松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -9ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

昨年のISCM国際現代音楽協会の世界音楽祭ポルトガル大会に出席した訪問記を再掲載しています。

暫くの連載となっています。どうぞご覧ください。

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《ISCM WNMD 2025 Portugal》訪問記は、本編(音楽祭参加のレポート)を終えて、

番外編(旅行記)に入っています。

 

《ISCM World New Music Days 2025 Portugal》訪問記/番外編6〜グルベンキアン財団〜

 

 

アルメニア人の石油王、カルーステ・グルベンキアンの遺言によってリスボンの拠点を置いて、

オーケストラ、合唱団、コンサートホール、美術館、庭園などを管理・運営している

グルベンキアン財団は、ヨーロッパで最も重要な施設財団の一つと目されてます。

 

私自身も1993年に拙作『PHONOSPHERE I 〜尺八と管弦楽の為に〜』の欧州初演

(指揮:大野和士、尺八:三橋貴風、付け打ち:松尾祐孝)を、

定期演奏会にプログラミングしていただいたグルベンキアン管弦楽団は、

ポルトガルで最も有名なオーケストラとして君臨しています。

その本拠地となっているグルベンキアン大ホールも美しくまた音響の良い演奏会場です。

 

 

美術品の蒐集家でもあったカルーステ・グルベンキアンの収蔵品を展示している

グルベンキアン美術館も実に見事です。

財団の建物のロビーにはさまざまなサイネージや展示物が設られていて、

アートの世界に来訪者を誘います。

 

 

今回のリスボン滞在では鑑賞の時間がありませんでしたが、

以前のリスボン訪問時に、ゆっくり全館を観て回りました。

ルーベンスのヘレナの肖像、ディーリックの受胎告知をはじめ、

モネ、レンブラント、ターナー、ルノワールの作品など

世界的に有名な美術品がたくさんあります。

エジプトの彫刻などの古代美術から現代美術まで、

幅広いコレクションが楽しめます。

日本の浮世絵や漆工芸品のコレクションも見事です。

皆さんもリスボンを訪問する機会がありましたら、是非立ち寄っていただきたい

私の推薦スポットです。

 

 

財団のいくつかの建物の間には広大な庭園が広がっています。

その片隅にはおしゃれなカフェも在りました。

 

実はこのリスボン訪問から帰国した後に気がついたのですが、

隈研吾設計による"モダンアートセンター"(近代美術館)がオープンしたそうで、

見逃してしまった悔しさで一杯なのでした。

もう一度リスボンを訪ねたい私です。

 

 

 

 

2013年5月に私が始めてウクライナを訪ねる機会に恵まれて、
同国東部ドンバス地方の中心都市=ドネツクで開催された国際現代音楽祭で
オーケストラを指揮した経験は、今なお私の脳裏に鮮明に刻まれています。

私の訪問の暫く後に、突如としてロシアによるウクライナへの介入が始まり、
クリミア半島やドネツク等を中心として情勢が渾沌としたまま、
その後もズルズル時が経過してきてしまいました。
そして遂にこのところの各種報道の通り、ロシアの侵攻が本格化して、
まるで人類史の時計が100年程逆回りして、
帝国主義の時代に戻ってしまったような状況になってしまいました。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

如何なる理由があるにせよ、一般市民の人権や生活権、国家の主権は、
軍事力で虐げられてはならないと思います。
ウクライナの平和を希求しつつ、
2013年の私のウクライナ訪問記を再掲載して、
在りし日の美しいドネツクの街・人々・文化を振り返りたいと思います。

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私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

昨日から十数回にわたって、ウクライナの平和を願って、
私の2013年の想い出を深夜の記事として再掲載しています。

*****2013年5月24日の記事*****

5月12日から19日のかけて私が経験してきた
ウクライナ演奏旅行の模様を、今日から毎日連続して、
体験記としてアップしていきましょう。

初回の今日の記事は、最初のフライトからの景色の話です。

直行便の飛んでいないウクライナには、乗り継ぎ便を駆使して
辿着かなくてはなりませんが、今回の私の日程には、
トルコ航空の接続ばベストでした。
トルコ航空のイスタンブール便は、
関西国際空港(通称関空)から出発するので、
まず同じスター・アライアンス・グループの全日空便で、
羽田国際空港から関空へ夕方に飛びました。
そのフライトで、上手く右側窓際の座席を確保できたお陰で、
素晴らしい景色を目の当たりにすることができました。

