【シロい人の映画blog】素足で歩こうよ、靴なんて履いてないでさ。 -9ページ目
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『シャーロック・ホームズ』★★★☆☆

名探偵の冒険活劇。
アクションムービーでしたね。

CG頑張ってましたが、今じゃそこは普通だよね。むしろ、使わずにリアルに船爆破とかの方がすげーってなる、俺はね。

総評は、良くも悪くも普通の映画。観ていて楽しいけど、それ以上を求めたら特にない、という…。続編があってもいいと思います。

モリアーティ教授、もう少し出して欲しかったような。
ホームズ役の人いい身体してますなぁ。

『デアデビル』★★☆☆☆

視覚を失った代わりに超聴覚と反射神経を得て、過去に尊敬する父を殺した男に復讐する日を夢見る主人公が、アングラで正義の味方をする物語。


役者生殺し映画。

子供時代、覚醒した主人公がいじめっ子に仕返しするシーンは凄く格好良かった。そのシーンは三回見直した。
が、それ以外は特に何もなかった映画。
『バットマン』と『スパイダーマン』を足して三(!?)で割ったような映画。

ヒロインや敵役など主要な役にはコリン・ファレルを筆頭に有名どころが揃っていた。

二作目を出したい雰囲気プンプンだが、続編が出そうにない雰囲気もプンプンする映画だった。

『ボーンズ』★★★☆☆

海外ドラマです。
骨から犯罪を暴く、というもの。

ヒロインが回を追うごとに綺麗になっていっているような気がするのはさておき、内容的にはCSIの延長です。
ヒロインとその相棒の男とのやりとりが面白い。ビジネスパートナー以上、恋愛未満のようなそんな関係をズルズルズルズル引き延ばしてマンネリ化していくけど面白いですね。
あと、父との確執なども愛憎の微妙なラインを表現しようとしている。そこも悪くないが、よくある展開でもある。
骨ばかり見て頭でっかちでコミュニケーションが苦手なヒロイン、これはなかなかあるようでないように感じた。男ならあるとしても。

ドラマとしては面白いです。
最後まで安心してみていれますし、一話一話でダレもしません。

あ、グロ注意。

『レリック』★★★☆☆

どこかの民族が呪術的要素として使っていた葉っぱについている菌類を飲むと、タンパク質で出来た生き物が異常進化して化け物になって人を襲うパニック映画。
よく出来た映画だと思う。ひとつひとつの配役が無理なくキャラ立ちし、わかりやすいと思う。
中盤まで怪物は姿を現さず、見えない不安と恐怖を演出している。

社会的背景に研究者の研究資金の確保の現実を置き、そこでの人間関係や、怪物と向き合う人々の描写も一通りみせている。

似たような映画は沢山あるだろうが、エンターテイメントを楽しむにはちょうどいいのではないだろうか。

『インセプション』★★★☆☆

夢に入ってアイデアを盗んだり記憶を植え付けるSF映画。
ディカプリオ主演。

設定、脚本、ストーリー展開や場面の切り替えについて、なんとなく詰めが甘く感じた。
そして、最小限の情報でぽんぽん場面が進むため、観客を置き去りにしていく。
雪山のパートがやたら長く感じた。

渡辺謙さんの役は美味しいし、演技も好きです。ただ、何故そこにいるのか、という細かな動機や背景説明がわかりずらく感情移入しにくい。
これは全体に言えることだが、キャラの位置付けや色付けが非常に曖昧で、結局、どういう仕事のどういう役なのかわからずに、役者さんの演技があってもキャラがぼやけて見えてしまい残念でした。

ラストもぼかしてあり、本編のもやもやに拍車をかけます。
自分で判断しろ、ということでしょうか。

よくいえば、映画そのものが夢をみたときの感覚で録られているかのようで、その曖昧さや煩雑さを狙ったのかもしれない。


こういった類の映画は、僕は個人的にとても好きなので、期待した分、少々残念に思いました。

似ている、というか、そっくりな映画で、『CELL』があります。犯罪者である精神疾患者の夢を介して潜在意識の中へ入り、現実世界で監禁された被害者の居場所を突き止めようとする内容。映像美と人間描写がとても良い作品です。
この映画は昔から大好きなので、やはり『インセプション』はいまひとつの印象になってしまいました。
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