新年度まであと少しということで、習い事に悩む記事を拝見したりしています。
そして先日、ママ友さんから「子供にピアノを習わせたいんだけど、どこに通わせてます?やっぱりヤマハがいいの?」って聴かれましたよ。
たろーのピアノに憧れて、ピアノを習いたいって息子さんが言ってるんですってーー嬉しいわ
学校で弾いてるのね、とか、ヤマハから始めたんだよーーなんてきっと得意気にしゃべっているんだろうなあ、という姿も目に浮かびますけどね
我が家がたろーが4歳10か月からヤマハ幼児科を2年、その後ジュニア科と個人ピアノをしばらく併用した後、ジュニア科は9か月で休会→以後退会となりました。
じろーは3歳10か月から個人ピアノを始めています。
たろーにピアノの習い事を始めるにあたり、個人ピアノから始めるかヤマハ幼児科から始めるか、ずいぶん悩みました。結局どっちが良かったんだろう?
似た様な記事は時々書いているのですが、同じように悩んだ人の参考に少しでもなれば、また、ピアノは我が家の習い事の核となっていますので、時々振り返ってヤマハ幼児科や個人ピアノそれぞれの良さを書いてみたいです。(基本的に悪くは書きたくないことをご了承下さい)
最近では半年前に書いてますので、ご参考にしてください。(→ こちら☆ )
先日のたろーのピアノコンクールは、途中で音楽が止まるという残念な結果に終わりました。
所用があって、先日先生のお宅に私だけでお伺いした際、先生と娘さん(私の友人)とたくさん話しました。
「たろーくんの中にはちゃんと音楽が流れているよ、それはとってもいいことだと思うよ。」
先日の記事に書きましたが、審査員の先生方もきちんと三拍子で音楽が流れていることを評価して下さいました(→ こちら☆ )。
ブログで動画記事にすると技術のないところばかりが目立つんですけどね
自分はこう弾きたいんだ、という表現がはっきりしていて、あなたがそう弾きたいなら私はちょっと違うと思うけどそこに口は出せないわ、と先生に思わせる確固たる雰囲気(?)が、たろーにはあるようです。
たろーは致命的に譜読み力・技術力がなくて、私はそちらのほうばかり目がいってしまいます。たろーのピアノにつきあうと、ストレスたまりまくりなんです
一方で、じろーは真逆で、譜読み力や技術力をこつこつと力をつけていて、とてもしっかりした音が出るのですが、音楽がないんですって。
正直、私にはたろーとじろーの音楽性の違いがあまり良くわからなくて。
先生や友人はたろーとじろー、どちらが上手なんて一言もいわないから良くわかりませんが、
素人の私は、ちゃんと楽譜を見ながらきちんとした音を出すじろーのほうを好ましく思ってしまいますよ。
でも、先生と友人は、
たろーくんは音楽が一生の趣味になりそうだよね!ママさん大変だろうけどあまりママが頑張りすぎずに温かく見守ってあげてね!
って言うんです。
たろーの中に音楽がある(と先生方に言われる)のは、やっぱりヤマハのおかげなのかなあ・・・・・。
個人ピアノとヤマハは、導入期のアプローチの仕方がある意味真逆なんですよね。
ヤマハはまずとことん音楽を感じる練習。まずCDやビデオで音楽をたたきこみ、歌をうたって音楽をきちんと表現できるようになってからピアノに向かいます。ピアノを弾く曲は簡単な曲しかできないので、歌うのみの曲もたくさんあります。音階も歌います。リズム曲もあります。
個人ピアノは、基本的には楽譜を見て一つ一つ音を出していく、始めはとても簡単な楽譜から段々複雑な楽譜へ、その繰り返しかと。
最近認識したのは、ヤマハは譜読みに関しては圧倒的に絶対量が足りない!たろーじろーを見ていて痛感しています。
もちろんヤマハでも音符も譜読みも教えますが、英語で多読が言われているように、譜読み力を身に着けるためには絶対量が必要だということを、今更ながら認識しました。それはヤマハ幼児科のみでは得られません。
耳コピできるのは得難い能力かもしれませんが、譜読みがきちんとできないと最終的には難しい曲を弾けるようにならないかと。譜読みできないたろーを見ていて、行き詰まり感がありました。
一方で、個人ピアノそれのみでは音楽を感じる時間が、特にまともに曲を弾けない数年は足りませんね。そこに気をつける必要がありそうです。
あとは、ヤマハは絶対音感がつく!という売りがありましたが、たろーは残念ながらつかなかったようです。身に着く能力に当然個人差がありますよね。
ヤマハのシステムは決して悪くなく、ヤマハだろうが個人ピアノだろうがかけた時間分得られるものはあると思います。ヤマハは音楽性重視、個人ピアノは技術面重視。
