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デビット・ヘイとクルーザー級

WBAクルーザー級統一タイトルマッチ

バージル・ヒル 対 フィラト・アルスラン


合計17の階級、そして4つの世界タイトル認定団体、おまけに暫定、スーパー王者の存在。誰が何の王者なのかがすっかり分からなくなった現在のボクシングの世界タイトル。


その中でも最もよく分からんタイトルの一つに間違いなく数えられるのがこのWBAクルーザー。現在WBAスーパー王者、WBAレギュラー王者、そしてWBA暫定王者の3人の「世界王者」が存在。ボクシングに詳しくない人だったら何が何だか全く分からない状態。


やっとWBAも少しは整理する気になったのか、今回組まれたのがレギュラー王者と暫定王者のタイトル統一戦。しかし結局はスーパー王者が真の王者。そう考えたらほんと意味のないタイトルマッチだよ。おまけに二人合わせて80歳ってか。ヒルもいいかげん息が長いな。


って話が長くなったけど、今回注目なのがそのスーパー王者。今月10日にモルメクを豪快に倒して、WBA・WBC統一タイトルを獲得したデビット・ヘイ(英)。デビュー当初からホープとして注目されていたけど、途中マイナータイトル戦でポカをして足踏み。その後欧州タイトルを獲得して復活。そして今回ついに世界タイトル奪取と。


まだ27歳。体格、マスク共に良し。そして20勝の内19のノックアウト勝利。万年地味なクルーザー級に新たなスターの誕生を予感させてくれる。


再び繰り返すけど、とにかく地味なクルーザー級。そんなクルーザー級には統一王者がドカッと君臨している方がいい気がするので、ヘイにはまず4団体統一を期待したいところ。WBOには同国人のライバル、エンゾ・マッカリネリが君臨しているし。この両者の対戦はクルーザー級において久々のビッグファイトになるはず。


しかし先日ケスラーを圧倒したジョー・カルザゲといい、このヘイといい、最近の英国勢の勢いは凄いな。


こりゃ、ハットンももしかしたらもしかするかも?


D・ヘイ対J・モルメク


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カーミット・シントロン

11月23日 米国カリフォルニア

IBFウェルター級タイトルマッチ

カーミット・シントロン(プエルトリコ) 対 ジェシー・フェリシアーノ(米国)


今週末のバルガス対マヨルガ戦のアンダーカードに、個人的注目ボクサー、カーミット・シントロンが登場。


このシントロンを初めて映像で見たのが3年前にに行われたWBO暫定王座決定戦。対戦相手のテディー・リードを豪快に沈めたシーンを見て一目惚れ。これは新たな怪物が出てきたな、と。


次戦では当時の正規王者アントニオ・マルガリートと王座統一戦。その頃のマルガリートは今ほど評価が高くはなかったので、もちろんシントロンのKO勝利を予想。しかし蓋を開けてみればマルガリートにことごとく距離を潰され、得意のミドルレンジに持ちこめず5RTKOの惨敗。接近戦と耐久力の弱さを露呈することに。


あまりに完膚なきまでにやられたんで正直この敗戦で完全に潰されたかなと思ったけど、ここから復活。デビット・エストラダとのサバイバルマッチに勝ち残り、そして昨年10月にはマーク・スアレスを6RTKOに仕留め空位のIBFタイトルを獲得。


そしてワルテル・マティセーを相手に迎えた今年7月の初防衛戦。3年前に受けた以上の衝撃を披露してくれることに。マティセーが「死んだ」と一瞬思わせる戦慄のKO劇。この右ストレートには説得力がある。


不安定な要素も多いものの堅にはまれば恐ろしく強い。やっぱり魅力的なボクサーだ。


今回の相手は全米王者みたいだけど、ディメトリアス・ホプキンスに一蹴されているみたいだし問題ないでしょ。また派手なKOシーンが見られそう。


WBA王者がミゲル・コット、WBCにフロイド・メイウェザー、そしてWBOにはポール・ウィリアムス。さらにコンデンターにもリっキー・ハットン、シェーン・モズリー、そしてマルガリートが集っているとまさに世はウェルター級戦国時代。ここでまたシントロンが派手なパフォーマンスを見せれば、自然とこれらの選手との対戦を望む声が出てくるはず。(既にウィリアムスとは内定済み?)


恐らく実力から判断してもシントロンがこのウェルター級ウォーズを勝ち残ることはまずないはず。しかし誰と対戦してもド派手な試合をやってくれるであろうシントロンに今後も注目。


k・シントロン対W・マティセー

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サワー対ホルッケン

アンディ・サワーが凱旋興行


今週末、今年のKー1MAXを圧倒的な強さで制覇したアンディ・サワーが地元オランダで凱旋試合。自身がプロモートするシュートボクシングルールのイベントでメインを務めることに。

最近はピーター・アーツがMAXのオランダ予選をプロモートしたりと現役選手がプロモーターであるイベントが増えてきたような?

