煽る 煽れ 煽れば | 魔法の呪文をふりかけて…ポンポコ コンコン
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こんばんは。
もしかすっと、ちょっと早いかも。
ども、kiriです。

さぁ、というわけで
続きもの、その2。
前回(その1)はこちらからどぞ。
https://ameblo.jp/picv/entry-12671692381.html

まずは、BGM、行ってみよう。
今回もカントリー、行きます。

bob seger against the wind


昨夜は、オイラの中のもう1人のオイラ
そう、黒いオイラの誘惑に負けて
明け方、ビールを飲んでしまった。

結局、オープニング1曲しか決まってない。
すげえ、時間かけちゃったな。
ちょっと後悔してる。
飲まなきゃよかった。
あと2曲くらい決めておけばな…。

でも、ダイジョブ。気にすんな。
気を取り直して
2曲目を探す。

1曲目、華やかなサントラ風の音楽で、まずは、掴みはOK。

で、2曲目、コロナで2020年の予定が1年伸びたってコトで
一転して暗い曲。

3曲め
そして今年、そのコロナにも負けず、やる決心をしたってコトで
悲壮感が漂いながらも
意思を感じる勇壮な
やはりサントラチックな音楽。

さぁ、showがスタートするっていうんで
またまた華麗なサントラ風オケ、4曲め。

そこまで、選んで、パソコン上に並べて
通して観てみた。
音楽構成はダイジョブか?

♪ ジャン、ジャン、ジャジャジャ
  ピポピポ
  ジャージャ ジャー ジャン

う~ん。
いいのかな、これで…。
派手だ。
しっくり来ない。

そのとき、またまた不意にヤツの声が聞こえた。
そ、オイラの中の黒いオイラ。
またまた、現れた。
またまた、邪魔する気か?
ン…。

黒いオイラ
「いいんだよ、それで。
だって、テレビなんだろ。
いいの、いいの。それで。
ちゃんと煽れてるじゃないか」

オイラは、6本あるビデオの4本めを選曲してる。
1~3本めを作ってる今回のラインとは別の製作会社さんは
どうやら、テレビのバラエティーを作ってる会社さんのようだ。
バラエティーっぽく音楽がついている。

1~3本めの音楽を倣った。
つまり、音楽でナレーションを煽る。
テレビの常套的手法。
4本目は、1~3本め以上に煽る音楽。

1~3本めの音楽に打ち勝つには
それ以上に、オーバーに煽るしかない。
オーバーに、派手に。

「おい、kiri、オマエ嫌いなんだろ、その手法?」

「そんなことないよ」

「そんなことないよじゃないだろ、こら、kiri。
30秒くらいで、次から次へと、派手な音楽つけるの
オマエさ、わかりやすすぎるって、思ってんだろ。
これじゃ、観てる人が考える余地がないって、そうも思ってんだろ。
正直に認めろ」

「思ってないよ、そんなこと」

「嘘つくなって。
バレバレだぞ、コレ。
ヒットラーやトランプの演説みたいって感じてんだろ。
勢いと力で押したくないんだろ」

「…………」
そか、もしかすっとバレバレ。

「でもな、それでいいんだよ。
ここは、オマエが思っている方向じゃなくて
いいんだ、いいんだ。
そうじゃないと評価されないぞ。

いいか、オマエは、仕事で受けてるんだ。
朱に交われば赤くなれ。
赤くなればいいんだ。
仕事だ、仕事。これは仕事」

オイラは、黙っていた。
黙ってると、ヤツは言った。

「見返したいんだろ。
負けんな。
見返せ。派手に音楽つけて…。
ガンバレ」

そうだな、煽ればいいんだ。
煽って煽って煽りまくればいい。

黒いオイラは、うなずいた。
オイラも、うなずく。

「じゃあな。
消えるぞ、邪魔したな。

とな、今日は、サササって急いでやって
また、飲め。
そうだ、発泡酒じゃなくてビールにしろよな。
たまには、いいよ。

じゃな、ばっはっは~い」

ヤツは、消えた。
何が、ばっはっは~いだ。

それから、オイラは、集中した。
迷いなんか、まったくない。
煽って煽って、煽りまくった。
感動は、大げさに歌いあげ
危機は、恐く
ナレーションと合わせて、見ている人が考える時間もないくらいに、
これでもか、これでもかと。

それにしても、派手だなぁ。
畳みかけてる。
オーバーな音楽が、ドドドドドって。

これがテレビ的。
まちがいなく、バラエティー。
観てる人を考えさせない。
チャンネルを回させない。

オイラは乗りまくって選曲をした。
おおお、オイラ自身が音楽に煽られちゃってるよ。
単純だな、オイラ。

というわけで
to be continued

ばっはっは~い。
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"これってカッコ悪い生き方ですか ?"

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