兵庫県知事戦

更にある知識人のツイート

思うところがあるので

過去記事をageてみます。

 

一握りのオエライさんのマウント

少数派という欺瞞左差しではなく

我々パンピーにおける

『少数派という錯覚』について

です。

 

2022年12月記

 

『除外のトリック』

 

★あるカルト教団が

「女性にもてる壺」で

一儲けを目論んだ。

これを高収入・イケメンに絞って

売りつけたとする。

 

で、平均に比べて

『ほら、こんなに霊験あらたかですよ』

って謳うわけだ。

 

この場合低収入・ブサメンは

予め除外されているわけだから

平均よりもてるのは当たり前。

 

もてる原因は、壺の霊験ではなく

高収入・イケメンだからだ。

 

世の中はこの類いの壺で溢れている。

 

★声の大きい人のツゴーの良いような

切り取り、統計ですらそう。

ワクチンで抗体が上がったぁ

→え?抗体ってよいものだけじゃない

悪さをするのだっているんだよ

→なこたぁ知ったこっちゃない

そんなデータは要りません

一切除外しちゃいませう、なんてのもそう。

都合良い切り取り、チェリーピッキングだらけ。

 

一番分かりやすいのが

健康関連食品。

効果のないものをさもあるかのようなデータ。

大抵は都合の良い切り取りだ、

と説明すれば大方の人はピンとくると思う。

 

満足度97%なんてのもそう。

そういうのが大好きな人に限ってのお話。

実は殆どかも知れない無関心な人は除外。

これを強迫観念、同調圧力を利用して

錯覚させているんだな。

で、いつの間にか全員ドップリ。

 

「近頃の大学生は昔に比べて学力が落ちた

ゆとり教育に問題がある」

これもdoubt!

除外の論理による錯覚。

昔に比べて子どもの数が減り

かつ大学進学率が上がった。

教育が一定の付加価値をもたらす場合

1000万人の30%が進学するのと

500万人の60%が進学するのと

進学する数が同数でも

比較すれば後者が劣るのは当たり前。

つまり、平たく言えば

昔は進学しなかったレベルの人が

進学しているだけ。

これはゆとりとも詰め込みとも無関係。

勿論ゆとりに劇的な効果があれば

半数でも30年前と(底辺でも)

同じ学力を保てたわけだが

残念ながら「落ちこぼれ」を減らす

「底辺を引き上げる」事に関しては

奏功しなかったと言えるのだろう。

要するにどっちゃの教育も50歩100歩

新しい枠組みで考え直す必要がある。

 

除外による錯覚って実に多いのだ。

相当な知識人でも

大分この陥穽に陥っていないだろうか。

常に立ち止まって考える習慣をつけること。

 

人だけではない、期間も除外する事も多い。

常に立ち止まる

「待つわ」が一番大事

ってのも幾度か指摘した。下矢印

 

 

 

★藤子F不二雄先生の傑作短編に

『オヤジロック』というのがある。

現在スッカリ失われた父親の威厳

それを体現したというコンセプトの

ただドデカいだけの石。

これをセールスマンが売り歩くわけだが

どう考えたって売れるわけがなく

ベンチでため息をついていた。

 

隣に同じくため息をつくセールスマン。

前後1ヶ月まで移動できる

腕時計式タイムマシーンが

1つも売れないという。

全く信用してもらえないらしい。

オヤジロックのセールスマンは

「それが本当なら……

どんな品物でも売ってみせる」

と豪語した。

 

そのタイム時計を借りた

オヤジロックのセールスマン

しばらくすると大興奮して

時計のセールスマンの前に現れる

『これは本物のタイムマシンじゃないか!』

一体どういうことか?

 

ある団地の一室に飛び込む。

「オヤジロック、

え!貴方は持ってないんですか」

とイキナリ挑発的に切り出す。

そして1ヶ月後の世界にタイムスリップ。

そこでは隣家に次々とオヤジロックが

運び込まれている。

これを見た団地の住人は

矢も楯もたまらず即刻購入を決める。

 

セールスマン曰く「なだれ現象」

日本においては普及率が50%を越えると

何でも爆発的に売り上げが伸びるという。

「除外」「仲間はずれ」を極度に嫌う

いや寧ろ大好きと言うべきか、悲しい国民性?

 

タイムパラドックス絡みで少々分かりづらく

ややこしいが、要するに

群集心理、同調圧力のお話。

1977年に発表されている。

 

★パラドックス

多数決って実は同調圧力で

自分の考えが

少数意見と錯覚させられているだけ、

いつの間にか「除外」されているだけ、

そんなトリックも沢山ありそうです。

 

最初は声が大きかっただけの少数派

ある偏狭な思想を持った少数派

(ノイジーマイノリティ)

が「ありゃりゃいつの間にか多数派に」

ってパターン。

これは大昔からずっと続いていること

じゃないのかなぁ。

知らず知らずのうちの「除外」と

その恐怖による同調、支配。

 

★さて、これからの時代……

twitter、SNSを使った操作

もう既に行われているのだろう。

これは意識的なものもあるが

意外に無自覚な煽り、同調も

多いのですよね。

むしろ知識人に無自覚で

参加しているのが多い、多すぎる。

その傾向は強まる一方かも^^;

 

 
RにしろLにしろ
所詮ノイジーマイノリティ
炎上屋さんたちによる
不毛な論争。
マイノリティを気取って
生来持っている漠然とした正義感、
良心や危機感に訴え、煽るのが上手いだけ。
距離を置いて冷ややかにみるのが吉。


オヤジロック、最終コマより

 

長かったので、以降分割

次記事へ続く