旅立ちを気持ちよく彩ってくれた
雨上がりの好天の羽田空港の風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-快晴の羽田空港

離陸して雲の上の西日のまばゆさ・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-雲の上の西日の光景

その西日の中からやがて富士山のシルエットが・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-西日の中から富士山のシルエットが・・・

霊峰富士の雄姿を見下ろす贅沢な眺望・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-霊峰富士の雄姿

今回のウクライナ演奏旅行は、富士山に見送られて、
幸先の良いスタートとなりました。

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第238巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

日光、伊豆への直通優等列車として登場した直流電車、157系の先頭車、

クモハ157形の軽快な姿を、登場当初の「日光色」でお楽しみいただけます。

 

この「国産鉄道コレクション」シリーズは、

発刊以来月2回のペースで号を重ねてきましたが、

240号をもって最終号となりました。

235号あたりから、記事のテーマが、何となく、、、

最終号に向けた雰囲気になってきているような気がしている私です。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第238巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

1959年の国鉄日光線の電化に合わせて開発された電車が、157系準急形直流電車でした。

東武鉄道との日光観光優等列車の競争の矢面に立つ車両になるということで、

特急よりランクの低い準急形として登場したものの、設備や客室サービスのレベルは

特急形電車に遜色なく、実際に臨時特急「ひびき」などにも起用されました。

そして、1963年の冷房化に合わせて塗色変更を行い、181系と同じ特急色となり、

特急「あまぎ」や特急「白根」などとして、1976年の引退まで活躍しました。

下のページの上部の写真は、貴賓者クロ157形を編成中央に連結した

お召し列車仕様の懐かしいショットです。

 

 

続くページも、国鉄時代に開発された特急形電車の特集です。

昭和40年代に進展した房総エリアをはじめとする千葉県内の幹線電化に対応した、

カジュアルな特急網の整備に向けて開発された特急形直流電車が、183系でした。

日本の特急形電車の嚆矢となった181系

(登場当初は20系、後に151系となり更に181系に変更)

の大らかなボンネット形先頭部を分割併合にも対応できる構造を持たせた

新たな顔つきが施され、以後の国鉄特急電車のイメージを創り上げました。

出入口を2カ所に設置、簡易リクライニングシートの採用なども併せて、

汎用性の高い特急電車のスタンダードとなりました。

 

 

更にページをめくると、豪華寝台特急「カシオペア」の先頭に立つ

電気機関車の写真が目に飛び込みます。EF510形交直流電気機関車の特集です。

EF81形の後継機を目指してJR貨物が開発した交直流機で、

一時期はJR東日本にも配属されて寝台特急「北斗星」や「カシオペア」の

牽引機としても活躍しました。

現在ではJR貨物が九州地区にも導入すべく、300番台も誕生しています。

 

 

続くページは「路線と旅路」シリーズで、"釧網本線"の特集です。

北海道の魅力を凝縮した日本有数の絶景路線と言える釧網本線が、

大自然を感じさせてくれる多くの写真と共に紹介されています。

日本最大の湿原"釧路湿原"や、流氷が押し寄せる"オホーツク海"、

遥かな山並み、畑や牧場など、車窓の楽しみに溢れた路線です。

 

 

巻末は毎号の恒例通り「観光列車」シリーズです。

本号では、西九州に誕生した新しいD&S列車、JR九州「ふたつ星4047」の特集です。

2022年9月23日の西九州新幹線開業に合わせて、西九州エリアで運行が開始された列車で、

有明海や大村湾、そして長崎など、西九州の魅力をたっぷり楽しめる列車で、

西九州新幹線が発着する武雄温泉駅と長崎駅を結んで運行されています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだもう少し続きます。

