本日は 聞き取り学習の方法です。

私がまだ学生だったころにはまだCDは少なく、テープを使って学習していました。


何度も巻き戻しをして聞き取りの勉強をしていたので、ラジカセを数台壊しました。


やがて、大学入学後間もなく「ICリピートウォークマン」が発売され、テープの破損が急速に減ったことを覚えています。


今や MDプレイヤー 、ボイスレコーダー、ipod 等便利な世の中です。


私が愛用しているのは・・・ 



OLYMPUS ボイスレコーダー VoiceTrek 2GB スタンダードモデル 単4電池2本.../オリンパス


です。




2GBあれば十分です。価格もかなり下がりましたね。急に外人さんとお話する時には録音することもできます。

自分の声を録音して練習するのも簡単ですし、音だけではなく、文書もこれに入れて持ち運びができるので、


学習用だけではなく、仕事にも重宝しています。





さて、その、まだアナログの世の中にいて、私はシャドウイングのまねごとみたいなことを自己流でやっていました。


(きちんとしたシャドウイングの方法はまた別の日にお話させていただきます。)


教材は「FEN(現在のAFN)」や「CBSニュース」等のニュース番組です。 


ニュースは毎日似たような話題が出てきますし、新聞でも同じ記事について読むことができるので


割とすぐに聞き取れるようになるはずです。  





しかし・・・・・・今思うと、文法の力が全然足りなく



 聞き取れるだけでは


真の英語力とは言えない



ということを実感します。



この感覚を早くつかむために、がむしゃらに聞きまくる時間をある程度集中して作り出すことは大変


有効ではないかと思います。


耳を慣らすことが目的ですから、ラジオやテレビの録音、録画したものを長時間聞き、


時間とやる気がある時には書き取ってください。 何時間でも繰り返し、徹底的にわかるところとわからない所を自分だ


けの力で突き止めましょう。自分の弱点は自分にしかわからないのです。


最初のうちは、スクリプトがあるほうが学習がはかどると思うかもしれませんが、そうとは言い切れません。


完璧主義の人は活字が気になってしまい、学習する sentence の量が増えないからです。



現在は大変よく工夫された教材があります。これから聞き取りの学習を始める方は次の雑誌が便利です。


     CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス)





ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル)



CDをPCに取り込んで使うと学習しやすいと思います。私は次の方法で速度を変えて学習しています。



速度を0.5倍程度まで下げて聞き、その後同じ箇所を、


速度を2倍くらいまで上げて聞きなおしてみると


驚くほど聞き取りやすくなります。



Windows Media Player をお使いの方は 「表示→拡張設定→再生速度の設定」 の順にポインターを合わせクリックすると速度調節の目盛りが現れます。大体 0.5~2倍 の間で速度を変えて耳のトレーニングをしています。(実際は耳というよりも、脳の柔軟体操をやっているという感覚ですが・・・)







ある程度耳が慣れてくると、大体の単語が識別できるようになります。それでもまだ、英語を理解している気分にはなれませんでした。


そのころ受験した TOEIC のスコアは 700 そこそこだったと思います。


その後、昨日お話した受験参考書を読み耽る時期 を経て、700点台から800点、


そして一気に900へと上昇していきました。





さて、少しずつやることが増えてきましたが、継続が一番です。
欲張りすぎずに、できることを確実に
一日いちにちを大切にすごしましょう。
       耳が英語に慣れてくると、文法の知識が必要だということがわかります。
昨日お話した  READING → SPEAKING
の連携が作られる前に 私の場合は    
  READING → LISTENING 

の連携が先に構成されたのだと思います。
そのため、その後 WRITING は得意だが SPEECH が苦手で、面接試験に落ち続けることになるのです。

どちらが先にしても、READING から学習を始めた方なら一度は通る道だと思います。




本日は    LISTENING  

 

 にも 文法 が必要  





                           ということでした。

(逆に 文法がわかれば聞き取れない箇所も わかるようになるのです。


ディクテーションのテクニックについてもいつかお話ししなければならないと思っています。)



              v(^-^)v