脳の活性化は、日常の行動をほんの少し変えるだけで出来るものです。これから2週にわたり8つのトレーニングをご紹介したいと思います。


①携帯電話を左手で操作する

右利きの方なら左手で、左利きの方なら右手で携帯電話を操作してみて下さい。脳の活性化には、指先を積極的に動かすことが大切です。ピアニストや画家が長寿であることと、高度な指先の使い方とは無関係ではありません。携帯電話だけではなく、日常の作業を増やしていきましょう。普段使われない部分の脳が刺激されて活性化します。


②いつもと違う道を通ってみる

通勤やスーパー、よく行くレストランなどへ出かけるとき、いつもと違った道順で行くことにチャレンジしてみましょう。目的地へのルートを試行錯誤して探す中で、普段見過ごしていたビルの看板や建物、標識などを発見するはずです。この作業があなたの視野を広げて脳を刺激します。うまくたどり着くことが出来たら、来た道をもう一度頭の中でたどってみて下さい。このトレーニングは、方向音痴の改善にも役立ちます。


③井戸端会議をしよう

新しいことを覚えたら、人前で話してみましょう。いつもの仲良しの友人ではなく、上司や近所の顔見知りの人など、適度な緊張感をもって話せる人がいいでしょう。話している間に「あれ?どうして?」と新たな疑問点が出てきたり、相手の質問い答えられなかったら、また原点に戻って自分で調べたり覚え直すことが大切です。このプロセスを繰り返すことで、物事を記憶する脳力がアップして、より鮮明に記憶することが出来ます。


④料理や洗い物に積極的にチャレンジ

コンビニのお弁当や外食が多い方は「お家でごはん」の日を増やしてみましょう。まずは一品からで大丈夫です。料理を作るときに、私たちの五感はフル回転します。例えば、素材の煮え加減のチェック(触覚)、味付け(味覚、嗅覚)、鍋がグツグツ煮える音(聴覚)、盛り付け(視覚)と言う具合です。洗い物も、手先を細かく動かす作業のため、脳への良い刺激になります。


 残りの4つのトレーニングについては、また来週ご紹介したいと思います。

 前回のテスト結果で脳の苦手分野が分かりましたか?実は日頃の生活習慣をちょっと見直すことで強化出来るものばかりです。「脳力」をアップさせるのは、あなたの心がけ次第です。


柔軟性:「幸せの感受性」を磨きましょう

 他人への気配りや場の空気を読む・・。そういうことが出来る人は、脳の柔軟性が高い人です。この脳力は、日頃から柔軟な発想をするよう心がけていれば高めることが出来ます。また、他人を思いやったり、共感したりするにも脳の柔軟性が大切です。つまり、脳を柔らかくしておくと、他人に優しくしたり、愛したりすることが無理なく出来るようになります。なぞなぞをしたり、他人や自分をほめたり笑わせたりすることで、脳の柔らかさをキープしましょう。


発想力:「つなげる力」で脳力を底上げ

 経験や知識を積んで、脳に“引き出し”をたくさん作っておくと、意外なときに役にたつものです。それは、ある引き出しが、別の引き出しと互いに結びついて、発想を豊かにするからです。この引き出し同士のつながりを作るのが、脳回路を作るシナプスです。このシナプスを増やして、引き出しを使いこなすネットワークを整えるには、頭の中のイメージを目の前の作業に結びつける工作や料理がおすすめです。出来上がるまでの「つながり」を発見しましょう。


やる気:前向きのベクトルを育てましょう

 ストレスが多いと、新しい脳神経細胞が生まれにくくなります。ところが脳のやる気が高いと、ストレスをあまり感じないとか。つまり夢や目標に集中しているときは、不安やストレスなどの感情が表面化しにくくなるのです。そうはいってもやる気がでない・・。そんなときは、まずやってみることが大切です。作業を始めることで、脳内のストレスホルモンが減り、やる気を出す脳内物質が分泌。脳のやる気スイッチが自然にONになってくれるのです。


運動神経:体と脳の運動で脳の基礎体力をアップ

 脳の運動神経を鍛えるためには、体と脳の両方を鍛える必要があります。「体」を使った運動とは、汗をかくスポーツのことです。体の代謝がよくなり、脳の活動を高めるホルモンが分泌されるのです。次に「頭」を使った運動。これは指先を使って直接脳を刺激する運動で、神経活動を活性化させます。どちらも血流をアップさせるので、脳のすみずみまで酸素を栄養が送られ、脳が活性化します。また、脳内のストレスも減るので、脳回路の成長も高まります。


感動力:脳回路を変える力を生み出しましょう

 喜びや感動は、その刺激によって脳力がアップします。なかでも脳の回路が成長するのは、予期せぬごほうびをもらったときです。その喜びで脳内からたくさんのドーパミンが分泌され、脳の回路を変える力が高まります。だから、何事にも積極的にチャレンジして、日々の感動の種を追い求める姿勢が大切です。かつて感動した映画や小説にもう一度ひたってみたり、新しい趣味を見つけたりして新しい世界に飛び込むことで、感動力はアップします。


 来週は脳を活性化させるトレーニングをご紹介したいと思います。


 今回は現在のあなたの脳の状態をチェックするテストをご紹介します。1つ5点に変換してみて下さい。


柔軟性

□毎日同じことの繰り返しだと感じる

□自分は人を笑わせるタイプではない

□髪型やファッションなど自分のスタイルはあまり変えない

□自分をほめてくれる人が周りにあまりいない


発想力

□「自分のやり方」を貫く、人のアドバイスに耳を貸さないほうだ

□通勤に通る道や電車に乗る位置など、いつも決まっている

□このところ忙しくて読書をしていない

□出来るかどうか不安なことは、やらずに済ませる


やる気

□物事が少しでもうまくいかないと、すくイライラしてしまう

□実は仕事やお金のことで悩みを抱えている

□ちょっとしたことでクヨクヨしてしまう

□「どうせ」「だって」「だけど」など、否定的な言葉が口ぐせ


運動神経

□朝食を抜くことが多い

□階段よりもエスカレーターを選んでしまう

□運動らしい運動を全くしていない

□慢性的な寝不足だ


感動力

□旅行をするより家にいる方が好きだ

□昔に比べて好奇心がなくなってきた

□こことのころあまり笑っていない気がする

□感動の涙を流したのは忘れるほど昔のことだ


合計手で判定

・100~75点 クヨクヨ脳

物事を否定的に考えたり、クヨクヨしたりする癖がついているのかも知れませ。マイナスなことばかりに目を向けていると、やがて脳は「どうせダメだ」と考えるようになります。脳にプラスの刺激を送って悪循環を絶ちましょう。


・70~30点 普通脳

毎日刺激の無い生活を送っていませんか?今のままでは状況は変わりません。脳は退屈な毎日が大嫌いです。自分から積極的に新しいことにチャレンジして、脳に新鮮な刺激を送ってあげましょう。


・25~0点 ハッピー脳

充実した毎日が送れているはず。この調子で行けば、脳の幸せを感じる部分が成長して物事がきっとうまく回り始めるはず。いつも前向きの姿勢で、脳に刺激を送り続けることを忘れないで下さい。


 次回はこのテストで分かった苦手分野の「脳力」アップの方法をご紹介します。