日能研の6年生は、はじめての合格力実践テストが終わったタイミングかと思います。特に「難関」で受験した方はとても難しい内容だったのではないでしょうか。

 

 

このテストは本番で慌てないように色々な揺さぶりを経験しておくという趣旨のテストです。例えば、算数の序盤に超難問が配置されているとか、社会が記号の並べ替えばかりとか、色々なあまり経験していないであろう出題形式に出会います。解答解説の冒頭に出題者の狙いが書いてありますので、それをふまえて振り返りをしましょう。ご参考まで、昨年の記事をリンクしておきます。

 

※注:昨年は「最難関基準」で採点した結果も併記されていたのですが、今年はそれはないようですので、その記載の部分は無視してください。

 

毎回出題形式がガラッと変わりますので、全5回を受験するなかではとんでもない点数や順位を見ることもあると思いますが、あらかじめそういうものだと思っておいた方が無用な一喜一憂をしなくて済むでしょう。

 

もうここまできたら「入試以外は小テスト」です。良かったら自信にすれば良いですが、悪かったら反省すべき点は反省し、場合によっては何かを変えて新しいことを始めるチャンスにし、とにかく前だけ向いて突き進んでください。

 

 

そして来週、今度は初めての合格力育成テストがあるでしょうから、そちらの記事もリンクしておきます。合格力実践テストと合格力育成テストでは「難関」と「総合」の受験者区分が微妙に違い、「難関」の母集団数が変わってきます。

 

 

9月以降の各塾の模試は入試問題を当てにきています。社会や理科の時事問題、国語の文章の題材などは、そこから本番の入試で「的中」する問題が出ることも少なくないので、せっかく受けたのに振り返りをしないというのはもったいないと思います。国語の文章の題材など、この時期のテストの題材になったものが本番で出ることも少なくないので、読書の候補にするのもよいと思います(実は我が家はそれで恩恵を受けました照れ)。

 

とはいえ、もうこの時期になると全問を振り返っているような時間はないと思います。正答率(マイニチノウケンで同じ志望校の人の問題ごとの正答率が見られたはずです)なども参考にしながら、過去問演習でもそうですが捨て問はどんどん捨て、メリハリをつけて振り返りをして下さい。

 

余談ですが、日能研ではこの時期になると「合格力」という言葉が多用されます。この言葉に込められた日能研の想いは↓です。ポエムとも揶揄されるこういった日能研の想いは一貫していて、中学受験を終えてから振り返るととてもあたたかかったなと思います(→関連記事「補足⑬日能研のポエム」)。

 

(「全国テスト」のチラシより)

 

 

↓ラストの時期に選択肢としておすすめの問題集