ここまでの記事では、強みと弱みのバランスについて書いてきました。人生では「長所は活かす、短所は付き合う」という感じでつきあいたい一方、中学受験では弱点を無視できない現実があること弱点対策は時に逆効果になることもあること、など。シリーズ最終回の今回は、長男の中学受験を最後まで伴走してみて感じたことを書きたいと思います笑ううさぎ

 

 

一度最後まで伴走して強く実感したことは、入試は満点(高得点)を狙わなければいけない試験ではなく、4科目トータルとして合格最低点を1点でも超えれば良いということです。6年生の後半になり、志望校の過去問を解き始めたり志望校別模試を受けたりするようになると、そのことをとてもリアルに感じました。偏差値や順位に一喜一憂しがちな普段の模試とはそこが少し違います。

 

また、得意科目の存在の大きさも感じました。長男の場合は最後まで算数が一番の得意科目でした。算数は配点も大きく、差もつきやすい科目なので、そこでしっかり点を取れると、他の科目は「致命傷」にならない程度であれば、多少悪くとも意外とトータルとしては合格最低点に届くという感覚がありました。

 

もちろん、他の科目をサボっていいわけではありませんが、「全部を同じように完璧にしなければいけない」という考えを捨て、4科トータルとして合格最低点を超えればいいという視点を持つことで、最後はだいぶ気持ちが楽になったように思います。

 

 

 

 

 

もう一つ、振り返って印象に残っていることがあります。長男は、理科や社会の細かい知識の暗記が好きでなく、嫌がりがちでした。そこで6年前半までは、枝葉の細かい知識にはあまりこだわらず、幹の部分(考え方や重要な知識)だけは深くしっかり押さえるというメリハリをつけて取り組んできました。

すると6年の後半になってから、少し変化が見えてきました。志望校の過去問に取り組み始める頃になると、本人の中で受験を「自分事」として捉える気持ちが強くなってきたためか、あるいは脳の発達のおかげか、最後の最後には細かい知識もかなり追い上げることができました。

最初から枝葉まで完璧にと取り組んでいたら、途中で嫌になっていたか、あるいは大量の消化不良を抱えていたかも知れませんが、枝葉を少し捨ててでもまずは幹だけはしっかり取りにいったことで、おそらく最初から枝葉まで取りにいった場合よりも結果的によい形に仕上がりました。(日能研だからからこそ取れた戦略という気もしています)

 

 

中学受験は意外と長く、またその先も長いですが、途中で勉強が嫌になってしまったら、「そこで試合終了」になってしまいます。とにかく何よりも途中で嫌になってしまわないようにということがとても大事なように思います。長所は活かす。短所は付き合う。それくらいが、案外ちょうどいいのかもしれませんクローバー