ネットサーフィンしていて、The Economist の記事に誤りを見つけました。お暇な方、英文中に誤りがあります。

ずっと下に答えと当記事へのリンクを貼ります。

 

The quotidian nature of much of his work is part of its strength. This is a map of the Hokkaido Highway, a 500-kilometre-long pleasure route from Edo to Kyoto dotted with inns, restaurants, lodging stations and beauty spots which Hokusai has compressed into a meander of roads, valleys, rills and ravines. The Japanese archipelago looks like a rock-pool but it is also a functional topography with all the sites carefully labelled. Mount Fuji is there as ever: spiritual beacon, monument and wayside marker. This is the Ordnance Survey of Japan as if seen in a vision.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「北斎 東海道名所一覧」の画像検索結果 フランス, 製図, 北海道犬

 

 

答え Hokkaido → Tokaido

「北海道ハイウェイ地図」 がこの時代に???ということで、英国の雑誌らしい間違いです。

しかし、この雑誌は時々北海道その他、日本のローカルネタを書いてくれます。またご紹介しますね。全文はこちらから↓

https://www.1843magazine.com/culture/look-closer/hokusai-old-man-crazy-to-paint

先日書いた"Foreign Policy"誌の日本のコロナ事情についての文から考えたことを書きます。

次の文です。

Confusing the situation is that the range of testing has been well below the international norm, creating uncertainty over the real scope of the problem.

 

①まず、文頭のing形は何なのか。

②それから、isの後のthat節は。

③カンマの後のing形は何か。

 

①のing形は、動名詞と考えると主語になり、②のthat節が補語のSVCの文章ということになりますが、「事態を混乱させること」が「国際水準をはるか(well)に下回っている」ということと同じ内容であるとは考えられません(S=Cが成立しない。)

そこで、②のthat節が主部で、①のconfusingが動詞とすると、

「国際水準をはるか(well)に下回っていること」が原因で「事態が混乱している」となり、SVO因果関係がすっきり読めます。

①の動詞が倒置され、文頭に来ました。このことは、「新情報や重点情報を語尾に回す」という英語の性格によるものです。「there is 構文」や、「it is  that 構文」についてもこの知識をもって読むと、より英文を正確に読み取ることができます。

最後の③のing形は副詞で、いわゆる分詞構文ですが、こちらも、主節の前に置かれたり後に置かれたりします。本文では後ですので、「新情報、重点情報」であるということができます。

私はこの数年「この情報構造が英文の語順に与える影響」についてえ考えていましたが、最近、よくまとまった本を入手したので、紹介します。調べたところ、有名な先生だそうです。

 英文を読むのが楽しくなる知識です。

 

 

 

以下パラグラフ全体とニューズウィークの翻訳をどうぞ。

 

Confusing the situation is that the range of testing has been well below the international norm, creating uncertainty over the real scope of the problem. As of May 14, there had been just over 233,000 tests carried out across the country, or 2.2 percent of the U.S. total. Part of this was by design. When a person was diagnosed as having COVID-19, they were sent to a specially designated hospital for isolation and care. An influx of those who had only light or no symptoms would have quickly swamped the system far beyond what has been seen. Instead, people were advised to seek a test only if they had shortness of breath and fatigue or a fever of 99.5 degrees for four days. These rules were administered with a strict bureaucratic efficiency, leading to stories of those in distress still being denied even the access to a test. One harrowing account by a foreign woman trying to help a friend through a medical gauntlet garnered international attention after the saga was chronicled on Facebook.

 

 

事態を複雑にしているのは、日本のPCR検査実施数が国際水準を大きく下回り、実際にどれくらい感染が拡大しているのかが分かりにくいことだ。5月14日までに全国で実施された検査は23万3000件をわずかに上回る程度で、アメリカの2.2%だ。 

これには意図的な部分もある。感染が判明した人は感染症指定病院で隔離して治療を行うことになるが、軽症者や無症状の感染者が大勢押し寄せると現場が対応しきれなくなる。そこで政府は、強いだるさや息苦しさがある場合、あるいは37.5度以上の熱が4日間続く場合のみ受診相談をするという目安を示した。最近までこれが徹底されてきたために、苦しんでいるのに検査さえ受けられない人が続出した。ある日本語が堪能ではない外国人女性が、検査を受けさせてもらえるまで何度も病院をたらい回しにされた体験談が外国のメディアによって報じられると、国際社会は震え上がった。 

