とうもろこしのパン
これはなんでしょう?
そう。
とうもろこしの茎や葉っぱ。
収穫後の残骸である。
残骸と言っても、これから燃料などに再利用されるのでご心配なく。
去年の年末、大学の慰安旅行で「安波」という温泉郷に行った。
市内から遠く、もの寂しい田舎である。
こんな看板をみつけた。
絵本の中に出てきそうな看板である。
「玉米餅」、トウモロコシで作ったパンみたいなのを売る店。
おかあちゃんとおとうちゃんが二人でがんばっている。
娘は二人。
姉は大学生、妹は中学生。
どれだけ収入があるかわからないが、どうやって大学に行かせているのか。
1個5毛(34円くらい)のトウモロコシパン。
焼き立てをもらった。
表面はパリッと、かじるとアツアツの湯気が出る。
貧しいけど、地に足をつけて頑張ってる中国人がここにいた。
あったかくて、やさしい味の「餅」だった。