特設敷設艦「辰宮丸」
【特設軍艦】
特設敷設艦「辰宮丸」
辰馬汽船
【基準排水量】6,343トン
【所属】
第一七戦隊(開戦時)
昭和16年12月3日
海南島発。
昭和16年12月7日
未明、マレー半島パタニの東方、チオマン島付近の海域に九三式係繊触発機雷456個を60~70メートル間隔で敷設。
この地点でオランダ潜水艦「O‐16」が行方不明となり、「辰宮丸」の敷設した機雷原にて沈没した。また、同様にオランダ潜水艦「K‐17」もこの機雷原で沈没した可能性がある
(「K‐17」潜については、シンガポール海峡の東方に伊一二一、一二二潜がそれぞれ42個の八八式機雷を12月7日に敷設しているのでこの機雷により沈没した可能性もある)。
[筆者注:九三式機雷=昭和8年正式採用、重量0.71トン、球状部分の直径86センチ、八八式または九七式炸薬100キロ]
【参考文献】
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調査未完のため、今後、大幅に加筆・改訂を予定しております
初稿 2005-06-26
書籍
書籍
「日本兵器総集」 昭和16年~20年版 〈月刊丸別冊〉 潮書房 1977年
「敵潜水艦攻撃」 木俣滋郎 〈文庫版新戦史シリーズ〉 朝日ソノラマ 1989年
「撃沈戦記」(各巻) 永井喜之/木俣滋郎 〈文庫版新戦記シリーズ〉 朝日ソノラマ 1988~93年
「戦時商戦隊‐輸送という多大な功績‐」 大内健二 光人社NF文庫 2005年
丸スペシャル
太平洋戦争/海空戦シリーズ(各巻) 潮書房 1984年~
丸別冊
太平洋戦争証言シリーズ
15 終戦への道程 -本土決戦記- 潮書房 1990年
2005-06-25
2005-12-02 改訂
2006-07-29 改訂
資料
資料
小笠原群島方面部隊史実資料綴(防衛研究所戦史資料室)
父島特別根拠地隊戦時日誌(防衛研究所戦史資料室)
海軍航空部隊編成表(防衛研究所戦史資料室)
*取りまとめ中で全てを記載している訳ではありませんのでご了承下さい。
初稿 2005-06-24