海外の雑誌で、この数か月の日本でのコロナ対策の状況が掲載されたようです。

私は「yahooニュース」をスマホで見ていて、その後検索したので、現在リンク先で読むことができるか確認していませんが、タイトルは

“Japan’s Halfhearted Coronavirus Measures Are Working Anyway” 

というもので、『ニューズウィーク日本版』の翻訳では

日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいっている不思議』

とされています。

 

 

東京に住んでいる外国人ライターによるもののようで、私たちのこの数か月のコロナ関係の記事がうまくまとめられています。是非、こういう記事を勉強して英語力アップに役立てたいところです。

 

ここまでくわしく書いているか、という箇所を少し引用しておきます。検査結果報告が手作業で行われていたので、陽性者数が最近追加されたことなど、本当によくまとまっていると思います。自粛生活も出口が見えてきたところですが、この英文が教科書のようによく書かれていることがわかると思います。英語で会話するときに役立つと思い、全文ワードにコピペして繰り返し音読しようと思います。翻訳は『ニューズウィーク日本版』です。こちらの質の高さも安定です。

 

Officials admit another motive in all this. They didn’t have the infrastructure in place for widespread testing. “The capacity was not sufficient,” said Yoshitake Yokokura, the president of the Japan Medical Association, who was among those pushing for more. With private facilities now brought into the mix, the government has now expanded the criteria for testing, with immediate tests available for older people or those seriously ill. Even with this, experts say they will still be largely in the dark on the true picture. One Tokyo medical official said the true rate of infection was likely to be around 6 percent of the Tokyo populace.

Another problem is the mundane issue of how the data is collected. Reports of new cases must be submitted by doctors, who fill in a form by hand that is then faxed to the local health departments. This is then compiled and sent to the central government. Faced with criticism that doctors were wasting valuable time filling in the detailed information, the minister in charge of Japan’s information technology policy said he would “address the problem.” The data flow is also haphazard, with reports on Sunday and Monday showing fewer cases but with an increase through the week to peak on Friday or Saturday.

Yet that seems unlikely to be the case, with countries that have seen far higher numbers of deaths finding, through antibody testing, rates of infection among the whole population at just 1 or 2 percent. Other countries that have avoided serious outbreaks have hot temperatures or young populations, often pointed to as a possible firebreak. Japan has neither—yet the deaths simply aren’t coming.

Japan’s voluntary lockdown is also much less stringent than in the majority of countries, save the United States. Even with the declaration of a national emergency, the government is not able to force people to stay at home or to order businesses to close, a legacy of the (American-drafted) post-World War II constitution that sought to constrain the power of government.

Instead, social distancing is left up to the goodwill of the individual, along with a little social shaming. When Tokyo first laid out its voluntary measures, government workers walked through the Shinjuku nightlife area with English and Japanese signs asking people to go home. The purpose of the English was not clear since foreign tourists had long headed home amid the spreading pandemic. Restaurants have been (politely) asked to close up shop by 8 p.m. and to stop serving alcohol an hour earlier, a blow to Japanese office workers used to a night of drinking until the last train to get over the stresses of the office.

 

検査結果は手書きでファックス

当局者たちは、日本では幅広い検査を実施するだけのインフラが整っていなかったことも理由に挙げる。検査態勢の拡充を強く求めていた日本医師会の横倉義武会長は、「PCR検査のための装置や試薬、医療従事者の防護具が十分になかった」と指摘する。

その後、複数の民間施設が検査に参入したことから、政府は検査基準を緩和し、高齢者や重症者はすぐに検査を受けられるようになった。それでも専門家は、本当の感染拡大状況は不明なままだと指摘する。東京都のある医療関係者は、実際には都民の6%前後が感染している可能性が高いと言っていた。

もうひとつの問題は、データの収集方法だ。新たな感染者数に関する報告は、医師が手書きで記入し、地元の保健当局にファックスで送信。地元当局がそのデータをまとめて中央政府に送る仕組みになっている。医師が詳しい情報を記入するために貴重な時間を無駄にしているという批判の声が上がると、日本のIT政策担当大臣は「対処していく」とだけ述べた。データの取り方もばらばらで、日曜日と月曜日は新たな感染者数が少なくなり、そこから増えて金曜日か土曜日に最も多くなるという流れだ。