大作曲家の生誕250年(2020年)に寄せて、
ベートーヴェンの交響曲全9曲の探訪を続けてきましたが、
一昨日から最後の巨峰「第九」の話題にはいっています。
そして昨日から各楽章を探訪しています。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第2楽章」解説・・・・・

交響曲は、謂わば、オーケストラの為のソナタです。
古典派に確立した多楽章ソナタは、
ソナタ形式による冒頭楽章・緩徐楽章・メヌエット・終楽章
という4楽章構成がスタンダードとなりました。
やがて、メヌエットはスケルツォにとって替わられて、
ベートーヴェンの交響曲では、ソナタ形式・緩徐楽章・スケルツォ・終楽章
という構成がスタンダードになりました。

ところが、この「第九」では、第2楽章にスケルツォが置かれています。
理由は、勿論お解りの方も多いでしょうが、
明日の第3楽章の記事で言及するしましょう。

さて、このスケルツォ、当時の舞曲楽章
(メヌエットやスケルツォを分類して称します)
としては異例の規模を誇っています。
反復記号を遵守すると、10分を遥かに超える演奏時間になります。
何と、スケルツォ主部がソナタ形式で構成されていて、
トリオ(中間部)を挟んで繰り返して、
またソナタ形式による主部を演奏してから、
もう一度トリオに突入すると見せかけおいて、
スパッと終わるフェイクが見事な短い終結部で楽章を閉じます。
つまり、ソナタ形式を二度聴くことになるのです。

この構成は、後世の作曲家、シューベルトによって、
交響曲第8番「ザ・グレイト」の第3楽章スケルツォで応用されています。

さて、スケルツォ主部の第1主題は・・・
ラ・ララ・「レミファ」「ミファソ」「ファミレ」
「シ♭ラソ」「ファミレ」「ド♯レミ」レ・・・
という具合です。

スケルツォ主部第2主題は・・・
「ド~レミ」「ファ・ミレ」・ドレ・ド
「ミ~ファソ」「ラ・ソファ」・ミファ・ミ・・・
という具合です。

トリオの主題は・・・
「レ~~ミファ♯~~」ソラ「ソ・ソ・ファ♯・ファ♯・ミ」
・・・という具合です。

どれも、昨日の記事の第1楽章の二つの主題と同様に、
「順次進行による3音」を組み合わせて創られていることが判ります。


写真は、伝説的名盤として有名な
フルトヴェングラーのバイロイト盤LPのジャケットです。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
EMI(Anhel)EAC-60027

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・フルトヴェングラー盤
『サンダーバード』讃!を記事、まだまだ続けています。
今日の話題は~火星人の来襲~です。
日本では第13話として、英国本国では第24話として放送されました。



敵役のフッドが、手の込んだ仕掛けをして、
撮影厳禁のサンダーバードを撮影して、
何とかその最先端の技術を盗み出したいフッドが出資して、
ネバダ砂漠で「火星人が来週して警官も襲われてしまう」
というようなシーンの映画撮影を行ない、
その中で本当に国際救助隊を呼び出してしまう・・・
という奇想天外なストーリーなのです。

このフッドという人物、何やら怪しげな背景音楽と相俟って、
登場する度に異様な雰囲気を醸し出します。
実は、トレイシー家(国際救助隊の基地)の執事を務める
キラノは、もとはフッドから送り込まれた人物だったのですが、
すっかりジェフ・トレイシー等の人間性に感化されて、
今は娘のミンミンとともにすっかりトレイシー家の一員になっているのです。
しかし時々、フッドが妖術を使ってキラノを遠隔催眠にかけて、
何やら指令行動をさせたりもするのですが・・・

この回には、珍しい装備「鉄の爪タンク」が登場します。
サンダーバード2号の運ぶ装備のマニアにとっては、必見の回かもしれませんね。

写真は、この回で催眠状態のキラノにカメラ探知装置を破壊されてしまう、
サンダーバード1号です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-1号と影の見事なコントラスト

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-地下基地のSB1号

昨年のISCM国際現代音楽協会の世界音楽祭ポルトガル大会に出席した訪問記を再掲載しています。

暫くの連載となっています。どうぞご覧ください。

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《ISCM WNMD 2025 Portugal》訪問記は、本編(音楽祭参加のレポート)を終えて、

