の福子の巻 | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第50
第9週 「違うわ、萬平さん」
進撃の萬平に初めて反撃の福子の巻

 

 

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今日は土曜日。

タカちゃんが手伝いに来る日です。

 

(めかしこんだり、腕立て伏せをしたり、

落ち着かない小松原、増田、堀)

(クラクション)

増田) あっ!

(タカを乗せたトラックが到着)

タカ) ありがとうございました。

佐久間) どういたしまして。

小松原) 待ってたで、タカちゃん。

増田) タカちゃんが来る週末が

 俺ら、楽しみなんや。

タカ) 私もです。

堀) あれ? タカちゃん、髪切ったと?

タカ) 切ってません。

神部) タカちゃん。

タカ) 神部さん。

神部) おいで。研究室見せたる。

タカ) はい。

(神部に腕を引っ張られていくタカ)

(恨めしげな小松原たち)

 

**********

 

<研究室>

神部) ここがダネイホンの研究室や。

タカ) へえ~。

神部) そして、これが、ダネイホンや。

 牛骨を煮込んで煮込んで

 塩を加えてるんや。

タカ) 生臭いわ。

神部) まだ出来かけや。

 臭いはこれからなんとかする。

タカ) 見た目も何か…。

神部) 気色悪いのもなんとかするって。

(ガラス戸の外に小松原たち)

 

**********

 

<研究室の外>

堀) ダネイホンがどうしたとや。

増田) 自慢するほどのもんか。

小松原) 調子乗っとんな、

 ダネイホン組は。神部…さん。

増田) 神部…。

小松原) さん。

 

**********

 

<母屋・2階>

(源を抱く福子)

福子) 萬平さん。

萬平) ああ?

福子) 源が少し熱っぽいの。

萬平) えっ?

(源の頭に触れる萬平)

萬平) そうかな。

福子) 熱っぽいわ。

萬平) そのぐらい大丈夫だろう。

 子どもは熱を出すもんだ。

 心配だったら、病院に行っておいで。

(仕事に戻る萬平)

 

**********

 

<玄関>

鈴) 私も、一緒に行くわ。

福子) お母さんはお昼ごはんの

 支度があるでしょ。

鈴) 大丈夫よ。

 タカと赤津がやってくれるから。

福子) 私一人で行ってきます。

鈴) 源ちゃんが、

 大変な病気やったらどうするの。

福子) もう縁起でもないこと言わんといて。

鈴) 源ちゃん…。

赤津) 大奥様。

 塩作り組が文句言うてます。

鈴) 塩作り組?

赤津) はい。塩を作ってる森本や小松原

 たちがひがんでるんです。ダネイホン組

 が社長にひいきされとる言うて。

鈴) あなたが、なんとかしなさい。

赤津) そんな…。

 

**********

 

<研究室>

萬平) 近江谷先生と相談して、

 ビタミンEは、菜種油、ビタミンKは、

 ワカメからとることにした。

大和田) 菜種油とワカメ。

倉永) 菜種油は安いしなあ。

神部) ワカメは、

 そこの海から取ってきたらええ。

岡) よっしゃ。早速集めよか。

倉永) ほんなら、僕、油買うてきます。

神部) ああ、俺も行く。

大和田) ほなわいはワカメとってくるわ。

 

**********

 

<露天の並ぶ路地>

神部) ないなあ。あっ、あった。

 一升で150円か。

倉永) あっ…。

 もう少し、まけんかいな。

男性) 勘弁してもらえないですか。

倉永) いや高すぎますってこれは。

男性) なめたこと言うてんちゃうぞ!

神部) 待って下さい待って下さい。

男性) おい! 

 お前、いちびっとんのかこら!

 

**********

 

(海に潜り、ワカメをとる岡と大和田)

岡) こんくらいでええやろ。

大和田) せやな。

岡) 行こうか。

大和田) 行こう。

 ようとれたな。

岡) うまく行くかなあ。

大和田) いくわ。

(浜で鹹水作りをしている森本たち)

森本) のう、

 あれがあいつらの仕事なんか。

高木) 海水浴できてええのう。

長久保) わしらはこんなきっつい

 思いしてんのに。

野村) 不公平や。

 

**********

 

<研究室>

(鍋に菜種油を入れる神部)

萬平) ああそのぐらいでいいだろう。

神部) はい。

岡) おい、ワカメの方はどうや。

倉永) もうちょっとすり潰さんと。

大和田) ペースト状にならん。

タカ) 萬平おじちゃん、電話です。

 世良さんから。

萬平) 世良さん? 何だ。

 続けててくれ。

一同) はい。

(神部のそばへ行くタカ)

タカ) 今は何してるんですか?

