「べっぴんさん」第27回~夫が戦地から戻り、お店を辞めると言いだす良子 | 日々のダダ漏れ

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「べっぴんさん」 第27回
第5週 「お父様の背中」
夫が戦地から戻り、お店を辞めると言いだす良子


ベビーショップあさやが、
開店した喜びもつかの間、
良子ちゃんと明美ちゃんの間に、
小さな衝突が起こり…

そして、明美ちゃんは…
勤めていた病院を、
辞めさせられてしまいました。

すみれ) 明美さん、遅いなぁ。
(戸が開く音)
すみれ) お帰りなさい。
麻田) どないしました?
すみれ) いえ…。
良子) 連絡もなしに…。
    いい加減な人なんやないの?
麻田) もし、明美ちゃんが来たら、
    みんなが心配してた、言うときますよ。
君枝) よろしくお願いします。
すみれ) お願いします。
良子) 帰ろう。

(戸が開く音)
すみれ) あっ!

そんな時、ついに、
待っていた人が、
帰ってきたのでした。

待っていた人とは…。


良子) 勝二さん…。
勝二) 良子…。
良子) お帰りなさい。

良子ちゃんのご主人、
勝二さんでした。


勝二) 元気そうや。
良子) 勝二さんも。


友の幸せを、
心よりうれしく思うすみれです。


良子) よかった…。

でもやはり、
その脳裏に浮かぶのは…


(回想)
紀夫) 僕と、すみれの子を、
    しっかり頼みます。
すみれ) はい。


いまだ生死すら分からない、
紀夫君の姿でした。

**********

良子) 勝二さん。龍よ。大きくなったでしょう?
勝二) ああ…。ほんまや。大きくなったなぁ。


**********

良子) そしたらね。
(勝二と一緒に帰っていく良子)

**********

君枝) 昭一さん、どこでどうしてるんやろう…。
すみれ) 紀夫さんもよ。頑張ろうよ、君ちゃん。
     必ず帰ってくるよ。今頃どこかで、うち
     に帰りたいって思うてるはずよ。
喜代) そうですよ。
君枝) うん…。

(寝ている子供たちを見るすみれと君枝)
喜代) さあ、(お茶を)どうぞ。
君枝) 頂きます。


**********

良子) わあ…そろそろいいころやわ。
    見て見て。毎日おイモをふかすでし
    ょう? 使い続けていると、蒸し器の
    底の水が、蜜のように甘くなるの。
勝二) へぇ~。
良子) 今日は、勝二さんが帰ってきた
    お祝いよ。どうぞ。
勝二) 要らん。
良子) えっ、何で?
勝二) 龍一に全部、食べさせてやってくれ。
良子) はい。
    今日は、塩ジャケの配給もあったの。
    このゆで汁も、おいしいのよ。
勝二) 塩ジャケなんて、ええのに…。
    わしのために、特別な事、
    する必要ないで。
良子) 頂きましょう。
勝二) 頂きます。
良子) 勝二さん、どこに行ってたの?
勝二) 上海の、港や。
良子) 何をしてたの?
勝二) そないな話はやめようや。
    せっかくの飯がまずなる。
良子) おいしかったね。
    また、取って置くからね。
    明日は、お店行くのやめるわ。
勝二) わしの事は気にせんと、行きなさい。
    休まん方がええやろ。


**********

(戸が開く音)
麻田) 明美ちゃん。
明美) こんばんは。
麻田) こんばんは。
    今日は、どないしました?
    急患でもあったんやろかて、
    みんな、心配しとりましたよ。
明美) うち…病院クビになってもうた。


**********

麻田) なんとまあ、ひどい話や。
明美) うちは、そういう星の下に生まれたんや。
麻田) あかん言うてますやろ。そないな考えは。
明美) みんなには言わんとってな。
麻田) それは、構いませんけど。寮を出て、
    どこに行く事になったんですか?