番外編(旅行記)に入っています。

 

《ISCM World New Music Days 2025 Portugal》訪問記/番外編5〜国立馬車博物館新館

 

 

WNMD2025の主催団体 Miso Music の実験的イベントスペース O'culto da Ajuda から、

美しい紫色の花を咲かせているジャカランダの並木道を下ってベレンの大通りに向かうと、

大きな現代建築が見えてきます。

 

 

それが国立馬車博物館新館です。建築好きには堪らない魅力的な建物です。

 

 

音楽祭の会場とはなっていませんでしたが、6月6日にはグルベンキアン財団ホールへ向かう

チャーターバスの乗り場に指定されていて、その集合時間の前にこれらの写真を撮りました。

 

 

現代建築と周囲のレトロな街並みのコントラストも鮮やかでした。

道路の路面から一段下がった半地下のスペースの一角にはジェラートBARがあって、

強う日差しを避けながら美味しいジェラートをいただきました。

 

 

目の前の大通りにはトラム15Eが走っています。

伝統的な街並みと現代建築、そして近代的なトラムの織りなす風景もまた、

リスボンの魅力の一つでしょう。

 

 

その大通りの斜め向かいには、ポルトガル王族の王宮や

音楽祭最終日の夕方公演の会場にもなった国立馬車博物館旧館が在ります。

 

 

ヨーロッパらしい伝統美と現代的な機能美が共存しているリスボンなのでした。

 

2013年5月に私が始めてウクライナを訪ねる機会に恵まれて、
同国東部ドンバス地方の中心都市=ドネツクで開催された国際現代音楽祭で
オーケストラを指揮した経験は、今なお私の脳裏に鮮明に刻まれています。

私の訪問の暫く後に、突如としてロシアによるウクライナへの介入が始まり、
クリミア半島やドネツク等を中心として情勢が渾沌としたまま、
その後もズルズル時が経過してきてしまいました。
そして遂にこのところの各種報道の通り、ロシアの侵攻が本格化して、
まるで人類史の時計が100年程逆回りして、
帝国主義の時代に戻ってしまったような状況になってしまいました。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

如何なる理由があるにせよ、一般市民の人権や生活権、国家の主権は、
軍事力で虐げられてはならないと思います。
ウクライナの平和を希求しつつ、
2013年の私のウクライナ訪問記を再掲載して、
在りし日の美しいドネツクの街・人々・文化を振り返りたいと思います。

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私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

これから十数回にわたって、ウクライナの平和を願って、
私の2013年の想い出を昼の記事として再掲載していきます。

路面電車が行き交うドネツクの街の風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-路面電車やトロリーバスが行き交う市街

*****2013年5月23日の記事*****

ウクライナ演奏旅行から無事に帰国しました。

<Donbas Modern Music Art / Festival & Competition>
という国際現代音楽祭の招きを受けて、
そのファイナル演奏会の指揮者として参加してきました。

開催地はウクライナ東部の人口約100万人の中核都市=
ドネツク(Donetsk)で、その辺りの地域のことを
「Donbas」と呼ぶのだそうです。

プレ・イベントやコンクールの一部は
5月13日から開幕していたようですが、
音楽祭の演奏会初日は5月14日でした。
私は13日午前中に現地入りして、14日の午前中から始った
ドネツク・アカデミック・フィルハーモニー管弦楽団との
リハーサルや、同日夜のオープニング・セレモニー&コンサート
から音楽祭に参加しました。
私が指揮をしたファイナル・コンサートは、
5月17日の開催でした。
お陰様で、タイトなスケジュールの中で積み上げたリハーサル
の成果が見事に結実して、爆発的な大成功の本番となり、
終演後は大喝采となりました。

音楽祭公式HPのURLは下記の通りです。
トップ頁=http://dmma.dn.ua/
カレンダー頁=http://dmma.dn.ua/index.php?option=com_content&view=article&id=5&Itemid=10&lang=en


