「まんぷく」第49回~みんなが幸せになるようなものを作りたいんだ | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第49
第9週 「違うわ、萬平さん」
みんなが幸せになるようなものを作りたいんだ

 

 

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萬平) でも僕はやめない。世の中の、

 栄養失調で苦しんでいる人たちの

 ために、必ず新しい食品を作る!

福子) はい!

鈴) はいやない!

 

**********

 

<香田家>

克子) ダネイホン?

タカ) ドイツ語で、栄養って意味やって。

 ほんまは、ディーエアネールングって

 いう発音なんやけど、それやと難しい

 から、ディーエアネールング、ディアネ

 ーフン、ディネイフン、ダネイホン。

忠彦) ちょっと無理あるなあ。

克子) それが、萬平さんたちが

 作ろうとしている栄養食品?

タカ) 神部さんも一緒に頑張ってるんよ。

忠彦) 神部?

タカ) せやけど、ガマガエルを

 お鍋で煮込んで大失敗。

克子) ガマガエル?

 

**********

 

<研究室>

萬平) やっぱりガマガエルは駄目だ。

 これは食用にはいいが、栄養食品の

 原料としては、まるで役に立たない。

神部) 女や子どもは気色悪がるしなあ。

岡) 動物性タンパク質は、牛や豚の肉

 からとるのが一番ええんやろ?

大和田) せやけど肉は値が高い。

倉永) 手に入りにくいですしね。

近江谷) 牛の骨を使うというのは

 どうでしょう。

萬平) 牛の骨?

近江谷) 骨髄には、タンパク質だけでなく、

 ビタミンAと、ビタミンDも含まれていますよ。

萬平) それはいい!

神部) 一石三鳥や。

岡) 骨ならタダで手に入るど。

大和田) さすが近江谷先生や。

(笑い声)

 

**********

 

楽しそうな萬平さんたち。

でも、周りの人たちが、少しずつ

ギクシャクしてきたことに、萬平さん

は気が付いていませんでした。

 

**********

 

(大釜の前に汗だくの森本たち)

高木) 何や、楽しそうやなあ。

堺) 社長は、もうあっちばっかりですな。

森本) うちは塩屋2階じゃないんか。

 

**********

 

<母屋・2階>

鈴) うれしくないのかしらね、

 あなたのお父さんは。

 初めての子やっていうのに、

 顔も見に来ない。

福子) しかたないでしょ。

鈴) 毎晩毎晩、研究室に閉じこもって。

 ねえ、どうかしてるわ。

福子) 萬平さんは仕事になると、

 夢中になる人なんよ。

 

**********

 

<夜>

福子) 源ちゃん。

萬平) 寝たのか。

福子) ちょうど今。

萬平) ああ、かわいいな。

福子) 今日寝返りを打ったんですよ、初めて。

萬平) 大きくなれよ、源。

 牛の骨はどこで手に入るんだろうな。

 やっぱり肉屋かな。

福子) 源にお肉を食べさせるのは

 まだ早いですよ。

萬平) 骨だよ。骨髄。ダネイホンの原料だ。

 近くに市場はないしなあ。

福子) 清香軒さんに相談してみたら

 どうですか?

萬平) ああそうか。

(部屋を飛び出す萬平)

 

**********

 

<清香軒>

竹春) はいよ。

(牛の骨を手に取る神部)

神部) おお~。これはええ。

まさの) 何に使うん、牛の骨なんぞ。

神部) ダネイホンや。

倉永) おおきに。

神部) おおきに。

竹春) ダ…ダネイホン?

まさの) シ~ッ!

 

**********

 

<研究室>

萬平) じゃあ、蓋をしっかり閉めて、

 火をつけよう。

大和田) はい。

萬平) よし。ここから、10時間煮込むぞ。

神部) はい。

 

**********

 

(砂浜で作業をする堀や小松原たち)

堀) なしてこがん暑かとや。

小松原) 社長全然こっち来えへんな。

長久保) わしらに任せっきりでなあ。

野村) 塩には興味なくなったんとちゃうか。

 

**********

 

電・鈴) 私に分かるわけないでしょ。

 萬平さんが、何考えてるかやなんて。

 ガマガエルは失敗や言うて、今は、

 牛の骨煮込んでるみたいよ。

電・克子) それが栄養食品なん?