神部) すり潰したワカメをこれから

 混ぜるんや。もう少しで出来上が

 るぞ、ダネイホン。

タカ) 楽しみ。

(2人を見ている岡たち)

 

**********

 

電・世良) 栄養食品?

電・萬平) そうです。ペースト状にして、

 パンに塗って食べられるように。

電・世良) 立花君。そんなもん売れる

 わけないやないか。

電・萬平) でも、世の中には、栄養失調で

 困ってる人たちが大勢いるんですよ。

電・世良) そら腹を減らしとるからや。

 そんなもん買う金があったら食いもん

 買うやろ、誰かて。

電・萬平) でもダネイホンには、

 ビタミンAと、タンパク質とが入っ…。

電・世良) 金を出しとるんは僕らやぞ。

 三田村会長と僕が投資した3万1500円。

 そんな訳の分からんもんに使われたら

 1円も戻ってけえへん。

電・萬平) 売れます、絶対に。

電・世良) 売れへん。

電・萬平) 売れます!

(電話を切る萬平)

 

**********

 

世良) 何や!

 

**********

 

萬平) 売れないわけがない!

福子) 萬平さん。

萬平) 医者に行ってきたのか。

福子) はい。

(電話の呼び出し音)

電・萬平) たちばな塩業です。

電・世良) 立花君。

電・萬平) 必ず売れます!

(電話を切る萬平)

萬平) どうだった。

福子) 先生からは心配ないと言われました。

 子どもにはようあることやって。

萬平) 僕が言ったとおりじゃないか。

 おい堀!

 

**********

 

<2階>

鈴) やぶ医者じゃないの、その先生。

福子) シ~ッ。源が起きる。

鈴) もし、怖い病気やったらどうするのよ。

福子) そんなこと言うたって、

 大丈夫って言われたんやから。

鈴) まだ、熱があるやない。源ちゃん…。

 頭…頭冷やすもん、持ってくるわ。

福子) ありがとう。

 

**********

 

<台所>

高木) 足りへん?

赤津) もっとぎょうさん釣ってきてくれ。

堺) 僕ら、塩作りで毎日疲れてますねん。

野村) 釣れへん日かてありまんねん。

赤津) それは分かっとるけど。

高木) 神部たちにやらせて下さいよ。

 ダネイホン作ってる連中に。

堺) そうや。

 あいつら楽してるんやから!

赤津) 言われへんがな。ダネイホンは

 社長が肝煎りで作ってはるんやから。

高木) 分かりました。

 魚、とってきたらええんでしょ。

赤津) そうや。

堺) 高木さん?

高木) ええねん、どけ。

野村) 何でわいらが。

 

**********

 

<事務所>

電・福子) 分かりました。

 はい、ありがとうございます。

(電話を切る福子)

福子) 赤津さん。

赤津) 専売局ですか。

福子) うちの塩が欲しいんやて。

赤津) せやけど塩作り組の鬱憤は

 めちゃくちゃたまってます。

福子) えっ?

 

**********

 

<研究室>

神部) 出来ましたね。

萬平) ああ。

岡) ダネイホンの完成や。

(緑色のどろっとしたもの)

萬平) 試食してみよう。

神部) はい。

(指先につけて舐める一同)

神部) これは…。

岡) あんまり…。

倉永) おいしないです。

萬平) そうでもない。

大和田) まずいです。

萬平) そんなことはない!

神部) まずいです。

岡) 売れませんで。

萬平) やってみなきゃ分かんないだろ!

 

**********

 

<母屋・2階>

福子) 萬平さん。

萬平) 何だ。

福子) 源が起きます。

萬平) (ため息)

福子) 何かあったんですか。

萬平) 福子には関係ない。

(居間でノートを広げる萬平)

福子) ダネイホンが、

 うまく出来なかったんですか。

 最初っから、思ったとおりにはなりませ

 んよ。そやけど萬平さんなら、きっと最

 後には、いいものが出来ます。お塩の

 時かて、そうやったやないですか。

萬平) (ため息)

 

(回想)

ハナ) そやけど、お母さんの半分くらい

 は言いたいこと言うた方がええかも。

 

福子) 萬平さん、仕事に一生懸命になる

 のは分かりますけど、周りの人たちのこ

 とも考えてあげて下さい。

萬平) えっ?

福子) お塩を作ってる人たちが、森本

 さんや小松原君たちが、不満をため

 てるそうです。

萬平) 不満?

福子) 社長はダネイホンに熱中して、

 自分たちのことを忘れてるって。

萬平) そんなこと。

福子) 私もそうやと思いますよ。

 今のままやと…。

萬平) くだらん!

 そんなどうでもいいこと

 いちいち僕に言うな!

福子) 萬平さんは社長ですよ!

