あなたの知らないあなたを伝える写真家
ルッチーこと鶴岡です。



<プロフィール目次>
1.初めて撮った写真は…
2.植え付けられた苦手意識
3.台風一過の富士山が教えてくれたこと
4.見た目通りに撮れない!
5.クラシックカメラ収集癖
6.友人の結婚式の撮影
7.断った誘い
8.本音に気づかせてくれた人
9.「撮らせてください」



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プロフィール8.本音に気づかせてくれた人




知り合いのカメラマンのお誘いを受けてから数年後。
この記事を書いている年の初夏、あるブログに出会った。
この頃になると体調もだいぶ落ち着いていて、
うつであることも忘れて生活していた。






そのブログを書いている人は心理カウンセラーでありカメラマンのかわいまりさん。
通称まりりん。



↑この人がまりりん
2014.12.18撮影



まりりんのブログに載っているお写真に収められた表情は
どれもキラキラ、生き生きとしていた。
こんな写真を撮るまりりんってどんな人なんだろう、と
気になってしょうがなかった。
一人のカメラマンにここまで入れ込むことはそれまでなかった。






まりりんが撮っているもの。






撮っている本人もよくわかってなくて、
でも絞り出して出てきたであろう言葉のつながりを読んでいくと
突然頭の中に一瞬、電気が駆け巡った。






これだ。






自分が写真で撮りたいものってこれだった。
前から感覚ではわかってはいたけど
言葉にするのが難しくて諦めていた。
だからなんとなく撮ってるって自分では思ってて
撮りたいものって「ない」と思ってたし、意識もしてなかった。
でもキャンプの仕事で記録写真を撮ってても
何かを追い求めてシャッターを切る自分がいた。
「ない」と思ってた物が実は「あった」。
何かがストンと落ちた。






その言葉とは












コアヴァリュー












ウェルスダイナミクスという理論の中に
出てくる言葉らしい。
「情熱」や「才能」と言った
その人に本来から備わっているもの、とあった。
内面からわき上がってくるもの、と自分なりに解釈した。






自分が夢中になって追いかけてたものは
「子どもが夢中になって何かをしている時の表情」
だったことに気づいた。
ただ目の前のことにひたすら取り組むときに見せる
生き生きとした表情だった。






まさにその人が表現した言葉の中に
思いがけない答えがあった。






この時を待っていたのか、






「写真を撮りたい」






という本音が顔を出した。

















そして数年前に犬の散歩をしていた
知り合いのカメラマンとの会話を思い出した。