(81)南京虐殺の加害兵士の外傷記憶
「民間人を主とした30万人の虐殺」という中国側の宣伝が合理性に欠けるという反論は多数なされてきました。「虐殺はなかった」という意見も良心に欠けると思います。最近日清戦争に参加した労働者が旅順での虐殺に触れた日記も新書ででました。「南京で消えた数万人の捕虜」が虐殺されたのは間違いなく、長命した当事者がついにテレビの前で告白した場面を見ました。告白直後に当人が自らの心理状態をどう把握したらいいのかとまどっていましたが、加害者としての外傷体験が表面が化石化しながら中身は60年の歳月を越えて生々しさを保っていた例でした。