**********

すみれ) おはようございます。
君枝) おはようございま…。
明美) お…おはよう。
すみれ) 明美さん。
明美) 昨日は堪忍な。急な患者が来てもうて
    抜けられへんかった。そのかわり、今日
    からしばらくゆっくりや。
君枝) しばらく…?
良子) おはよう。
すみれ) 良子ちゃん。来てくれたの?
良子) えっ?
すみれ) 久しぶりなんやから、少し休んで、
     おうちで一緒に過ごしたら?
良子) 大丈夫よ。
    テーブルクロスも、作らないけないし。
明美) テーブルクロス?
すみれ) あ…昨日、君ちゃんとこの家に住ん
     でる、ランディ大佐の奥さんから注文
     頂いたのよ。
君枝) 今度の週末、
    ホームパーティーをするんやって。
明美) 豪勢なこっちゃ。
君枝) 今日、奥さんに細かい事聞きに行き
    たいんやけど、通訳、お願いできる?
明美) いいよ。
君枝) そしたら、お店は…。
良子) 私が留守番する。
    みんなで行かなくてもええよね?
明美) 一人で大丈夫?
    ちゃんとお客さんの相手できんの?
良子) 大丈夫に決まってるでしょ。
    子供と違うんですから。
    そんな心配、しないで下さい。


**********

<ランディ夫妻の家>


リサ) (英)
明美) リサさんの母国の友達が久しぶりに
    集まるんやて。その人達を迎えるため
    の、特別なテーブルクロスなんやて。
君枝) パッチワークは、どうかしら?
すみれ) ええねぇ! 君ちゃん…。
     何か…何かな…。
     お友達の思いが、一つに集まるような、
     そういうデザイ考えてよ。
明美) (英) パッチワークで
    作ってはどうでしょう。
リサ) (英)
すみれ) 明美さん、さすがやわ。
君枝) ほんまに。
明美) (英) 心配いりません。
    すぐにデザインをお見せします。


**********

すみれ) ほんまに楽しみになってきたわぁ。
     きっと素晴らしいものになる。
     また忙しくなるね。
     良子ちゃん、ただいま。
     どうしたの?
良子) 私…辞める。


**********

すみれ) 良子ちゃん、何で?
     急に辞めるなんて…。
明美) 分かった。
    お客様に怒られたりしたんちゃう?
良子) 違う。そんな事ではありません。
君枝) 良子ちゃん、な…何で?
良子) 主人がうちに、おってほしいって…。
君枝) 仕事は? 前の会社に戻れるの?
良子) 前に勤めてた、造船会社は無くなっ
    てしまったんやて。これから紹介して
    もらうって。職を探すの。でも、主人
    の事やから、すぐに決まると思う。
明美) ええなぁ、羨ましいわ。
良子) そんな事…。
明美) 奥様はのんきで。
良子) 何よ…。悔しかったら自分も
    奥さんになればいいのと違う?
明美) おあいにくやけど、うちは、
    仕事持ってますから。
すみれ) ご主人と、話してもらう事は難しい?
良子) 主人を支える事が、
    私の一番の仕事やと思うの。
すみれ) 良子ちゃんがいないと、
     困る事がたくさん…。
良子) ごめん。今までありがとう。
明美) ご苦労さまでした。
    ほな、うちらは仕事や、仕事や。


幸せの四つ葉のクローバーは、
欠けてしまうのでしょうか?


**********

ついに待っていた人が帰ってきた…。帰ってきた
人は…良子ちゃんの待ち人。夫の勝二さん。私
の中では「あるよ!」(分かる人だけ分かればい
い)のおじさん。随分年が離れた夫婦ではある
けど、それほど不自然には思えなかったかなぁ。
(「あさが来た」のチビあさと新次郎に比べれば)

悪い人ではなさそうな夫・勝二さんが帰ってきて、
嬉しそうではあるけれど、イマイチ噛み合わない
反応の夫にテンションガタ落ちしている良子ちゃ
んの図? オートバイの君が初恋の良子ちゃん。
お金持ちで、甘やかしてくれてこその旦那様で、
無職でしょぼくれたおっさん(ごめんなさい!)じ
ゃ、夢も希望も感じられなくなるのも無理はない。
(いや、そこまでひどいことは思ってないかもw)

病院を辞めさせられた事を言えない明美と、夫
が帰ってきても、ラブラブとは言えない良子。ど
ちらも小さな嘘をついていて、その嘘が切ない。

急にお店を辞めると言いだした良子に何があっ
たのか…それはこれから語られるのだろうけど。
留守の間に来た客は…う~ん、誰だろう? どう
やって良子と明美は和解するのか…興味深々。
良子ちゃんの旦那さんには、闇市でお店を開い
て、何でも「あるよ!」と言ってほしかったりして。


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