旧ソビエト連邦圏の穀倉地帯でもあったであろうウクライナは、
想像していたよりも美しい所で、人々は親切で、
野菜をふんだんに使った郷土料理も美味しく、
緑豊かな街も奇麗で、なかなか素敵な国でした。

私が指揮したオーケストラは、
ヨーロッパのローカル都市のアンサンブルらしい
素朴さを残しつつ、かなりの柔軟性も兼ね備えた、
演奏団体でした。
団員の年齢層は、大ベテランから若手まで、
様々な世代がミックスされていて、
計画的な新旧交代が図られていつように感じられました。

また、聴衆がとても好ましく、クラシック音楽の名曲でも、
ウクライナの民俗調の楽想を湛えたような作品でも、
無調整が支配的な現代音楽でも、分け隔てなく楽しもうという
実にオープン・マインドの人々が多かったことも印象的でした。

詳しい模様は、明日の夜から十数回にわたって掲載する予定の
<ウクライナ演奏旅行体験記>シリーズで紹介していきます。
どうぞお楽しみに!!!


ファイナル・コンサートのポスター・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-音楽祭ファイナルのポスター

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第237巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

最晩年の「出雲」で活躍したJR東日本の在籍して活躍した

ブルートレインの緩急寝台車、24系25形寝台客車オハネフ25形200番台の

金帯を纏った端麗な風情をお楽しみいただけます。

 

この「国産鉄道コレクション」シリーズは、

発刊以来月2回のペースで号を重ねてきましたが、

240号をもって最終号となりました。

235号あたりから、記事のテーマが、何となく、、、

最終号に向けた雰囲気になってきているような気がしている私です。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第237巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

ブルートレインの完成形として、JR東日本に配属された24系25形寝台客車は、

晩年にグレードアップ改装され、首都圏と山陰を結ぶ寝台特急「出雲」に運用されていました。

オリジナルは銀帯(ステンレス)だったアクセントラインも金帯に変更され、

独特の気品と風格を醸し出していました。

 

 

続くページは、"いもむし"の愛称で親しまれた独特の流線型電車、名古屋鉄道3400系の特集です。

戦前の昭和12年にデビューしたこの3400系は、世界的な流線型デザイン流行の波に乗って、

床下周りにも回り込むスカートまで徹底した丸みを帯びた外観で登場しました。

登場当初の2両編成から、戦後になって中間車が追加製造されて4両編成となり、

主に名古屋本線の特急に運用されて活躍しましたが、

昭和36年からパノラマカーが投入されたことにより、次第に本線特急からは引退していきました。

名鉄の歴史的名車もよる都市並みには勝てず、廃車が始まっていきました。

その際、先頭車2両の1編成を残すことになり、動態保存のような形で運転が継続され、

後に塗色もデビュー当時のオリジナルに復元されました。

1994年の名鉄創業100周年で記念運転された後、2002年に遂に引退となりました。

2両のうちの1両モ3401は、現在も舞木検査場で保存されているということです。

 

 

更にページをめくると、レトロなモノクロ写真に目を惹かれます。

岡山県下を走っていた小さな蒸気機関車、井笠鉄道1号機の特集です。

山陽本線の笠岡駅を起点に路線網を持っていた762mm軌道の軽便鉄道の

動力を長らく支えた小型蒸気機関車の中でも、特に1号機は美しい姿で整備され、

一旦運用を離れた後も再び動態復帰も果たしました。

1971年の井笠鉄道廃止の2年後からは、西武鉄道山口線に貸し出され、4年近く運転されました。

現在では、その1号機は往年の新山駅を再利用した「井笠鉄道記念館」に納められて、

今も大切に保存されています。

 

 

続くページは、前号に続いて「鉄道知識」シリーズで、"踏切"の特集です。

鉄道誕生から出現した線路と道路の交差点、"踏切"が、豊富な写真を交えて解説されています。

 

 

巻末は毎号の恒例通り「観光列車」シリーズです。

本号では、大井川鐵道井川線の特集になっています。

「南アルプスあぷとライン」と呼ばれる秘境路線として有名な同線は、

途中に90パーミルの超急勾配があり、そこをアプト式で乗り越えています。

現在では日本で唯一のアプト式鉄道となっています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだもう少し続きます。