外出制限も多くの国に比べてずっと緩い。国家緊急事態宣言が発令されても、政府は国民に自宅待機を強制することはできず、企業や店舗に閉鎖命令を出すことはできない。第2次世界大戦後に(アメリカが草案を作成して)制定された憲法で、国家権力が制限されているからだ。


ソーシャル・ディスタンスも、個人の善意と、少々の社会的制裁に委ねられている。飲食店は、アルコールの提供は午後7時まで、そして午後8時には閉店するように(丁重に)要請された。職場のストレスを晴らすために終電まで飲んで過ごすことに慣れた、日本のサラリーマンにとってダメージは大きかっただろう。

 

発音とリスニングの関係はもう有名ですね。

以前、PCを使って、0.5倍速にしたり、2倍、4倍速にして耳を鍛えることを紹介しました。


よければ、是非読んでみてください。↓

http://ameblo.jp/pignose/entry-10020751552.html


今回は、その方法をとりいれた発音練習ができる本をご紹介します。


超低速メソッド英語発音トレーニング (CDブック)/国際語学社
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超低速メソッド英語発音トレーニング Advanced (CDブック)/国際語学社
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やはり、こういったトレーニングをやっていると、スピーキングだけではなく、リスニングも楽になります。

本書でもわかりますが、プロの通訳者のかたでも日々トレーニングを怠らないのですね。スポーツ選手と同じです!!

すっごく久しぶりです。

その間、いろいろ時代が変わりまして、iphoneやipodtouchを使って私の学習方法も変わりました。

しかし、こつこつと辞書を使いながらノート整理していくことには基本的には変わりありません。

 

私、数年前になりますが、英検1級を苦労して取得した道のりをこのブログで書かせていただきました。その間に、それほど対策なくTOEICを何回か受験し、簡単に920というスコアを叩き出しました。しかし、その後、それ以上上がりません。時には900を下回ることもあります。なめていてはだめです!


最近、書店で、「990」という数字が入った本が出だしました。これが、けっこうおもしろいのです。数冊まとめ買いしました。やっとブログに書きたくなるほど面白いものが出ましたので、参考にしてください。


TOEIC対策として、だけならそうでもないのですが、英語学習として面白いと感じたのです。ひとつ例を挙げますと、

"gather"という基本語。

全問正解する新TOEIC TEST990点対策/語研
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のp.44の問題に登場します。

Oxfordの辞典から引用します。

[BELIEVE/UNDERSTAND]6(not used in the progressive tenses) to believe or understand that sth is true because of information or evidence you have: I gather that you wanted to see me.(引用終わり)

この本では、「思う」と訳しています。」


その他、オーストラリア英語が強烈に聞き取りにくいです。イギリス人とは少しちがった癖があり、両者の会話では全く聞き取れない問題もありました。

例をあげると、"carpet"がどうしても"copy"にしか聞こえません。もちろん前後の語との影響もありますので、一概には言えませんが、相当苦労させられています。だからこそ面白いのです。

「990」とタイトルに入っている本、他に、

CD付 新TOEICテスト990点攻略 (新TOEICテストスコア別攻略シリーズ 5)/旺文社
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TOEICテスト990点究極の押さえドコ/テイエス企画
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なども並行して読んだり聞いたりしています。


また、Speaking,Writing対策本も充実してきました。時代に遅れないように勉強しましょう!!!

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何年振りかにシャドーイングを再開しました。簡単な音読、シャドーイングは普段から行っていますが、自分の声を録音することは英検1級をめざしていたころ以来ですので、何年も遠ざかっていました。


いろいろな本を試しましたが、やはり、


究極の英語学習法K/H System (入門編)/アルク
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究極の英語学習法K/Hシステム入門編 ワークブック/アルク
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この2冊がやりやすいです。

復習ですので、いきなり、朝出勤前の2分弱の時間にICレコーダーに録音して出かけます。

以前のブログでPCへの録音の仕方を書き、多くの方に訪問していただきましたが、もう、スマホがあればそんなことは簡単ですね。私はIpodtouch とwifi ルーターを併用して、自分の声をメールで送っておきます。そうすれば、どこにいても開けるので、勉強する気になります。

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そして、仕事の合間の隙間時間に聴きながら、気になる点をチェックします。できれば、スクリプトを印刷しておいて、蛍光ペンでチェックしながら何度か聴きます。声をだしながら(周囲に人がいる時には小さい声で)苦手な個所を練習します。これを毎日繰り返します。最後には問題点を文章で書き残しておきます。1サイクル10か所くらいはあります。