 自分のことばっかり考えてたら、

 みんながやる気をなくしてしまいます。

萬平) 自分のことばっかり?

福子) 私かてそうです。

 源は初めての子です。熱を出したら、

 心配になるのは当たり前です。

 それなのにあなたは…。

萬平) 医者は大丈夫だって

 言ったんだろうが。

福子) そういうことやありません!

 私たちは夫婦なんやから…

 源は、私たちの子なんやから。

萬平) もういい!

 仕事に集中したいんだ!

 子育てはお前に任せる。

(出て行く萬平)

(源の泣き声)

(源のもとへ走る福子)

福子) ごめんね…ごめんなさい。

(源を抱きしめる福子)

福子) (泣)

 

**********

 

<台所>

鈴) 夫婦ゲンカ?

タカ) 萬平おじちゃんがどなって、

 福子おばちゃんがどなり返して。

鈴) そう。どなり返したの? あ~!

 旦那様旦那様って、あの人を調子に

 乗らせたら、駄目なのよ! 

(赤津の背中を叩く鈴)

赤津) 危なっ!

鈴) ああやっと、

 私が正しいって分かったのね、福子は。

タカ) おばあちゃん。

 

**********

 

こんな時に、ろくなことは起こりません。

 

<研究室>

野村) 重いのうこれ。

高木) いっぺんにぎょうさんの魚をとる、

 とっておきの方法があるんや。

堺) とっておき?

高木) ああ。昨日ここの掃除した時に

 見つけたんや。

堺) えっ!

野村) 何ですかこれ。

高木) 驚くなよ~。

(床下から木箱を出し、蓋を取る高木)

野村) おっ!

堺) し…手りゅう…。

(堺の口をふさぐ高木) 

 

**********

 

(野村と堺を連れ、岩場を進む高木)

高木) ここやったらバレへんやろ。

堺) はい。

(岩陰にしゃがむ3人)

堺) 高木さん。

(安全ピンを抜き、海に手榴弾を投げる高木)

(爆発音)

(海を見る3人)

堺) あっ! 魚や!

野村) どんどん浮かび上がってくる!

高木) 作戦大成功や! 行くぞ!

 

これが、

後に大変な事件につながっていくとは…。

福ちゃんも萬平さんも、

誰も、想像さえしていませんでした。

 

**********

 

(源と布団に入り、ランプの明かりを消す福子)

 

**********
 

進撃の発明家萬平の本性が露わになっていく!

福ちゃんが今まで見たことのない、知らなかった

マッドな顔を見せていく萬平。でもきっと、発明を

している時はずっと、あんな感じだったんだろう

なあ。加地谷も、最初はそんな萬平をうまく操縦

していたのだろうけれど、嫉妬心以外にも、いろ

いろたまっていたんだろうと想像できてしまった。

 

そう。どなり返したの? あ~!
旦那様旦那様って、あの人を調子に
乗らせたら、駄目なのよ! ああやっと、

私が正しいって分かったのね、福子は。

 

旦那様旦那様、ああ旦那様と萬平教の福子を
危惧していたんだね、ぶしむすは。さすが山師

の亭主に苦労させられた経験者だよね~フフ。
福子がどなり返したと聞いて、我が意を得たり
~とばかりに嬉々とした表情の鈴さんに笑った。

やっぱり自分の身に降りかかってこないと実感

できないのが人間という生き物なのか? 自分

だけは特別と思えていたうちはよかったけれど、

いよいよ自分と我が子をほったらかしにされて

しまってようやく萬平のヤバさに気づく福ちゃん。

萬平さんは何も気にしないで、仕事だけしてい

ていいわよ~と、ずっと言い続けてきたツケが、

私が何とかします~ブーメランが見事に戻って

くる福ちゃんの図。子育ては母親に任せっきり

があの時代のデフォルトだったとしても。実際、

そうやってきた母親がほとんどだったとしても、
萬平さんだけは違うと勝手に思い込んでいた

福子の期待感の大きさゆえのガッカリ感がね。
やってみなきゃ分からないだろう!と言う萬平。
そうそうそう。やってみなきゃ、問題が起こらな

きゃ分からないことが多いんだね、人って奴は。

 

萬平さんは社長ですよ!
自分のことばっかり考えてたら、
みんながやる気をなくしてしまいます。

 

自分のことばっかり。みんながそれぞれに自

分のことばっかりな様子が描かれているので、

このセリフが何とも皮肉というか…。広い意味

でみんなのため、世の中のためにという大義

名分を掲げている萬平には最も届きにくい言

葉になっているという…。萬平の言動のどこ

が駄目なのか分からない男子、パパは要注

意。上手に気持ちを伝えるにはどうすればよ

かったのか、女子も考えないと…いけないよ。

 

 

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