ルサンチマン ブログ -31ページ目

ルサンチマン ブログ

わかんないことだらけ

いまこの国で大人になるということ/苅谷 剛彦
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 藤環さんのエヴァについての章はよくまとまってる気がする。/


恋愛で成長して大人になるという考え方と、激しい情がなくても結婚していいという考え方は


どっちが楽なのだろう。/


 ゴダール、つげ義春、大島渚、ジョン・ライトンが、自身のジャンルそれ自体への


内省・不満を表した人らしい。ガンダムの富野監督もそうかな。/


 ドラマの登場人物は見せかけ普通で、自分たちと同じ中流だと感じてしまうけど、

彼らの大学名は伏せられる。このあたりからも自分たち中流幻想はつくられるのだそう。

モラトリアム人間の時代 (中公文庫 M 167)/小此木 啓吾
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 己吟味の薄い中年世代、この思春期に社会とのかかわりのなさに気づく母、


ともにモラトリアムな何か?だそうです。


 宇宙時代のモラトリアムは、外征する地がもうなくなって、男らしさを


示す場所がなくなるらしい。


 海賊になったり狩に出かけたり、他地域を侵食できる場所は、


ネットやモンハンの中だけになるのかな。

個人と社会―人と人びと/オルテガ
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・ われわれが純粋の自然の中では極めて心安らか、そして気楽に感じるのは

自然がわれわれについて意見を持っていないからである .byニーチェ


・ 植物に対してアクションして、それで双方向性があるなら、


われわれは植物にも存在する。p109


 んで子供が親殺しできてしまうのか、っていうのはやはりコミュニケーション不足


なのかな、と思います。意思疎通できる動物はペットになり、意思疎通できない動物、植物、魚は食べ物になって


る傾向がある気もします。

物理を知れば世の中がわかる (PHPサイエンス・ワールド新書)/竹内 淳

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ラグビーなどで、体重が自分より1割重い相手を


ぶつかって止めなければいけない場合、


こちらのスピードを1割高めれば


運動エネルギーが相殺され、止めることができるそうです。


 こんな感じでわりと身近に物理の話をしてくれる本でした。


 
 

 とは、「ベルヌーイの定理」という定理が、


妙につぼにはまる定理でした。


 大雑把に言うと、風速が上がると、その部分の気圧が下がり、


他方から圧力がかかり、揚力が働く、というものです。


 例えば ∩ こんな形の半円があったとして


膨らんでる上の部分は空気の流れが速くなり、


気圧が下がるので他の空気がなだれ込み、


上方向への力、揚力が働きます。


 飛行機が空を飛べるのは、


エンジンより何より、この揚力を使っているからだそうです。


揚力、侮れないですね。



 のベルヌーイの定理を身近に試すこともできます。

ティッシュペーパーがありましたら、両手でティッシュの両端を


持って、下に垂らしてください。


ティッシュの前面を、ティッシュと水平の方向に息を吹いてみると、


ティッシュが、引っ張られるように、前方に棚引きます。


ちょっとおもしろいです。


 満員電車とかでも、すいてる所には、ばーっと人が流れ込みますが、


それと同じ原理なのでしょう。



 た、鳥はなぜ飛べるのか気になって、鳥の羽の形を調査し、

∩ 羽にこういったアーチ上の形状が共通していることを


調べ上げたリリエンタールという人がいるのですが、


この人、


自身で飛行実験をして、事故で亡くなっています。


 飛行実験の成功者といえばライト兄弟ですが、


彼らにも影響を与えている人物だそうです。


 こういった歴史の陰に隠れた立役者には


少し惹かれますね・・・



END


メモ:
・BMI 体重=23,5×身長×身長
・揚力÷抗力 = 揚抗比 
飛行機は揚抗比18 → 380トンを動かすのに
21トンの推力で事足りるという意味

レンタルの法則―おもしろ雑学事典/著者不明
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レンタルをキーワードに


世の中のいろいろなところに


見られる「貸し借り」について


書かれた本です。ざっと読み。



 戦国時代の下級武士を


ある意味、戦場を借りて戦う


実力主義のパートタイマー、


と表現していたのが面白いです。



 (逆に江戸時代には、


そういった野武士がごろごろいては


危険なので、戦力・治安管理として


武士を終身雇用していったようです。)


 