それほど長時間はかかりませんが、自分の発音の難点、弱点を丁寧にチェックするので、3日目くらいからは口の周りの筋肉が痛くなってきます。つまり、この本のサイクル一回分というわずかな時間のシャドーイングでも、それなりに聞こえるように発音するにはそれだけ普段使っていない筋肉を働かせるということなのです。

私の場合は、 たとえば、 really という単語の r と l の発音が初日には甘いと感じました。「r」「l」の音の克服は永遠のテーマかもしれません。その他 at the same time というフレーズを言う時の 「エイ」「アイ」というdipthong(二重母音)の連続もきちんと意識しないときれいに出せないのだ、ということに、あらためて気付きました。

普段のなんとなくのシャドーイングや音読のときには、いかにきちんと発音していないかがわかります。

自分の声を録音する勉強方法も、少し前までは機材をそろえるのにけっこう大変でしたが、現在ではスマホやケータイを使えばいとも簡単にできてしまいます。高い通信費を払っているのです。有効に利用しましょうね。



この3年くらい、中国語の勉強をしていましたが、中国語の学習雑誌や書籍には、このシャドーイングという言葉が当たり前のように出てきて、驚きました。初級の入り口からですよ。そして、筋肉を鍛えるのだということも、何人かの先生がおっしゃっていました。英語を学習したり教えたりするのとは、かなりちがっていると思いました。もしかしたら、中国語教育のほうが英語教育よりも何年も進んでいるのではないか、とさえ思いました。そういえば、先日大学の図書館で、

わかる!! 日本語教師のための応用認知言語学/凡人社
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を読みました。英語の教育界では「認知言語学」の考え方はまだまだ浸透していませんが、日本語教師を目指す方はかなり早い段階でメタファーとかメトニミーといった視点で勉強しているのだということを知りました。言葉をどのように認識しているのか、という分析ですが、私はとても重要なことだと思います。私見ですが、たとえば、「やかんが沸騰してるよ」という言い方は正確には、「やかんの中の水がもう熱湯になって沸騰しているよ」ということですが、そこまで言わなくてもすんなり理解できるというのは、日本語でも英語でも共通の感覚だと思うのです。

 英語教師の中でそこまで言語学を学んでいるひとは少ないと思います。我が国の英語教育が遅れている理由は、その辺にもあるのかもしれないなあと思った次第です。



究極の英語学習法K/Hシステム―発展編 ロジカル・リスニング/アルク
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↑こちらも本格的に読み始めました。おもしろいですよ!!今度詳しくお書きします。


英語でドラマを楽しもう! (HMアーカイブ・シリーズ 9)/アルク
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↑このドラマ、好きなんです アルクのヒアリングマラソンで使われていたものです。カナダのラジオ番組です。

Rumours And Boarders Vol.1: Includes Audio, Scr.../Cbc Radio Canada
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このCD、私は3年くらい前に買いましたが今は手に入るでしょうか?CDの中にはスクリプトも入っていますので、勉強しやすいです。

とにかく今回アルクから3話分本になったので、買うことにします。


もっとも、アメリカ人の友人に言わせると"boring"だそうで、nativeにとっては必ずしも受けがいいとは限らないですね。でも、いろいろなことを聞いて、大変勉強になりました。辞書では学べない文化的なことが満載です。今度こちらについてもお書きします。


先日、TOEICの勉強方法を聞かれたので、その時に返したメールを転記させていただきます。その方は、20代の女性で、今200くらいで、600とりたいと言っていました。さて、どうなるか・・・





①まず、このテストは、一問何点と、あらかじめ配点がきまっているものではありません。そのテスト全体を通して、今まで蓄積されたデータなどを基にスコアで示されるものです。だから、全部でListening100問とReading100問あるけれど、200問のうち120問正解したら600点という単純なものではないことを知ってください。ちなみに最高は990です。200問のうち、10問くらいミスしても990満点がつくこともあるそうです。
②問題の出題範囲は、(1)中学生レベルの文法と、(2)高校レベルの熟語、接続詞などの知識、
(3)一般社会人が仕事しているofficeでの仕事に関する会話  が主なものです。
Listening
Readingも、だいたい簡単なものから難易度が高いものの順に並んでいます。前半の簡単な問をミスすると
スコアが大幅に下がると言われています。ですから、600を狙うのであれば、中学生レベルの知識で解ける問題を確実に
正解することが大切です。難しい問題は無視していいです。

