『インセプション』★★★☆☆
夢に入ってアイデアを盗んだり記憶を植え付けるSF映画。
ディカプリオ主演。
設定、脚本、ストーリー展開や場面の切り替えについて、なんとなく詰めが甘く感じた。
そして、最小限の情報でぽんぽん場面が進むため、観客を置き去りにしていく。
雪山のパートがやたら長く感じた。
渡辺謙さんの役は美味しいし、演技も好きです。ただ、何故そこにいるのか、という細かな動機や背景説明がわかりずらく感情移入しにくい。
これは全体に言えることだが、キャラの位置付けや色付けが非常に曖昧で、結局、どういう仕事のどういう役なのかわからずに、役者さんの演技があってもキャラがぼやけて見えてしまい残念でした。
ラストもぼかしてあり、本編のもやもやに拍車をかけます。
自分で判断しろ、ということでしょうか。
よくいえば、映画そのものが夢をみたときの感覚で録られているかのようで、その曖昧さや煩雑さを狙ったのかもしれない。
こういった類の映画は、僕は個人的にとても好きなので、期待した分、少々残念に思いました。
似ている、というか、そっくりな映画で、『CELL』があります。犯罪者である精神疾患者の夢を介して潜在意識の中へ入り、現実世界で監禁された被害者の居場所を突き止めようとする内容。映像美と人間描写がとても良い作品です。
この映画は昔から大好きなので、やはり『インセプション』はいまひとつの印象になってしまいました。
ディカプリオ主演。
設定、脚本、ストーリー展開や場面の切り替えについて、なんとなく詰めが甘く感じた。
そして、最小限の情報でぽんぽん場面が進むため、観客を置き去りにしていく。
雪山のパートがやたら長く感じた。
渡辺謙さんの役は美味しいし、演技も好きです。ただ、何故そこにいるのか、という細かな動機や背景説明がわかりずらく感情移入しにくい。
これは全体に言えることだが、キャラの位置付けや色付けが非常に曖昧で、結局、どういう仕事のどういう役なのかわからずに、役者さんの演技があってもキャラがぼやけて見えてしまい残念でした。
ラストもぼかしてあり、本編のもやもやに拍車をかけます。
自分で判断しろ、ということでしょうか。
よくいえば、映画そのものが夢をみたときの感覚で録られているかのようで、その曖昧さや煩雑さを狙ったのかもしれない。
こういった類の映画は、僕は個人的にとても好きなので、期待した分、少々残念に思いました。
似ている、というか、そっくりな映画で、『CELL』があります。犯罪者である精神疾患者の夢を介して潜在意識の中へ入り、現実世界で監禁された被害者の居場所を突き止めようとする内容。映像美と人間描写がとても良い作品です。
この映画は昔から大好きなので、やはり『インセプション』はいまひとつの印象になってしまいました。