 た、金融のルーツは、


奈良時代の「出挙(すいこ)」にあるそうです。


種子など食物の育成・収穫に必要なものを


神から借りる「出挙」、という態で得ていたため、


秋の収穫祭りなどは、神へのお返しという


意味合いがありました。


 さらにこの収穫を税(律令)として国がとり、


国も収穫に必要なものを渡すことで、


神や税を仲介とした貸し借りが行われ、


それが奈良時代の律令国家を形成して言ったそうです。





 融で言ったら、


江戸時代は関東は金貨、


関西は銀貨で商取引が行われていたのですが、


その二つを両替する役割として


本両替を行う業者を16件だけ認められていました。


(この本両替がのちの


三井、住友、鴻池などにあたるそうです)



 そして、これらの選任業者に反対したのが


田沼意次という人です。


田沼というと、


賄賂をもらった悪人という


イメージしかなかったのですが、


ネットでちょっと調べてみると、


政策も自由化傾向で、当時としては


良くも悪くも革新系の人物だったようです。


このあたりが、ダーティなイメージを


つけられてしまう由縁かもしれません。



こういうのを見ると、


歴史が何を悪とするのか、


誰にとっての悪なのか、


気になります。




瀬直樹が著書でよく二ノ宮尊徳について


言及していますが、


田沼とともに、同じ江戸時代で、


同じく金融に関わった人です。


一方はダーティで、他方は勤勉の見本。



この二人は何が違うのか、


もうちょっと色々読んでみようと思います。


END


メモ:
・文字の起源 → 貸し借りの証拠として
商取引がルーツ
・貸し借りは自己完結でない
 → 絆を作る仕事としてのレンタル屋
・レンタル店舗、テレビ会議室レンタル、情報の貸金庫
・プロテスタントの王を他国からレンタルしたイギリス

なぜコンピュータの画像はリアルに見えるのか―視覚とCGをめぐる冒険/梅津 信幸
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 コンピューターの画像処理の考え方を通じて


人の目の見え方について書かれた本です。 


 けっこうおもしろく、分かりやすい本でした。


 

 「服などの物体は、濡れるとなぜ色が暗くなるのか?」


 普段乾いてるときは、布の糸の隙間だとかに、


光が全反射するため明るく見えるのですが、


 濡れると水分子で隙間が埋まってさら地になり、


全反射が少なくなり、暗く見えるんだそうです。



 

 巻末に参考資料が載っており、


その中の一冊、「目の誕生」曰く、


生命の種類が爆発的に増えたカンブリア紀は、


目を持つ種が現れた事によって、


獲物を見つけやすくなり、


捕食効率が飛躍的に上がり、


それを避けるために、種は様々に進化していった


という説があるようです。


「目」というものは中々おそろしいですね・・・




 Internet ExplorerやFire Foxなども


「ブラウザ」と呼ばれるように、


目の延長という位置づけなのかもしれませんね。



END


メモ:
・光速30万キロ → 水の中だと22,5万キロに
・合否の二段階に分ける → 量子化
・DCT 分けて小さい波捨てる
・多様体 トポロジー
・次元とはどんな感じで増えてくか
コッホ曲線は1,26次元
・雪など確率低いもの = 情報量多い
情報量×確率 = エントロピー
・JPEG モスキートノイズやグラデーションに弱い
・フラクタル = 拡大してみると線の長さ増えてる

“性”と日本語―ことばがつくる女と男 (NHKブックス)/中村 桃子
¥1,019
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 と女の言葉使いの違いから、


男と女にそれぞれどのような規範が


課せられているか、について書かれている本です。


 ファッション誌でも、


女性誌では、


「みんな~だよね!」「~つかもっ☆」


といった話しかけ言葉・会話形式だったり、


有名人も美容に関して、読者と同じ悩みを


持っていることが書かれていたり、と、


「同じ悩みを持つ人」という水平的な


共同体が作られているのに対して、



 男性誌は、


「カーゴパンツを攻略せよ!」


といった感じで、


攻略というある種戦争を想起させる単語を


使ったり、「~せよ!」といった、


上の地位のものからの講義という、上下関係の形式


が言葉遣いからも見て取れるようです。



 ついでに男性服のおしゃれ化は


00年代に女よりおしゃれなピーコック世代


というものが出てきたあたりから顕著になってきたみたいです。


女性の領域にあったファッションに


男らしい戦の場としての性格が付与されたことが


背景にあるようです。


 


 ぜ女性は下ねたを嫌がるか、


についても書かれておりました。



 仮に下ねたを笑ったとすると、


性の対象としての女性性を認めたことになり、


異性規範を認めることになる(=キケン)