③対策本は、公式問題集を一冊購入すること。2,940円です。


TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉/国際ビジネスコミュニケーション協会
¥2,940
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④勉強法
(1)この本についているCDをスマホまたはiphone,ipod,walkmanなどに入れ、いつでも聞けるようにしておく。
(2)すでに本の解説を読んで、よく理解している問題の音声を、時間があるときに何度も聞く。昼休みとか、トイレとか、
1
2分の時間でいいから、聞くことを習慣にしてしまう。1題でも2題でもいいからとにかくしつこく聴く。周りに人がいないときには聴きながら、自分でもまねして声を出してみる。


(3)readingのほうは、CDには録音されていません。解説を読みながら繰り返し読んでください。一日3問やれば、30日でだいたい1回分終わります。後半は難しいので、無理しなくてもいいです。
これで、家で勉強する時間は一日にたぶん5分から10分です。あとは、外にいる間、わずかな時間に勉強できるようになってください。
こういう生活ができるようになれば、TOEICのスコアを上げるのは簡単です。もっと確実に英語の力をつけたければ、英検2級の問題をHP
からダウンロードしてこつこつ勉強してください。音声はスマホで聴けます。英語力そのものをつけるのは、英検のほうがいい問題がそろっています。


http://www.eiken.or.jp/prepare/past_exam/index.html



2012年度版 英検2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)/旺文社
¥1,365
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2012年度版英検準2級過去6回全問題集 (旺文社英検書)/旺文社
¥1,260
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スコア600を目指すのであれば、おそらく2級か準2級あたりをじっくりやればいいと思います。

TOEICのスコアだけでいいなら、英検はやらなくてもいいです。僕は逆で、英検1級の勉強だけでTOEICは900を超えました。
英検1級に受かったのはその半年後くらいでした。

(4)TOEICは、すぐに申し込んでください。そして、その後、連続受験してください。600とれるまでうけつづけること。
毎月連続受験することが最大のコツです。最初は最低スコア(10)でもいいです。とにかく受験すること。
僕も、1年も間があくと、だいたい850点くらいしかとれないことが多かったですが、次の月にも受けると、900を超えます。

以上のことをきちんと3カ月から半年つづければいいと思います。わからないことはすぐにメールください。勉強すると、必ず疑問が出てくるので、
小さなことでも、忘れないうちにメールしてください。それも勉強を持続するコツの一つです。
それでは、夢を実現させるために、今すぐ行動を起こして下さい。





第2段階―4


 発音の練習を改めて基礎から徹底的にやりなおすと、思わぬ相乗効果があります。今ではあちこちで言っている人がいますが、リスニングの力がつくということです。リスニング力強化のためには、聞くだけではだめなのです。自分で言えないことを、聞いて理解できるはずがありません。シャドーイングのトレーニングを続けていると聞きとりの点数が上がるのは、偶然ではなく、当たり前のことなのです。口から出すことの重要さは、初級者の段階から先生に言われてきたでしょうけど、この段階に到達するには、3~4回の繰り返しでは足りません。ずばり、最低30回、どうしてもうまく発音できない文章や、おぼえられない単語なんかは、80回を目安にトレーニングしてください。単純な筋トレです。体で覚えるつもりでやりましょう。


 英語をスポーツに例える人も多くなりました。音読やシャドーイングは、素振り、ランニング、またはシュート練習だと思ってください。テニス、卓球、野球、バスケット、バレー、はたまた柔道、剣道などなど、全ての運動競技は、「型」を身につけるための単純なトレーニングが必要とされます。イチロー選手が世界一の野球選手だと思うことは至極当然のことですが、私は、彼は世界一素振りや筋トレなどの単純作業をしている人だと思っています。世界一の結果をだすためには、世界一の練習が必要で、その練習も、特別なものではなく、だれでも入門期に教わった基本的なものなのです。



 この段階での学習には何冊か使用しましたが、特に教材は必要ありません。ただ、単純作業なので、すぐに飽きてしまいます。おもしろくないのです。逆に言えば、ここが重要な時期です。どうか、単調な味気ないトレーニングに耐えて、大きな英語の壁を乗り越えてください。この壁は、打ち破ることはできません。一度越えたと思っても、時間がたつとまた壁のこちら側に戻ってきてしまいます。そこでまた工夫して単調なトレーニングを再開します。プロの通訳者の方々も同じく、この基本トレーニングを大事にされています。


