忘れないうちに聴いた作品の事を。

 

 

シリーズものですね。

消費者金融介護ヘルパー交通誘導員に続いての4作目になります。

元々教師だった著者が子供のころから思い描いていた乗り物の運転手を志すと言ったお話で。

年齢や収入なんかを考慮するとバスドライバーが最適とのことで選んだ道です。

 

一人娘がいる中で収入減となるこの道を選んだ著者。

仕事自体は楽しかったようですが、どんな世界にもあるんでしょうが人間関係に悩まされたようで。

あんまり関係ないような気もしてたんですが、乗客からのタレコミもあればカメラで随時監視されているような環境でそれで指摘を受けるのであれば嫌でも会社内の人間関係が生まれるわけで。

 

最終的には疾病でバスドライバーを辞めることになってしまいます。

ちょっと可哀そうですが、人命を預かる仕事ですから仕方ないですかね。

 

 

その道では有名な著者のようでメディアにもよく登場する方のようです。

警察といえど清廉潔白なんて求めていませんが、まあいろんな方がいるようで。

血気盛んな人が多いそうですから一歩間違えばね。

 

自衛隊なんかもそうですが、僕は階級社会にちょっと興味があり。

こういう世界に属していたらどこまで出世できたのかなって。

同期に優秀なのがゴロゴロ居て、40代くらいではもう先が見えてきてしまうんでしょうか。

 

ふと思ったのですが、警察のキャリア組は国家公務員試験合格者である必要があるのか?ということ。

東大法学部に進んで財務省とか外務省に行こうと思っていたけど同期との力関係を考えて警察庁に行こうとなっている人もいるんじゃないかと思い。

それならば自衛隊の防衛大学の様に警察大学校を4年生大学にして幹部を育成した方がいいんじゃないかなあと。

であれば警察官として国を守りたいと強く願う優秀な人材が4年間みっちり学ぶという体制の方が良くないですか?

 

あと警察組織においては鹿児島県人の力が大きいというのも面白いなあと。

初代大警視の川路利良が薩摩人であることが理由みたいです。

実質的な上司の大久保利通と合わせて鹿児島県では西郷隆盛を追い落とした人物として人気が無いとの認識ですが、警察関係者においてはそんなことないのでしょうか?

 

 

上述のシリーズものですね。

内容的にはもちろん介護ヘルパーに近いわけですが、役割分担はやはり違っていてより責任の重い職種になります。

介護ヘルパーの著者は子供が二人揃って障碍者というなかなかヘビーな環境でしたが、本作の著者は自己診断ながら発達障害・学習障害がある方だそうで。

そういう人が集まりやすい職種なんでしょうか?

所謂社会的弱者の心情を慮ることができるという意味では適任なのかもしれませんが。

結局どこでもそういうことなのかもしれませんが、ここでも人間関係に悩まされながらもこの仕事自体は天職のようで転職を繰り返しながらタイトル通り68才になっても働き続けているみたいです。

 

少し気になったのは起こってしまったトラブルを考えるあまりその後の介護対象者のことをおろそかにしてしまっているような描写。

話が全く耳に入らない・・・的なことが書かれていたと思います。

マルチタスクができない発達障害特有の問題なのかもしれませんけど、ちょっとまずいなと思いましたね。

 

オーディブルは過去に聴いた作品からおすすめを提示してくるのだと思いますけど、どういうわけか仕事に関するものが続いていますね。

自分はこれから無職になるんですからそんなの気にしなくていいのにね。

不思議なものです。