笑わないと、


知識のない、未成熟なものとして


相手にされない、劣等視される可能性があり、


娼婦型の前者か、聖母型の後者か、強制的に


選ばされるのを嫌がるそうです。


(娼婦型・聖母型両方使い分けたい気持ちがあるのでしょうか)



 こういったジレンマがあるから


いつの時代も


宝塚やリボンの騎士といった


男でも女でもそのどちらでもない、


(選択をしなくて良い、留保した)


男装の麗人への憧憬があるそうです。



 た、外人のアテレコにも


白人は標準語、


黒人は方言、


ジョニーデップなど海外スターは


「~さ。」と適度な距離感、


事件などがあった時、


近しい話題、個人の感想は


「~わ。」「~ね。」と女性言葉。


出来事の客観・総論は


「~だ。」と男性言葉になり、


細かい言葉使い、語尾に


外人の言葉に対して、日本的な文化への


「翻訳」があるようです。




 体としては、男よりも


女の人のほうが言葉遣いの乱れを


指摘される傾向にあるみたいですね。




 言葉遣いを注意されたとき、


その人が自分のどの言葉を注意したかによって


その人がなにを乱れと感じているのか、


自分に何を、どんな規範を求めているのか、


分かるかもしれません。



END


メモ:
・ズボンは人、スカートは女を表す
・二人で話すとき、女は向かい合って、
男は同じ方向を向いて話す
・理想の日本語は「~な話し方はだめ」といった
消去法でしか示せないため、非常に狭い
→正しい日本語の本は売れ続ける
・日本語の偏り → 創造性を生む
・男らしさ成立のため貶められた女らしさ
・女性向け小説「ハーレクイン・ロマンス」カナダ
異性の体の描写が詳細に描かれる 
→ 自分の視線はそこに向かってしまうもの・べき
→ 異性愛を必然化

コンピュータを「着る」時代 (文春新書)/板生 清
¥693
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さっと読みました。



 

 1829年のカメラ、1876年の電話、


19世紀の時計と、最初は固定の置物だった機械は、


小型化され、人が身につけられる(ウェアラブル)形へ


変化していっているそうです。


 

 着れるコンピュータとして、


ウェアラブルコンピューターという考え方が


あって、本著にも例として写真が載っているのですが


大分不恰好です・・・

 


 格好はともかく、


歩行=1ワット 体温=10万分の1ワット


といった形で体のエネルギーで発電して


電源にすることも可能みたいです。



 シャツにQRコードが描かれた絵が


図として載ってましたが、


そんな感じで自分の体に


エアタグでプロフィールを貼ったら


現実の街中でも、ピグみたいに


おなじ趣味の人を探すのが楽になるかもしれないですね



 とは、コンピュータ技術で


画像や音楽などいろいろなものを


共有するようになりましたが、


においも、香気成分というものを


使うことによって、違う場所に送ることができるようです。



 視覚、嗅覚、聴覚などそれぞれの要素で


現実の場所なり物を再現できそうですね。


END


メモ:
・微積分は計算よりも考え方が大事
風の振動を音楽にするとか

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生/スパイク
¥5,229
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 高校で起こった殺人事件の犯人を


証拠を集めたり、発言の矛盾を指摘したりして


見つけ出すゲームのようです。逆転裁判みたいなものでしょうか。



ちょっと思うことがあります。


 

ゼロ年代の想像力/宇野常寛
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の本によれば
最近(といってもけっこう前から)
ジャンプなどの少年誌でも、経験地をつんで
仲間を集めて成長する、という物語以外に、
カードや戦術を使って、頭一つで逆転する・困難を乗り越えていく
という物語が増えているそうです。

代表されるのは遊戯王とか、デスノート(退廃的な世界観もありますが)でしょうか。

 

 このゲームも、その系列だと思うのですが、

舞台が高校、テーマが殺人というのが、

バトルロワイヤル的な世界観で、やりすぎな気もします。

 

 勇気や努力・仲間といった、ある意味予定調和な

自己形成・成長モデルへの信頼・安心が失われているから

こういう表現が生まれるのかもしれません。

(だからワンピースやドラゴンボールが持てはやされてきてるのかも)

 最近、小中学生の自殺ニュースをを多く見かけただけに、

少し気になります。


 

 本人は論理的思考に欠けるといわれる中、


 前にテレビで、子供がお小遣いを増やして欲しいという要求を


親に論理的に言って説得してみよう、という企画をやっていましたが、


 そのように論破が当たり前になると、


上からの指示にはとにかく従う


という秩序が良くも悪くも壊れると思います。



 まあ外国ではそれでもうまくいってる国もあるから


案外大丈夫なんかな。


END