おすすめの教材をいくつか貼っておきます。




有名です。とてもきれいな英語を楽しんでください。↓

American Accent Training/Ann Cook
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American Accent Training: Grammar/Ann Cook
¥2,227
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一日の学習量は少ないですが、こつこつと続けていけば、確実に効果あります。↓


英語の発音ザ・ジングルズ レベル87発音筋肉国際編/スティーブ ウォーカー
¥2,730
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引っ越しをしまして、生活の環境が変わりました。The Japan Times を駅で買うようになり、web上で読むよりも、やはり読む時間が増えました。

4月11日の記事です。 "Turnout sags as disaster casts pall over string of local elections"

「統一地方選 投票数下落する 震災の影響で」 

ここでの pall は 陰鬱な雰囲気(研究社リーダーズ英和辞典)です。今の日本の状況を言い表している単語ですね。

さて、第2段階のつづきです



第2段階―3



 スピーチの暗唱を繰り返し行っているうちに、英会話がどんどん楽になってきます。よく、海外旅行なんかで、「単語を並べていれば、なんとなく通じた」という人がいますが、それがとても重要なことだと思っています。いちいち文法や語法、意味の違いなどを気にしていては、日常会話なんてできません。それよりも言いたいことをためらわずに口から出すことができるかどうかです。この英検1級2次試験対策によって、その段階に到達することができます。



 私は、スピーチでは何度も落ちました。毎回発音の点数が低かったこともあり、発音に関しては数冊の教材をじっくり、毎日少しずつやりました。アメリカ人からは上手だとたびたび言われるくらいのレベルでしたが、スピーチでは流暢に話せなければ、当然個々の単語の発音も死んでしまいますので、点数も低くなります。

 どちらにしてもこのレベルの人が基礎的な学習をすることは、なかなか難しいとは思いますが、だからこそ是非一日5分程度、口の周りの筋肉が痛くなるくらいの発音練習をやってみてください。

私が使用した教材については次回お教えします。




まず最初に、甚大な被害にあわれた被災地の方々のお見舞いを申し上げます。少しでも早い復興をお祈りいたします。



今回の災害の報道の中で「炉心溶融」という言葉を初めて見聞きしました。英語では "core meltdown"だそうです。なるほど英語のほうが漢字よりも意味が直接的ですね。



さて前回のつづきです


資格試験を受験しながら学習をすすめ、どのように英語力がついていき、また、どのような学習方法が効果的なのかを考えたいと思います。題して、「英語ができるようになる過程」です。何を勉強してきたか、具体的なことは、すでにお書きしましたので、今回はそれらを振り返ることにより、効果的な学習方法を考えるきっかけにしたいと思います。大雑把にまとめると、第1段階が、英検2級から英検準1級合格のころです。学校英語の範囲内で軽く突破できてしまう壁ですから、第1段階で苦しんでいる人には、なんとか頑張って乗り越えてほしいです。第2段階では、シャドーイングの導入が有効です。初級者にもシャドーイングは有効だと思います。


本日は第2段階のつづきです




第2段階-2

 

 この段階までたどりつくのに、かなりの時間とお金をつぎ込んでいます。多くの人はここまで学習を持続できません。周囲の人に、かなり英語ができる人だと思われているに違いありません。しかし、自分ではわかっています。まだまだなのです。なにかが足りなのです。試験の点数が上がったからといって、そのなにか頭の中にあるもやもやしたものは晴れません。しかし、このひっかかりに気付いたということは、順調に英語力が伸びている証にもなると思います。この段階であせらずに、シャドーイングの反復練習を続けます。自分の声を録音したり音声教材を0.5~4倍速にして工夫しながら トレーニングします。

 上手に学習できるようになっていきますが、実は、質だけではなく、量、つまり時間も増やさなければここの壁を越えることはできません。もっとも苦しい段階かもしれませんが、振り返ると、一番英語力の伸びが実感できるところでもあります。そして、聞き取りと発音が上達してきたら、暗唱します。英検1級2次のモデルスピーチをどんどん自分の頭に詰め込んでいきます。1個一週間、10週間で10個くらいやると頭の使い方が変わっているのがわかります。ここまできたら第2段階クリアです。