良い傾向だと思う。世界各国で開催されるKー1のイベントも増えるし、有名選手がプロモーターだとイベント自体が注目されるし。さながらKー1版オスカー・デ・ラホーヤってとこかな(言い過ぎか)。

話は逸れてしまったけどそのサワーの対戦相手が実力者。

以前の日記に書いたシュナイドミラー同様に今年のヨーロッパ予選を勝ち上がり、7月のMAX開幕戦に初出場を果たした同国人のニッキー・ホルッケン。

開幕戦では当時の王者ブァーカオと対戦。ここは力の差を見せつけられブァーカオのジャブ、前蹴り、ローキックの前に為す術なく完敗。 ただ垣間見せた左ジャブと右ストレートにはキレがあり、先日のアンディ・オロゴン戦でダウンを喫しパンチに対するディフェンスの甘さを再び露呈したサワーには脅威となるはず。

さらにKー1WGP王者セーム・シュルトを始めステファン・レコ、ハリット・ディファウストを擁し勢いにのるゴールデン・グローリー所属ということで、MAX参戦の経験を生かし、開幕戦以降さらに成長していることも期待出来る。実際に直近の試合ではWBCムエタイ・ミドル級王者のランソンクラームにも勝ってるみたいだし。


それにMAXの決勝トーナメントが終わったばかりというのに、先日のオロゴン戦そして今回のホルッケン戦と連戦となるサワーの精神的、肉体的コンディションも当然気になるところ。

そう考えるとサワー有利は間違いないところだけど番狂わせの可能性がないわけではない。

ここでホルッケンが番狂わせを起こせば一気に来年のMAXの主役の一人に踊り出るだけに、MAXマンネリ化打破の為にも個人的にはホルッケンに期待したいところ。


ブァーカオ・P・P 対 N・ホルッケン


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バルガス対マヨルガ

フェルナンド・バルガス(米) 対 リカルド・マヨルガ(ニカラグア)

今週末の注目試合はこれ!

といっても個人的にはたいして注目でもない。けどアメリカ人が喜びそうなカードだ。

両者の共通項は共にやんちゃキャラでピークをすでに過ぎてしまってるってとこ。おまけにデ・ラホーヤ、トリニダードに完膚なきまでに叩きのめされてるのまで一緒。

アメリカ人はほんと巧いマッチメイクをするな。

でもどちらが勝っても今後の展開が大きく期待できるわけではないし、所詮は打ち上げ花火的なカードという感は否めない。今回の対戦はスーパーミドル級のウェイトで行われるらしいけど、じゃあ勝者とスーパーミドル級王者のジョー・カルザゲとの試合を見たいかっていうとそうでもないもん。

しかしまぁ、打ち合い上等の両者の対戦。試合自体は期待を裏切らない激しいものになるでしょ。ってこんな時に限って、どちからか一方が空気を読まずアウトボクシングに徹するなんてこともあるんだけど(笑)

しかしバルガスは強い上に試合は面白い、しかもマスクも良くてキャラは立っているとスーパースターになる素質は十分だっけど同じ時代にいた相手が悪すぎたな。

デニス・シュナイドミラー

今年6月にKー1MAXに初参戦したデニス・シュナイドミラー(ドイツ)。

日本王者・佐藤嘉洋 と対戦するも完敗し開幕戦で消えることに。しかしその後も地元のリングを中心に精力的にキャリアを積んでる様子で。いつも拝読している
Kー1BAR様 によると先日18日にオランダで開催された4人制トーナメントを制したとか。

このシュナイドラー、今年3月にK-1東ヨーロッパ予選を勝ち抜き、さらに9月にはドイツで開催されたトーナメントも制しており、今回の優勝でなんとトーナメント3勝目。あらゆるタイプの選手と1日に2~3試合を行わなければならないトーナメントを3回連続で勝つというのは実力が安定している証拠。

ローのディフェンスが甘く身長170センチのシュナイドミラーにとって184センチの佐藤は明らかに相性が悪すぎた。まだ22歳だし、あの試合だけで実力を判断するのは早急というもの。FEGにはこういう選手を一度結果が出せなかっただけで切るんじゃなくて大事に育ててもらいたいところ。

マイク・ザンビディスとの対戦とか体格的にもスタイル的にも噛み合いそう。


佐藤嘉洋対デニス・シュナイドミラー