幼児科ではそれほどたくさんの宿題は出ませんので、多くのお子さんがついていきやすい分、家庭学習の時間は短くなりがちで、成長がゆっくりな分もどかしい面があるかもしれません。が、個人ピアノで面白くない譜読みをがんがんやらせたら、ピアノが嫌いになるかもしれませんし、なかなか難しいですね。
まとめますと、
ヤマハで音楽を感じる機会をたくさん得られたのは、たろーにとって大きなプラスになっているようだ(ただし、素人の私はなかなかそのプラスを実感しがたい)。
個人ピアノでこつこつ譜読みの訓練をしているじろーは、着実に力をつけているように見えるが、なかなか音楽が流れない(素人の私には、じろーちゃんのほうが成果があるように見えるが、音楽がないという根本的な問題はそう簡単には改善しないのかも。)
ヤマハ幼児科は譜読みに関しては圧倒的に絶対量が少ないので、どこかで補ったほうが長く続けるにはスムーズなように思う。家庭の練習時間が少なくても(ほぼ毎日鍵盤に少しでも触るという習慣が少なくともあれば)グループレッスンについていけるが、時間をかけた分しか身につくものはない。
個人ピアノでは少なくとも当初の数年は音楽を感じる機会がなかなかない(少なくともヤマハ幼児科よりは少ない)ので、別の方法で補う必要あり。家庭での練習時間は家庭の価値観や個人の力量で変えられるが、親が頑張りすぎてもついていけないかもなど、按配が少々難しい、かも。
結局のところ、どう育つかは子供次第?
ということで、音楽性うんぬんかんぬんがわかりにくいママさん(私)には、個人ピアノのほうが成長を実感できるような気がしてしまうのですが、たろーに関して先生方曰く音楽性に関して良いものを持っているようで、現時点ではたろーのほうが一生の趣味になりそうだ、と、先生方は感じているようです。
たろーの音楽性にどこまでヤマハが関与しているのか、正直なところはわかりませんけどね・・・・。
たろーには譜読みを、じろーには音楽を。
二人にとって足りないものが見えてきたので、我が家でも少し改善を試みています。
ヤマハでも恐らく足りない部分を補うべく、今年からジュニア科に個人レッスンが併用されるコースができ、それがジュニア科の中核のようです。
正直に書きますと、たろー(6月産まれ)に関しては、ヤマハ幼児科は1年早く開校してくれれば良かったなあ、と思いますが、早生まれで恐らく発達がゆっくりなさぶろーちゃんだと、ついて行けるかどうか心配になります。万人がついていけるカリキュラムとなると、やはり年中さんから幼児科が始まってゆっくりめの今のペースがベストになるのでしょう。
もしさぶろーちゃんが一人っ子で私も時間がたくさんあるのなら、ヤマハ幼児科+様子を見ながら月2-3回ぐらい個人レッスンを併用し、譜読みに関して家庭でも少し意識する、本人がヤマハ幼児科をつまらなく感じるようだったら撤退、という感じになるかなあ。
あくまで我が家のたろーじろーの場合の素人の私の個人的な感想ですので、もし、我が家ではこうだった!とか、音楽に詳しい方が私の考えに対するご意見などありましたら、お気軽にコメントいただけると嬉しいです。
* 追記: コメントやメッセージをいくつかいただいてはっとしましたが、今回の記事はたろーとじろーの音楽性の違いのみに焦点があたっていて、ヤマハのグループレッスンのメリットデメリットやヤマハ独自の創作などには全く触れずに終わっていました
下のリンクで触れている部分があると思いますのでご参照下さい。
色々書きたいことがあるのに全然書き足りてない~
コメント、メッセージありがとうございます。お返事ちょっと遅くなると思われ申し訳ありませんが、お待ちいただけると嬉しいです。コメントいただけますと、同じように悩んでいる方の参考になると思いますので引き続き是非よろしくお願いいたします。
(ついでに、たろーじろーの音楽性の違いがわからないって記事に書きましたが、動画を比べると結構違いがわかりますね)
下に関連リンクをいくつか張りますので、これからピアノ系習い事を考える方の参考になると幸いです。
・ 先ほどリンクをあげた半年前の記事は習い事開始約1年前後のたろーじろーの演奏比較があります→ こちら☆
・ たろーヤマハ幼児科開始1年2か月後(6歳0ヶ月)の演奏 → こちら☆
・ じろー個人ピアノ開始1年3か月後(5歳1ヶ月)の演奏 → こちら☆
・ たろーヤマハ幼児科終了時のピアノ発表会(2曲ともテキストの曲で全員2年間でここまで習います)→ こちら☆
・ ヤマハ幼児科の良かった点・悪かった点 → こちら☆
(ヤマハジュニア科は今年度からカリキュラムが変更になっており、当時とは状況が違います。ご確認下さい → ヤマハのHPによる進級コース一覧は こちら☆ )
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