先週は「朝ごはん」の必要性についてお話しましたが、今週もその続きになります。

朝ごはんの大切さはわかっていても、「面倒だな」と思ってしまう方も多いかもしれません。でも、まずは何かをお腹に入れて、出かけることから始めましょう。

とはいえ、甘くて高カロリーな菓子パン1個の朝食を、毎日続けるのは考えものです。朝ごはんで、なるべく摂りたい栄養素についてご紹介したいと思います。

まず1日の活動のはじまりとして、血糖値を上げるための糖質は不可欠です。食品としては、お米やパンなどが代表的です。睡眠中に低下した体温を上げるため、肉や魚、卵、豆類などのたんぱく質も必要です。野菜や果物から、ビタミンやミネラル、食物繊維も摂りましょう。

和食なら、ごはんと具だくさんの味噌汁、納豆など。納豆は、大豆の良質なたんぱく質だけでなく、糖質をエネルギーに変えるときに必要なビタミンB群を多く含んでいます。洋食の献立なら、トーストと野菜たっぷりのスープ、オムレツやフルーツヨーグルトなどはいかがでしょうか。

前日に下ごしらえしておけば、朝の時間に余裕が生まれます。手軽なレトルト食品や、お湯で溶かすだけのスープやお味噌汁を利用するのもいいですね。食欲のないときに、たくさんの量を無理に食べる必要はありません。軽いものを胃に入れるだけでもOKです。朝、空腹を感じるためには、夜遅くにたくさん食べるのは控えましょう。
今回は「朝ごはん」についてです。

あるアンケート結果によると、朝ごはん抜きの理由ベスト5は
1)睡眠時間の方が大切
2)調理や食べるための時間がない
3)朝は食欲がない
4)ダイエットのため
5)食べる習慣がない

だそうです。それに、この時期は寒くて少しでもベッドに居たいと思うものです。
しかし、朝ごはんは体にとって必要なものです。その必要性についてお話したいと思います。

最近は、食育という言葉も聞きますが、朝ごはんを食べない人が増えています。20~30代の平均では、約20%が朝食抜きの生活を送っていて、その多くが1人で食事をしているようです。午前中に集中力がない、イライラする、体がだるいといった共通の症状がみられます。

その原因は、体内の血糖値が低下していることにあります。脳が活動に使えるエネルギー源は「ブドウ糖」だけです。そのブドウ糖は、体内に蓄えられる量に限りがあるうえに、睡眠中にも消費されるため、目覚めたばかりの脳はエネルギー不足です。

実際に、朝ごはんを食べている大学生は、食べない学生に比べて成績がよかったという調査結果もあります。また小学校などでは、朝食を抜きがちな子供の低体温症や、「キレ」やすさなどが問題になっています。

さらに、朝ごはん抜きは生活習慣病にもつながります。朝ごはんを抜くと、昼に食べた食事の栄養がより吸収されやすくなるため、太りやすくなるといわれます。また、食事の回数が減ると、中性脂肪を蓄積しやすい体質になります。これが、動脈硬化をすすませ、高血圧や心臓病を引き起こすのです。

続きは来週にしたいと思います。 
先週に続き、「アンチエイジングにカロリー制限」のお話の続きになります。

老化のメカニズムについては、まだ全てが明らかになっていません。主な説は、生まれたときから遺伝子に組み込まれているとするプログラム説と、フリーラジカル説です。近年、フリーラジカル、特に活性酸素による酸化障害の研究が進み、老化の一因としての活性酸素の作用が注目されています。つまり、活性酸素が細胞や遺伝子などに様々な障害を与え、その結果、老化という現象が生じるのです。

過激な運動をすると、エネルギー代謝の過程で活性酸素の量が増えるという報告があります。また、カロリーを多く摂り過ぎると、それを代謝する際にも活性酸素が多く発生します。

これまでの動物実験では、摂取カロリーを制限すると、長生きすることが証明されています。しかし、人ではカロリー制限食が長寿をもたらすか、実験は出来ません。この点から、今回の観察による研究データは興味深いといえます。

今回の報告では、運動よりカロリーを制限するほうに軍配が上がりましたが、運動が長寿に関係ないということはないと思われます。適度な運動は、ストレス解消、生活習慣病の予防や改善、最近話題のメタボリックシンドロームの予防にも効果的です。今回の研究では欧米型の食事を摂っていたため、運動習慣の効果が、はっきりしなかったのかも知れません。長寿に最適な方法は、バランスの取れた食事を摂り、食べ過ぎを避け、適度な運動をすることです。これがアンチエイジングの王道といえるのではないでしょうか。特に目新しい、お話をご紹介出来ませんが、昔から言われてきた生活の上での心がけが王道でしかないのかもしれません。