 

 

2020年の大作曲家生誕250年に寄せて、
ベートーヴェンの交響曲全9曲の探訪を続けてきましたが、
昨日から最後の巨峰「第九」の話題にはいっています。
今日から各楽章を探訪していきます。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第1楽章」解説・・・・・

ベートーヴェンが確立した四部構成のソナタ形式、
即ち、提示部・展開部・再現部・終結部から構成されています。
しかも、4角部分が概ね均衡した小節数になっていて、
均整の取れた構造美を持っています。
また、バロック時代の舞曲の構成の名残を留める
提示部終始の反復記号が遂に姿を消しているところにも、
時代の推移を認めることができます。

この冒頭の開始の手法は既に語り尽くされていますが、実に独特なものです。
空虚5度の響きから動機が断片的に見え隠れしながら次第にヴォルテージを挙げて、
遂には総奏による第一主題に至るというドラマは、何度聴いても劇的です。

後世の作曲家、例えばブルックナーは、明らかにこの手法の虜になって、
同じようなスタイルの冒頭楽章の開始を、ほとんど全ての交響曲で採用しています。
また、フランクの「交響曲ニ短調」の第一楽章の第1主題の提示方法も、こ
の楽章のアイデアを拡大したものに他なりません。

さて、この第一楽章の第1主題と第2主題(分析によってはその導入句)の音型を、
カタカナ表記で書いてみましょう。

まず第1主題は・・・
レラ~ ファレ~ ラファ~ ラファレ~
「ファミレ」ラ・ソ・ミ・ラ・「レ・ミ・ファ・・・」
「ソ・ラ・シ♭~~~」ラソファミレド♯・・・
という具合ですが、「 」で囲んだ所が、
順次進行(音階の隣の音に滑らかに進行する2度進行)
による3つの音というパターンになっています。

そして第2主題は・・・
「ミ♭~~~ファソ」「ソ~ファミ♭」「ミ♭~レド」
ド~シ♭・・・という具合ですが、
やはり、「 」で囲んだ所が、
順次進行による3音のパターンになっています。

「順次進行3音」のキーワードを覚えておいてください。
明日以降の記事の後続楽章の解説に続きます。


写真は・・・
中学生~高校生時代によく聴いたLPのジャケットです。
PHILIPS / SFX-7996~97(6700-085)日本発売/1974年
指揮=小澤征爾
管弦楽=ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
合唱=アンブロジアン・シンガーズ

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・小澤征爾盤
今回の~死の大金庫~は、珍しく、
パーカーが大活躍する異色の傑作です。
日本では第12話として、英国本国では第13話として放送されました。



パーカーって誰?・・・という方も居られるかもしれませんが、
先週に~情報員M1.5~で大活躍したロンドン・エージェント=
ペネロープの執事(兼運転手)を務める、ちょっとお茶目な
謎の人物です。実は、この回のストーリーの展開の中で、
パーカーの正体=人物像が明らかになります。
何しろ、昔々の素性は、天下の大泥棒だったらしいのです!

おっと、あまりここでお話してしまうと興ざめですね。
実際にご覧になって、このストーリーをお楽しみください。

時々登場して、ピリリと利くスパイスのような存在感を
発揮してくれる名脇役陣も、「サンダーバード」シリーズを
支えている重要なキャラクターです。
写真上段は、国際救助隊の頭脳=ブレインズ、
そして写真下段が、この回のヒーロー=パーカーです。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ブレインズとパーカー


さて、今日も昭和40年頃の渋谷駅周辺の模型(ジオラマ)
の写真です。首都高速3号線の橋脚工事の様子まで、
克明に作り込まれています。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-渋谷駅模型・東口全景

屋上に五島プラネタリウムが乗っていた東急文化会館・・・
頻繁運転で賑わっていた都電・・・
営団地下鉄(現・東京メトロ)銀座線の旧型車両・・・
昭和レトロ満載です。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-渋谷駅模型・東急文化会館周辺