 ダネイホンとかいう。

電・鈴) 知りません。

 私に言わせれば、子どもの遊びよ。

電・克子) お金はどうしたん。

 いろいろかかるでしょう。

電・鈴) 商工会の会長から、

 3万円投資してもらったの。

 でも、無駄遣いもいいとこ。

電・克子) 萬平さんって変わってんのね。

 

**********

 

<香田家・アトリエ>

タカ) ただいま、お父さん。

忠彦) タカ、待ちなさい。

タカ) はい。

忠彦) ちょっとこっち来なさい。

タカ) はい。

忠彦) 近頃お前は、神部君の話を

 ようするけど、何かあったんか。

タカ) 何かって?

忠彦) せやから、神部君と…

 仲ようなったとか。

タカ) 仲ようなったらいけないの?

忠彦) 彼はお前より10も年上やぞ。

タカ) 知ってます。

忠彦) それにもともと彼は、

 うちに泥棒に入ったんや。

タカ) そうです。

忠彦) そうですやない。

タカ) あの時はしかたなかったん

 やって、お父さんも知ってるでしょ。

 神部さんは、すごくええ人よ。

 頭もようて、優しくて。

忠彦) やっぱり、お前たち…。

タカ) お父さんが思てるようなことは

 何もありません。せやけど…。

忠彦) せやけど?

タカ) お父さんは画家やない。

 普通の人とは違うんでしょ?

 そんなこと気にせえへんと思ってた。

忠彦) そんなこと?

タカ) 神部さんが泥棒でも、

 別にええやない。

(立ち去るタカ)

忠彦) ……泥棒はようないやろ!

 

**********

 

<たちばな塩業>

(掃除をしている福子)

ハナ) ごめんください。

福子) はい。

 あっ、ハナちゃん! 玉恵ちゃんも。

ハナ) 久しぶり、福ちゃん。

 

**********

 

<居間>

ハナ) かわいいなあ。

 目の中に入れても痛くない

 んやないの、萬平さんは。

福子) 萬平さん…そうね。

ハナ) どうしたん、福ちゃん。

福子) ん?

ハナ) 萬平さんのこと何かあるんでしょ?

 女学校からの付き合いやよ、私たち。

福子) ん~…男の人は奥さんに任せ

 っきりにするやない、子育ては。

ハナ) うん。

福子) せやけど、何でやろう、

 萬平さんはそうやないと思てた。

 仕事場はうちの隣やのに、全然

 源の顔見に来てくれへんの。

ハナ) そういうこと…。

福子) 仕事となると、夢中になるから

 萬平さんは。その性格は分かってる

 から、邪魔はしたくないんやけど。

ハナ) 福ちゃん。

 無理に我慢しなくてもええと思うよ。

福子) いや~…でも今は、新しい商品を

 開発してる一番大事な時やから。萬平

 さんかて、悪気があってそうしてるんや

 ないって分かってるもん、私。

ハナ) せやけど…。

鈴) ハナちゃん。

ハナ) お邪魔してます。

鈴) いらっしゃい。いつ来たの?

ハナ) ついさっきです。

鈴) そう。いつぞやは、旦那様から

 たくさんお金を貸して頂いて、

 ありがとうございました。

 本当に、助かったわあの時は。

ハナ) いえいえ。すぐに全額きちんと

 返して下さったんで、うちの主人の方

 が驚いてます。萬平さんは凄いって。

鈴) ああ…。

ハナ) たちばな塩業を軌道に乗せて、

 また新しい商品作ってらっしゃるんで

 しょう? 会社がどんどん大きくなって

 いきますね。

鈴) 正直言うて私は気に入らないの。

 ガマガエル煮込んで、爆発させる暇

 があったら、源や福子も、もう少し、

 構ってやってほしいわ。

福子) それはええから。

鈴) まともな仕事ならいいけど、

 ダネイホンなんて、妙な名前の

 食べ物、 売れるわけないって。

福子) やめて。

鈴) ゆっくりしてってハナちゃん。

 今、お茶菓子持ってくるから。

ハナ) どうぞお構いなく。

鈴) いいからいいから。

ハナ) 萬平さんは知らないの?

