前回のブログで、①家庭学習の習慣、②読解力、③計算力、④作文力、⑤算数の思考力、⑥漢字と語彙、⑦理科・社会の興味の種まきという項目を挙げました。今回は、各項目について一言ずつコメントしていきます。

 

余裕がなければ入塾前は①~③だけでも何とかしておきたいところです。入塾までに間に合わなかった項目は、4年生のうちはまだ意識して頑張れば挽回可能だと思いますが、5年生以降は私には未知なので分かりません。ただ、やはり入塾前から鍛えておく方が楽なのは間違いないでしょう。

マラソン大会で、みんながスタートする前に走り始めておくか、みんなが走り出してからみんなより速く走るか…そんなイメージです。後半でみんなが本気で走り出したらもう、頑張ってもなかなか順位は上がりません。一方で、途中どんなにリードしていても、走るのをやめたらあっという間に抜かれていくのもまた事実…。

 

 

①家庭学習の習慣

これが何より大事だと思っています。一朝一夕に習慣化はできませんからね。うちは完全に公文で習慣化しました。自分でペースを考えて公文の宿題をしてもらうようにしていき、小2になる頃にはもう声かけも不要で、学童で勝手に済ませてくるようになりました。

 

↓関連過去記事(2021.6.11)

 

まずは5分でもいいから朝一に必ず勉強する習慣があるといいですね。朝一はその日の事情に左右されず、毎日確保できるところが強いです。スタートの障壁を下げるコツは、まずはやることを固定する(ルーチンにする)ことと、寝る前にやるものを机の上に出しておくことです。うちは毎朝、そろばん+α(主に、過去に間違えた算数問題をランダムに出題)で計15分くらいをルーチン化しています。

 

②読解力

塾に入ると、全教科で読まないといけない文章量が激増します。この時、長い文章に対して心理的な抵抗があるようだとかなり厳しいです。早めに読書の習慣をつけ、たくさんの本を読んでおくといいでしょう。私はもともと、小学生のうちは本だけ読んでいればだいたいOKと思ってきたくらいです。

 

↓関連記事(2019.04.27)

(この記事を書いた時点では私立中学受験は頭の片隅にもありませんでした…笑)

 

 

ただし、国語で安定して点数をとるには少し訓練が必要です。定番の「ふくしま式」または「出口式」のどちらかは入塾前に一冊はやっておくと良いと思います。

 

↓関連過去記事(2020.10.03)

 

 

 

③計算力

分数、小数も含め、四則計算がなるべく淀みなくできるようになっておくことはとても重要です。中学受験塾の場合、このあたりは既にある程度できる前提で進んでいく塾が多いです。我が家は、計算は公文そろばん(両方)以外のことはしませんでした。両者は良さが全く違うところにありますので、両方やると相乗効果があります(断言)。

 

それでもどちらがよりおススメかと言われれば、そろばん1級/暗算1級のレベルまで頑張れるなら断然そろばんです。他の方法では絶対に到達できない圧倒的な暗算レベルに到達できます。中途半端なレベルだと「ミスが多くて結局使えない暗算」になりますので、そうなるくらいなら公文の方が実戦的と言えるでしょう。

 

↓関連過去記事(2021.03.31)

 

 

ただ、公文に文章題や図形分野がないことは皆さんご存じでしょうが、小数が薄いのは意外と盲点かも知れません。その小数は、そろばんをしていると強いのですが。別に公文でもそろばんでもなくても、ドリルなどで家で鍛えることは十分に可能だと思います。よい問題集がたくさん出ています。

 

 

 

100マス計算も、学校でやっていてとても良いと思いました(長男は50秒台のレベルです。私も勝負をさせられて負けました。惜しかったのですが…)。

 

 

今日はここまでにしておきましょう。続きはまた次回。

 

DREAMS COME TRUE / GODSPEED!

願いはたったひとつ かなうなら この気持ちが 溢れる想いが

届いてちからになれ!あなただから生まれた こんなにもつよい想いが