 あんなふうに思われてるって。

福子) 多分。

ハナ) せやけど、お母さんの半分くらい

 は言いたいこと言うた方がええかも。

福子) 半分って…ん~…。

 

**********

 

<倉庫>

増田) ん? 何や。

佐久間) 生臭いにおいしてきたな。

峰岸) またここや。

(研究室をにらむ峰岸)

 

**********

 

<研究室>

萬平) とりあえずここまで出来た。

岡) しゃあけどこのにおいは…。

神部) たまらんな。

萬平) においよりも、栄養だ。

 この中には、タンパク質、ビタミンA、

 ビタミンDが入っている。

倉永) あとは、ミネラル、

 ビタミンE、ビタミンKです。

萬平) ああ。

 よし、まずは、ミネラルを持ってこい。

大和田) 塩ですね。

萬平) ハハハハハハ。

 じゃあ更にこれを煮詰めて、

 ペースト状にしていくぞ。

神部) はい。

 

**********

 

<夜>

福子) 萬平さん。萬平さん。

(源を抱き、研究室に入る福子)

萬平) お茶、とうがらし、小麦粉、

 あとビタミンEは…。

福子) 萬平さん。

萬平) 脅かすなよ。

 いつからそこにいたんだ。

福子) もうみんなごはん食べてますよ。

萬平) ああ…僕はいい。

福子) えっ? 食べないんですか。

萬平) 時間がもったいないんだ。

福子) 駄目です。

萬平) 腹も減ってないんだ。

 今できてるものに、ビタミンEとビタミンK

 を加えれば、ダネイホンは完成なんだ。

福子) 萬平さん。仕事に一生懸命になるの

 も分かりますけど、食べないと駄目です。

萬平) だから…。

福子) 栄養食品を作ろうって人が栄養

 失調になったらどうするんですか。

萬平) フッ…ハハハハハ。

福子) 冗談で言うてるんやありません。

 ほんまは私かて、いろいろ言いたいこと

 があるんです。例えば、源ちゃんのことも。

(源を抱く萬平)

萬平) 源、お前はどう思う?

 ビタミンEは、お茶にもとうがらしにも

 小麦粉にも入ってるんだ。

 どれを使ったらいいかな。

 お父さんはな、みんなが幸せになるような

 ものを作りたいんだ。世の中には、お前の

 ような赤ん坊で、栄養が足りてない子たち

 が、たくさんいるんだぞ。大人だって、栄養

 失調で困ってる人たちがたくさんいるんだ。

 みんながダネイホンを食べて、元気になっ

 てくれたら、こんなにうれしいことはないよ

 な。そうだろ、源。

(萬平に抱かれ、キョロキョロしている源)

 

福ちゃんは、

もう何も言えませんでした。

 

**********
 

タカちゃんと神部の関係にやきもきする忠彦さん

が可愛い。ここ笑うところですからね~的に流れ

る昭和歌謡風のBGMもいい。タカちゃん、誰に

とっても…泥棒は、いけないよ。いけないよ…w

 

ダネイホンにのめり込んでいく萬平。それでこそ、

中の人をキャスティングした甲斐があるというか、

知ってる知ってる、こうなるって知ってたっていう

感じ。狂気がにじむあの顔をずっと待ってたよ!

 

とはいえ、周りの人間にとっては困ったちゃんだ

よね、あきらかに。家族にとっても、社員にとって

も。研究まっしぐら、周りが見えない人がトップに

いるってのは厄介だ。もちろん、諦めない、くじけ

ない、へこたれない人がいないと、ゴールにはた

どり着けないわけで、そういう人は必要なのだけ

れど…。無条件で萬平を支えてきた福ちゃんが、

子どもができて、譲れない部分ができてきた。た

めてためて、圧力鍋のように爆発するのか!?

萬平さんの駄目っぷりを見せられて、福ちゃん

が覚醒するのを見守る一週間となりそうな予感。

 

 

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